ウクレレ・ピクニック、後半のレポートです。素晴らしいアーティストさんが23組も登場するという贅沢なイベント、午後も大きく盛り上がりましたよ〜！

　日本とハワイで活躍されている岡田央さんも、すてきなパフォーマンスを見せてくれました。華やかなフラも、気持ち良い青空の下で披露されていましたよ。さらに、ドクター・トレイ＆ジョニー・ヘルムの演奏、カレイ・ガミアオの激しいウクレレと、ピクニックの盛り上がりはさらに加速していきます。

　ナ･ホク・ハノハノ賞受賞の人気グループカペナや、ハワイで人気、実力ともに絶大のアーティストとして大きな支持を得ている「ハワイのハミング・バード」とも呼ばれるナタリー・アイ・カマウウの美しい歌声がカカアコの丘に響き渡ります。

　日本を代表するウクレレプレイヤー、IWAOさんの温かい音色も、やっぱりハワイの雰囲気にぴったり。心地良いウクレレに癒されます…。

　そして、日本でもハワイでも大人気のファミリー・バンド、マノアDNAが登場！ ダッド、ニック、アレックスの絶妙なハーモニーは最高です。芝生に座ってゆったり楽しむお客さんの笑顔も印象的でした。

　続いて登場したのは、このイベントの主宰でもある関口和之さん率いる「関口バンド」。関口さんの最新アルバム「ウクレレ・キャラバン」にも参加されている、分山貴美子さんの口笛、モンゴル800キヨサクさんの甘い歌声、そしてつじあやのさんの軽やかなウクレレ＆ボーカルなどが相まって、なんとも楽しいステージとなりました。1曲めはサザン・オールスターズのYaYa（あの時を忘れない）のカバー。これだけで、私たちはノックアウトです。関口バンドは全5曲を演奏。気持ち良い時間を、参加したみんなで一緒に過ごしました。

　イベントの途中では何度か抽選会もあり、参加者にウクレレが当たるチャンスがありました。幸運にも当選した人たちは、うれしそうに高級ウクレレを手にしていましたよ。こういう楽しみがあるのも、ウクレレ・ピクニックの醍醐味ですね。ちなみに、午後のMCはスタジオ・リムのレイコさんが担当。軽快なトークで会場を盛り上げ、相変わらず絶好調でした！

　そして...！ イベントも終盤に差し掛かると、満を持してBEGINの登場です。じつはBEGINのみなさんは、当日朝からずーっと楽屋テントでウクレレ・ピクニックの様子を見ていらっしゃいました。ハワイでのウクレレの祭典を、自分たちも心ゆくまで楽しんでいる様子だった3人、もちろんご自分たちの出番となれば、さらにテンションが上がります。

 「ハワイは僕たちの故郷、沖縄の大先輩であり恩人だと思っている。そのハワイに恩返しする気持ちで演奏したいです」と温かい演奏を披露。海の唄、ウルマメロディ、三線の花と続き、オジー自慢のオリオンビールではみんなで大盛り上がり。沖縄のダンス、カチャーシーをウクレレ・ピクニックのスペシャルバージョンで踊ったりして、本当に楽しい時間が過ぎていきました。島人ぬ宝では、琉球国祭太鼓と共演。迫力のステージを見せてくれました。

　ハナホウ（アンコール）では「涙そうそう」を、3人が心から尊敬するウクレレの神様、オオタサンと一緒に演奏するというサプライズも。カヴェナ、マリアの2人の美しいフラダンサーも参加して、華やかで温かいすてきなステージでした。

　ウクレレ・ピクニックのラストを飾ったのは、そのウクレレの神様オオタサンです。パートナーのナンド・スアンさんとの息のあった演奏プラス、日本語＆英語でのジョークを交えたトークが最高！

　この頃にはちょうど夕陽が沈みかけて、美しいサンセットの中、やさしいウクレレの音色が響き渡ります。
        

　イベントの最後は、アーティストのみなさんがステージに上り、みんなで「ハワイ・アロハ」を大合唱です。毎年恒例となったこの最後の1曲は、みんなが隣の人と手をつないで歌い、感謝し合い喜びをわかちあう曲。今年も感動のフィナーレを迎えて、楽しかったウクレレ三昧の一日が暮れていったのでした。

　今年で5回目を迎えた、ウクレレ・ピクニック・イン・ハワイ。数々のブースも出ていて、美味しいローカルフードやウクレレ、Tシャツの販売などバラエティ豊かな楽しみ方が提供されていました。芝生の上に敷物を敷き、思い思いの格好でウクレレの音に浸る贅沢な時間は、やっぱり最高です。来年もぜひ、このすてきな早春のイベントを楽しみにしたいと思います！

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