豪華ゲストが大集合のウクレレ・ピクニック
第6回を迎えたウクレレ・ピクニック・イン・ハワイ。前日に行われたナ・ホクの受賞者も多数駆けつけた、豪華でアロハなウクレレサンデーの様子をレポート!
公開日:2014.06.02
更新日:2017.06.14
5月25日(日)に、ウクレレ・ピクニック・イン・ハワイ2014が開催されました。カカアコ・ウォーターフロント・パークの小高い丘の上に設置されたステージで、ハワイ、日本をはじめ世界中から参加する数多くのアーティストがウクレレを演奏する、楽しいイベント。今回は第6回めを迎えました。これまで毎年2月に行われてきたイベントですが、ことしは5月の開催となりさらにスケールアップ! その様子をレポートしますね。
★当日の写真はアロハストリート・公式フェイスブックでもご覧いただけます。
ウクレレ・ピクニック・イン・ハワイの主宰(エグゼクティブ・プロデューサー)といえば、サザンオールスターズのメンバーであり、ウクレレ・アーティストの関口和之さん。毎年、このイベントのために大活躍されています。MCのトモさんと一緒にハイ・チーズ。
朝から始まったイベント、午前中はハワイらしさ満点のいいお天気となりました。日本から来た岡田央さん、名渡山遼さんらをはじめ、中国やタイから参加のウクレレプレイヤーもステージにあがり、個性あふれる演奏を聴かせてくれます。グリーンのコスチュームが鮮やかなJazzoomCafeが、ポエポエのキャラクターである「のほほん君」と一緒に現れると、会場の雰囲気もいっそう和やかになっていました。
毎年演奏を披露してくれるのは、ジョディ・カミサトが主宰を務める「ウクレレ・ハレ」の生徒のみなさん。一生懸命なその姿に、観客席からも大きな拍手が沸き起こります。
L&Lドライブ・イン提供による、スパムむすび&ラーメンバーガーの早食い競争などもあり、さらに盛り上がったところで、ステージの上もますます豪華に。ナ・ホク・ハノハノ・アワードの立役者でもあるパリが率いるパリ・バンドは、迫力満点のステージで客席を魅了します。
カマカ・フェルナンデスの美しいファルセットにあわせて、華やかなフラが披露されたり、ナタリー・アイ・カマウウが登場したり。とにかくすごいメンバーが次々と現れ、間近でパフォーマンスを魅せてくれるので客席全体も自然とテンションが高くなります。
イベント前夜のナ・ホク・ハノハノ・アワードで最優秀ウクレレ・アルバム賞を受賞した、ハーブ・オータ・ジュニアさんもジョン・ヤマサトさんとともにステージへ。同じくナ・ホクでインストゥルメンタル作曲賞を一緒に受賞したデイビッド・カマカヒ氏も急遽ステージに上がって3人で素晴らしい演奏を聴かせてくれました。3人とも、息がぴったりでとっても楽しそう! この雰囲気が、ウクレレ・ピクニックならでは…ですよね。
この後は、当日までシークレットにされていたスペシャルゲストの登場です。まずは、今年のナ・ホク・ハノハノ・アワードで最優秀EP賞を受賞したワイプナの3人!
さらに、最優秀シングル賞、最優秀アルバム賞、最優秀男性ボーカリスト賞の3冠を達成した、マーク・ヤマナカも。すばらしい歌声でオーバー・ザ・レインボーなどを聴かせてくれました。その澄んだファルセットに、思わず感動…。ハワイの音楽って、やっぱりいいですよね。
午後に入って、何度か雨が降ったりやんだりを繰り返した日曜日ですが、傘をさしてでも見ていたい!と思う贅沢なライブが続きます。関口和之さん率いる関口バンドでは、口笛世界チャンピオンの分山貴美子さんや、アロハストリートにも遊びに来てくれたウクレレミュージシャンのつじあやのさん、さらに幻のウクレレ・エルヴィスも一緒になってパフォーマンス!こんなステージが観られるのも、ウクレレ・ピクニックの醍醐味です。それにしても、エルヴィスのゴールドスーツ、たまりません…(笑)。
だんだん日が暮れかけてきた頃に現れたのは、ウクレレの妖精タイマネ・ガードナー。怪しいほど美しく、そして凛としたタイマネの演奏は、やっぱり圧巻です。カレイ・ガミアオ、クリス・フチガミと3人で行ったパフォーマンスは、若きウクレレアーティストの熱いエネルギーがあふれんばかりのパワフルなものでした。
最後は毎年恒例、みんなで一緒に演奏するハワイ・アロハで締めくくり。強くなってきた雨の中、みんなで手を取り合って歌うハワイ・アロハは、いつもジーンと心に染みます。全員がお互いに感謝しあい、健闘を讃えあって、第6回のウクレレ・ピクニック・イン・ハワイは幕を閉じました。
ウクレレの音色が一日中響き渡るハワイらしさ満点のイベントは、きっとまた来年も、この丘の上で行われることでしょう。気持ちいい芝生の上で子どもから大人までゆっくり楽しめる、アロハ・スピリットいっぱいのイベント。入場無料というのもうれしい! 皆さんも、ぜひ参加してみてはいかがですか。
●「2014ウクレレ・ミュージアム・ファンドレイジング・コンサート」の様子はこちら>>
●「2014インターナショナル・ウクレレ・コンテスト&フラショー」の様子はこちら>>
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