ハワイでは、5月1日が「レイデー（レイの日）」とされています。この日、日本への義援金を募るチャリティ・イベント「レイデー・フォー・ジャパン」が、アロハタワー・マーケットプレイスで行われました。

　ハワイアン航空が主催のこのイベント、参加チケットは1500枚以上売れたそう。華やかな装いの参加者で賑わう会場に、編集長リツコさんと張り切って行ってまいりました！

　会場にはおいしそうな香りがいっぱい。みんな好きなだけお料理をとって、ハワイアン・ミュージックのライブを贅沢に楽しみます。ハワイアン航空のフライトアテンダントたちがウエイターになるという、すてきなサービスもありました。

　お料理は、ハワイアン航空の機内食をプロデュースしているチャイズ・アイランド・ビストロのチャイさんをはじめ、アラン・ウォンズ、ロイズ、シェフ・マブロなどの有名レストラン約３０店からシェフたちが集結し、彩り豊かに振る舞われました。そしてこの日出されたワインは、マスター・ソムリエのチャック・フルヤさんがセレクトされたもの。豪華です。チャイさんにお会いできたので、リツコさんと記念に写真を撮らせていただきました！

　ミッシェルズ・アット・ザ・コロニー・サーフからのお料理は、新鮮なマグロとやわらかい仔牛肉、トマトにホワイトワイン、ペストやレモンで味付けされたお料理「Vitello Tonnato（仔牛肉のツナソースかけ）」。おいし〜い…いつくでも食べられそうです。

　アラン・ウォンズのブースでは、アリス・イノウエさんがお手伝いされていました。こちらはやわらかいプリンにイクラやマグロなどのシーフードとスペシャルソースのせられていて、なんとも繊細で上品…これも絶品！

　ライブ・ミュージックはというと、幕開けはケアリー・レイシェルさんの演奏です！ハワイだけでなくアメリカ本土でも話題の彼の音楽は、公演にスピーディー・ワンダーが訪れたり、セリーヌ・ディオンのコンサートにゲストとして出演したりするほどの実力。夕日に染まる空がステージのバックに見えて、ロマンチックな歌声にみんなうっとり聞き入ります。

　続いて、元ミス・アロハ・フラのナタリー・アイ・カマウウさんがゴージャスな歌声を響かせます。日本には何度も訪れたことがあり思い入れがあるそうで、「復興にはもちろん時間がかかります…。でもみんなの力を合わせて、茶色い風景がまた緑濃くなるまで、共に頑張りましょう。」というメッセージがとても温かく感じられました。

　ジェイク・シマブクロさんは日本に行ってチャリティ・コンサートを開いたばかり。ハワイに帰ってきて早々の出演となりました。震災直後のホノルルフェスティバルでもチャリティ・コンサートを開催し、義援金を募りました。日本のために頑張っている彼の想いが、ウクレレの音色に重なって伝わるよう…。パフォーマンスの最後には、なんとお母様もステージへ上がって親子の共演となりました。

　ハワイアン航空のCEO、マーク・ダンカリーさんから「様々な人たちの協力でこのイベント開催が実現してうれしい」とご挨拶もありました。ハワイアン航空は震災後も、予定通りにホノルル〜関西国際空港の定期便を運行しますね。運行開始は7月13日。ハワイと日本の絆に感謝でいっぱいです。

　イベントの最後は、パトリック・マクアカネとサンフランシスコのハラウ（フラ・スクール）、ナ・レイ・フル・イ・カ・ヴェイウの共演で締めくくられました。ハワイアンの伝統的な音楽と、夜の光に包まれてとてもきれい…。拍手喝采で、会場からは「ハナホウ（アンコール）」の声が止まりませんでした。

　このイベントで集まった200,000ドル以上の義援金は、日本赤十字へ寄付されます。このお金と一緒に、どうか、ハワイの人たちの想いが日本まで届きますように。