アロハ！ユカリンです。
　以前ワイキキでよく見かけていた黄色い車体の不思議な乗り物「ダック」に興味津々だった私。この度、うれしいことに乗るチャンスが到来しました！　さて、第2次世界大戦時1942年にアメリカ軍が開発した、水陸両用というダック号の乗り心地は果たして...？

　じゃじゃーん。この一見船のように見えるダック号は、戦時中迅速に物資を上陸させる為に開発した特殊車両、通称ダック。どうしてダックなの？と思ったあなた。はい、お教えしましょう（笑）。それは、この特殊車両のコードネームDUKWからきているのです。"D"は1942年型、"U"は水陸両用、"K"は全車輪駆動、"W"4は後輪を意味するのだそう。しかも、水の上を時速15キロで進み一般道なら時速60キロで走行可能なのです。すごいですねー！

　今回はケエヒラグーンで行われたダック号のお披露目試乗会とワイキキ水族館で開催されたダックツアー・オープニングパーティにて水陸両方の試乗体験をしてきましたよ。まずは、水上での試乗から！

　ダック号に乗りこんで初めて行ったのは「ケエヒラグーン」という場所。そこで私が見たものは...、海に浮かぶ小さな島に建つ住宅です。実はここ、昔からハワイアンの人たちが暮らす場所で「モカウエア島」というんだそうです。住人たちは漁業（養魚）をで生活をしているのだそう。驚いたことにこの島、住宅の家賃が1年でたったの1ドルなんですって！ 島には電気が通っていないということでしたが、この物価の高いハワイでそんな場所があったなんて。これには本当にビックリです。

　ダックツアーでは、ガイドのマサミさんがこんな風にハワイの歴史や豆知識をいろいろとお話してくれるんです。ただドライブを楽しむだけでなく、ハワイについて学べるのも魅力のひとつですね。

　ケエヒラグーンでの試乗会を終えて、私たちは一路ダックツアーズのオフィスがあるダウンタウンへと向かいました。オフィスの敷地内には、こんなかわいらしいダックのペイントが施された車両や、改造前の状態のトラックなどがずらりと並んでいて、一同興味津々。

　このトラックがダックツアーで使用する水陸両用車の基の姿。第2次世界大戦時は、男性が兵士として船上へ行っていたため、女性が改造車両を作っていたんだそうです。すごいですよね！

　そして、こちらの写真はワイキキ水族館で行われたオープニング・パーティの時に体験した陸上のドライブ。アラワイ大通り＆ワイキキの目貫通りカラカウア大通りを颯爽と走り抜けるダック号。見た目の珍しさからダック号はどこでも注目の的です。気になる乗り心地はというと、座席のクッションがほどよく柔らかくて、快適！ しかもオープン車両なので、風が気持ちいい～♪ここでもガイドのマサミさんが、ワイキキに関する豆知識やハワイの歴史を話してくれるので、あっという間に時間が過ぎてしまいました。もっと乗っていたかったな（笑）。

　ダックツアーと言えば、このアヒルの鳴き声の音がする「ダックホイッスル」を忘れてはいけません。ツアーに参加した人は、このホイッスルを受け取ってグワーグワーと鳴らすのがお約束（笑）。編集部からオープニング・パーティに参加したメンバーもこの通り。

　パーティでは、ハワイのグラミー賞「ハノハノ・アワード2012」で、女性ヴォーカリスト・オブ・ザ・イヤーを受賞したナタリー・アイ・カマウウさんによるライブショーや、ハワイでのお祝いごとには欠かせないライオンダンスなどが披露され会場は大盛り上がり。カパフルにあるレストラン「コーナー・キッチン」のお料理もおいしかったですよ。

　「ゴールデンウィーク（4月27日～5月6日）中は、すべてのダックツアーが25％オフで楽しめます。みなさんもぜひ陸＆海を一度に楽しめるダックツアーに参加してくださいね！」とスタッフのみなさん。次のハワイ旅行では、出来たてホヤホヤ、新たにスタートしたダックツアーズで今までとはちょっぴり違ったハワイ体験をしてみませんか？