ハワイの夏空にウクレレが響く贅沢フェスへ
カピオラニ公園で第45回ウクレレ・フェスティバル開催。ハワイはもちろん世界中から集ったミュージシャンの豪華な演奏をゆっくり楽しめる極上イベント!
公開日:2015.07.25
更新日:2017.06.14
アロハ!リツコです。
7月19日(日)、晴天のカピオラニ公園で第45回ウクレレ・フェスティバルが開催されました。ハワイの夏の風物詩とも言えるこのイベント。ハワイを代表する豪華ウクレレ・アーティストをはじめ、世界中のウクレレ奏者が大集合。また、ハワイでウクレレを習う子どもたちもステージにあがり演奏を披露します。
「ロイ・サクマ・ウクレレスタジオ」を運営するロイ・サクマさんとキャシーさんご夫妻が、「ウクレレ文化を通じて笑顔と愛と夢を共有する」という思いで1971年にスタートしたウクレレ・フェスティバル。45回めを迎える今年も、本当に多くのアーティストの方々が参加されました。そして、会場のあちこちや舞台裏などで数えきれないほどのボランティアのみなさんがイベントを支えている姿が印象的でした。
朝から始まったイベント、お昼過ぎにはハーブ・オオタ・ジュニアがブライアン・トレンティーノ、ハレハク・シーブリーと一緒にステージへ。ハワイの風にぴったりの、心地良い演奏を聴かせてくれました。7月30日〜8月6日には、また日本でのツアーも待っているというジュニアさん。ハワイでも日本でも大人気ですね!
息子さんの後にはお父さんも登場!つい先日ジャパン・ツアーから戻ったばかりの神様・オータサンがステージにあがります。ジャパン・ツアーはソロで演奏していたオータサンですが、ハワイではギターのナンド・スアンさんとともに演奏。ユーモアを交えつつ、独特のオータサン奏法を披露していました。渋くてとってもカッコ良かったです。
15:00頃、ウクレレ・フェスティバル・バンドと一緒に貫禄たっぷりに登場したのが、ハワイの巨星ウィリーKです。ナ・ホク・ハノハノ・アワードを何度も受賞する大御所は、迫力満点のウクレレと歌声で会場全体を魅了。ハワイアンからロック、さらにカンツォーネ(オ・ソレ・ミオ!)まで驚きのバリエーションを演奏し、それまでベンチや芝生に座っていた観客のみなさんが総立ちになって踊る場面も!ハワイはもちろん、アメリカ全土でも高い人気を誇るウィリーKのステージ、すごかったです!
ウクレレフェスティバルには、アメリカ本土、イタリア、イスラエル、タイ、台湾、韓国など様々な国からミュージシャンが集まっていたのですが、もちろん日本からも多くの人々が参加しています。こちらは、もうすっかりおなじみとなったヤマハ・ミュージックスクール・オブ・ウクレレのみなさん。ウクレレ、歌、そしてフラを華やかに披露していました〜。最後に演奏した「さくらさくら」では、日本とハワイの文化が融合したすてきなパフォーマンスに、観客席はもちろんロイ・サクマさんも大きな大きな拍手を送っていました。
イベントも大詰め。ここでジェイク・シマブクロの登場です。恩師であるロイ氏への感謝と敬意を込めて、スケジュールが合う限り毎年のようにこのイベントに参加しているジェイク。新しくリリースされるアルバムから「アイル・ビー・ゼア」のカバーを披露すると客席からは感動の声があがります。そしてステージにはジョン・ヤマサト、ロパカ・コロンが...。昨年末のフレンズコンサートで一夜限りの再結成を果たした幻のバンド、Pure Heartの演奏が始まりました!これにはロイさんやMCのダニー・カレイキニ氏も大盛り上がり。2015年夏、真っ青な空の下でPure Heartの生演奏が聴けるなんて、なんとラッキーな!
昨年に続き、大トリは日本から登場のフラリーパッド。お昼すぎに会場内にあるテントステージでもパフォーマンスをした彼ら、ハワイでの人気もどんどん上昇してローカルのファンもたくさんいるんです。ステージ狭しと飛び跳ねながら、最後まで元気いっぱいな演奏でウクレレ三昧の一日をハッピーに締めくくりました。
入場無料で出入り自由、ゆったり流れる時間がウクレレ・フェスティバルの魅力。芝生にシートを敷いたり簡易テントをたてたりして、ピクニック気分で楽しむファミリーも多く見られました。CDやイベントTシャツの販売テントやウクレレブランドのブースも出展。また、シェイブアイスやスムージー、ランチなどのフードブースもあるので、思い思いに堪能できます。
ハワイの夏をウクレレの音色とともに過ごすアロハいっぱいな一日、来年の夏はぜひみなさんも参加してみてはいかがですか?
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