アロハ!ユカリンです。
ハワイアンジュエリーと言えば、ハワイを代表する伝統工芸のひとつ。誕生したのは19世紀、イギリス王室と親交の深かったハワイ王朝最後の女王リリウオカラニが、当時イギリスの女王だったヴィクトリアが夫であるアルバート王子が亡くなった後、喪服で過ごしたと言われ、その王子への想いを込めた喪服用のジュエリーとして生まれたのがヴィクトリアンジュエリーと呼ばれ、今のハワイアンジュエリーの原型になったとされています。
現在では、祖母から母へ、母から娘へと受け継がれる「家宝」として大切にされるハワイアンジュエリーを求めて、ロイヤル・ハワイアン・センターC館1階にある「ハワイアンジュエリー・コアナニ」へお邪魔してきました。
ハワイアンジュエリーと言えば、長男を出産した時、義母に「これであなたも私たちファミリーの一員ね!」という言葉と共に、病室で彼女が手首にしていた黒いエナメルでラストネームが彫られたハワイアンジュエリーのバングルをプレゼントされました。「おおお、さすがハワイアン!」と思ったものです。今回は、オーダーメイドのリングに興味があったので、詳しく教えていただいちゃいました。
まずは、ゴールドのカラーをイエロー、ホワイト、ピンクから選びます。が、しかし、見れば見るほど悩んでしまいます。スタッフのサトミさんにいろいろと相談したところ「若い方にはピンクが人気ですね」、この一言でピンクに決定(笑)。うん、ピンクかわいい~。
コアナニと言えば、ほかにはないオリジナルなデザインが魅力。こんな風にひとつのリングで美しい彫りを前面に見せるのと、ダイヤモンドを前面に見せるのと2通りのデザインが楽しめるというのが女心をくすぐるんです。これすごくないですか?
続いて「彫り部分」のデザインを選びます。基本は波、マイレ、ホヌ(海がめ)プルメリアの4種類。どれもステキだからここでも迷っちゃう。
彫りのデザインが決まったら、リングサイズを測りましょう。そういえば、最後にリングを購入したのなんて10年以上前。体重だってその頃より確実に増えているし、指のサイズも...。よし、ちゃんと測りなおしてもらおうっと。
あとは...、あ!そうだ。リングの内側に彫ってもらうメッセージを決めなくっちゃ。もちろん記念日や誕生日だけでもいいけれど、せっかくなので、ハワイ語で入れたいですよね?そんな時の虎の巻!コアナニにはこんなステキなチャートが用意されているんですよ。一番人気のメッセージは「Pilialoha(愛し合う夫婦)」がダントツなんだそうですよ。
初めてリングを購入する人の中には、どの指にはめるリングを買えばいいのか、というのも決まっていない場合があるんですって。そんな人のために、こんなすてきなチャートも用意してありますよー。まず、そもそも、左手は「思う力の象徴」なんですって。それに対して右手は「現実の力の象徴」なのだそう。そして、左手の薬指は...みなさんご存知ですよね?「愛と幸せの象徴。願いを実現する力。愛や幸せを求める力」。右手の薬指は「心が落ち着き、安心感を得られる力。本来の自分らしさを出したい時」に効果をはっきするのだそう。なるほどね~。
コアナニの職人はひとつひとつのすべてが手作業。ていねいな仕事ぶりは彫りの深さで素人の私が見てもその違いにわかるほど。
色、デザイン、サイズ、メッセージの内容、すべてが決まったら、あとは出来上がりを待つだけ。コアナニでは自社工房にて金塊を溶かし各カラーのゴールドを作るところからすべて手作業。色を付けて溶かしたゴールドを型に流し込んで固めるところからスタート。固まるまで3~4日、その後、重く、厚みのある、深い彫刻を施したコアナニならではのハワイアンジュエリーが出来上がるのは、約3週間後。日本へ発送の場合は、オーダーしてから4週間後ほどで届きます。出来上がるのが待ち遠しいですね!
「最近は素材に現存する数少ないハワイ原生種のひとつ、コアを使いゴールドとのコンビネーションで仕上げるジュエリーがとても人気です。コアナニらしくワンポイントにダイヤモンドをアクセントにしたことで、男性向きと思われがちなコアを女性らしいデザインに仕上げています。こちらも色の風合いが違ったコアのリングを重ね付けすることで、より個性的になりますよ」とスタッフのサトミさん。
いかがでしたか?ひとえにハワイアンジュエリーと言ってもお店によっていろいろな特徴があるので、自分の好みにぴったりのショップに出会うまでいろいろと見て回るのも楽しいですよね。まだコアナニのジュエリーを手に取ったことのない方は、ぜひ次回のハワイで実際にお店で見て触れてその違いを感じてみてくださいね。お店には日本人のスタッフが常駐しているので、気軽にご相談を!
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