今回はその第三弾として、被災地から22人の子どもたちが招待されました。日本から彼らを引率してくれていたのが「みやぎびっきの会」のみなさん。代表であるさとう宗幸さんらの記者会見に参加してきました。
プロジェクトの一環で行われたハワイ・コンベンション・センターでのチャリティコンサートの直前に行われた会見。さとう宗幸氏(写真左から2番目)、ハワイ観光局(HTA)のCEOマイク・マッカートニー氏(左)、そしてレインボー・フォー・ジャパン・キッズ委員会のJALホノルル支店長、大久保良一氏(右)、ハワイシニアライフ協会会長の坂井諒三氏(右から2番目)らが登場し、日本とハワイの絆について、レインボー・フォー・ジャパン・キッズの活動の意義について、などのお話をされました。
「将来を担う子どもたちは宝物。小さな事かもしれませんが、アロハスピリットをシェアすることでこれからも日本の子どもたちを応援し続けていきます」とマイクさん。また大久保さんは「金銭的な支援だけでなく、子どもたちにハワイのアロハを感じてもらって、それが将来の力になれば…。3年にわたって10回のプロジェクト実施が目標です」と語っていました。
さとうさんは、実際の体験談から「物資の支援はもちろんだけれど、今は心の支援もとても大切だと思っています。震災で大きな心の傷を負った子どもたちをサポートしていくために、このプロジェクトは本当にすばらしいと思っています。こうして迎えいれてくださるハワイのみなさんに、言い尽くせない感謝の気持ちでいっぱいです」とお話されました。時々目をうるませながら淡々と語るその姿に、取材していた私たちの心にも熱いものがこみ上げてきました。
第一回、第二回のプロジェクトでハワイへ来た子どもたちが、みんな口にした言葉は「夢はひとつじゃなくっていいんですね」というものだったそう。目の前の現実に「復興すること」以外の個々の夢や希望を持つ事自体を諦めかけていた子どもたちが、ハワイでの生活を経て「いろいろ夢を持っていいんだ、がんばっていいんだ」と思ってくれたのが何よりうれしい…と、プロジェクト委員会のスタジオ・リムのレイコさんも言っていました。
そうだよね。子どもたちには、数えきれないくらいの夢を持って、はちきれそうな笑顔でこれからも前に向かっていって欲しい…。私自身、自分にできることをちゃんと続けていこうと、気持ちを新たにしました。ちなみに、レインボー・フォー・ジャパン・キッズ第四弾の子どもたちは、2012年7月にハワイへやって来る予定だそうです。みんな、待ってますよ〜〜〜!
このあと行われたRainbow for Japan Kidsチャリティコンサートも、ほんとうに素晴らしいものでした。それにしてもさとうさん、すごくやさしくて温かい方でした。御年63歳なのだそうですが、ダンディですてき。これからも応援しますねー。
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