先日、主催者であるロイ・サクマさん＆キャシーさんご夫婦にもお話をお聞きしましたが、とにかく今年で42回目を迎えるという歴史あるイベント。ウクレレを愛する人々が世界中から集まって、真っ青な空の下、すてきな音色を響かせてくれます。今年はハワイはもちろん、日本、アメリカ本土、オーストラリア、フランス、ニュージーランド、タイ、台湾、韓国などから数多くのウクレレミュージシャンが参加して、大きく盛り上がりました！

　日本からは、ケイキ・ウクレレ・オブ・ジャパンのメンバーが4人参加。サザンオールスターズのベーシストでありウクレレ奏者である関口和之さんとともに登場したウクレレキッズ（まことくん、ありさちゃん、今井かづきくん＆なおとくん兄弟）は、そのすばらしい演奏で会場から大きな拍手を集めていました！

　そして、ドリフターズの高木ブーさんも参戦。舞台の上ですばらしい演奏と歌声を披露されました。正直、「ドリフのブーさん」としてしか存じ上げなかった私、その演奏に感動してしまいました。格好よかったです…。舞台袖では、ウクレレの神様と言われるオオタサンと記念撮影なども。

 すごい2ショットに、写真を撮らせていただいた私も緊張気味（笑）。こんな光景が見られるのも、ハワイのウクレレ・フェスティバルならでは、ですよね！会場では、各アーティストのサイン会も行われていました。また、ウクレレ・レッスンやフードブースなどのテントも多数でていて、子どもから大人まで1日ゆっくり楽しめるようになっているのも、このイベントの魅力です。

　その後もバンドスタンドでは、ハーブ・オオタ・ジュニアさん＆ジョン・ヤマサトさんのステージ、オオタサン＆ナンド・スワンさんの演奏と豪華でやさしいパフォーマンスが続きます。ハワイの空にはウクレレの音色が本当に似合います。ジュニアさんたちの演奏時には、突然ステージ前で踊りだすカップルも出現！あまりに自由なその光景に、会場からも拍手が（笑）。ああ、なんてオープンな雰囲気！

　日本でも大人気のファミリーバンド、マノアDNAの3人が、ロイ・サクマさんのもとでウクレレを学ぶ大勢の子どもたちと一緒に演奏を披露する場面もあり、本当に温かくて楽しい時間が続きます。ウクレレ・フェスティバルには、ハワイでウクレレを習っている子どもたちの晴れ舞台でもあります。800人以上のスクール生が、おそろいのTシャツを着て一生懸命演奏する姿は、毎年のことながら感動的。小さな子どもたちが真剣にウクレレを抱えている様子に、思わず涙ぐみそうになってしまいました。

　演奏と演奏の間には、各ブランドから寄付されたウクレレが出演者に当たる抽選会も行われていました。コアロハやカマカなど、憧れのウクレレをゲットして喜ぶ子どもたちの笑顔、最高でした！

　さらに、今年の特別ゲストとして登場したのがジェームス・イングラムさん。グラミー賞受賞、オスカー賞ノミネートの人気アーティストです。ロイ・サクマ夫妻と親交が深く、ウクレレフェスティバルのサポーターでもあるジェームス・イングラムは、ウクレレフェスティバル6回目となる特別出演を果たしたのですが、その迫力の歌声には集まった観客も感動しきり。ロコキッズとセッションしたり、サイン会を行ったり、大スターのアロハ・スピリットをみんなが感じるひと時でした…。

　各国から集まったアーティストの演奏が続き、最後の参加者として現れたのはタイから参加したシント・ナムチョクスさん。結婚したばかりのシントさん、奥様へ捧げるラブソングを少し恥ずかしそうに、でも嬉しそうに披露していました！タイでのウクレレ人気の火付け役とも言われている彼の演奏は、ロコの心もとらえていましたよ。

　イベントの最後には、そんなシントさん、ジェームス・イングラムさん、ロイ・サクマさんらがステージに集まり、みんなで「ハワイ・アロハ」を演奏。舞台の上でも、観客席も、みんなが手をつなぎ、ウクレレの楽しさやすばらしさを実感しながら笑顔で歌います。ウクレレの祭典、ウクレレ・フェスティバルは、今年もすばらしい1日となりました。この、平和で温かいイベントが、これからもずっと続きますように。そして、また来年も、このカピオラニ公園のバンドスタンドで、数多くの笑顔に出会えますように…。ウクレレ、最高！ハワイ、最高っ！！

　★ウクレレ・フェスティバル2012の写真はアロハストリートのFacebookでチェック！⇛