ジェイクマウイ島ライブレポート、そして...
マウイ島MACCのコンサートホールが大歓声に包まれた、すばらしいジェイクのステージをレポートします。
公開日:2012.03.12
更新日:2017.06.27
アロハ!みなさん。
早いもので、もう3月も半ば...。初のウクレレ・ソングブック「Peace Love Ukulele」が発売になり、メインランドでのコンサートツアーも好調のウクレレマスター、ジェイク・シマブクロさん。先日はハワイ、マウイ島のMACC(Maui Arts & Cultural Center)でライブを行い、大きく盛り上がりました。
マウイ島に響いた温かく熱いウクレレの音色
MACCは、マウイ島のカフルイ空港近くにあるエンターテインメント会場。1994年に完成し、現在年間約1,700ものイベントを行っているそうです。音楽やダンスなど様々なアートイベントを開催し、地元マウイはもちろんハワイ全島、アメリカ本土などからも多くの観客が集う大規模な施設です。地元の子どもたち向けのプログラムも数多く行われています。
MACCの責任者であるアートさんは「マウイ島の美しく広大な敷地の中で、いろいろなアートや音楽を堪能してほしいと思っています。コンサートホールや屋外で食事しながらライブを楽しめるコートヤード、ダンスホールなど、用途の違う会場がいくつもそろっているので楽しみ方もいろいろ。リゾート地にある本格的なミュージックホールということで、ジミー・バフェットやジャック・ジョンソン、そしてスティング、イーグルス...など、多くの著名アーティストもここでパフォーマンスをしています。もちろん、ジェイクも何度も演奏してくれてますよ。彼の日本のファンの人たちがここまで来てくれることもあり、その人気の高さに驚いています。これからもぜひ、一緒にいろいろなことに挑戦したいですね」と語ります。
そんなMACC内のコンサートホール「Castle Theater」でジェイクのライブが行われたのは3月3日。バルコニー席まであるすばらしいホールでは、観客のみなさんがジェイクの登場を今か今かと待っています。オアフ島では野外でのライブやイベントが多いジェイク。コンサート会場での演奏は新鮮で、なんともいえない特別な期待感がホールを包んでいました。
そして19:30過ぎ、いよいよ演奏スタート。前半はソロ、そして休憩を挟んだ後半はベースのディーン、ドラムのノールとのバンド構成でというかたちのステージです。1曲終わるごとに、観客席からほぉ~、という感嘆の声と大きな拍手が...。リトルマーメイドのテーマ曲「Part Of Your World」や伝統的なハワイアン・ソング「Akaka Falls」など普段と違った曲も披露。バンドではアレンジを変えた「Variation on a Dance」などをパワフルに演奏し、感動的なステージを魅せてくれました。
「MACCはミラクルな会場なんです。ボランティアの人たちがとてもがんばってくれているし、地域のコミュニティや子どもたちとアートの世界を結ぶ、大切な場所。ここでまた演奏させてもらえてうれしいです!」とジェイク。すばらしいパフォーマンスに、最後はスタンディングオベーション。温かく迫力満点のライブが終了したのは22:00頃でした。
にも関わらず、その後サイン会まで!地元の子どもたちも、眠い目をこすりながら憧れのジェイクにサインしてもらうために長い列に並んでいました。サインしてもらったウクレレを大事そうに抱える子どもたちが、ハワイの音楽や文化を継承していってくれることでしょう。
お疲れ様でした!!
ちなみに、この前日はラナイ島でライブを行ったというジェイク。ラナイの小学校で子どもたちと交流イベントも行ったそうです。スーパースター・ジェイクと過ごしたやさしい時間は、ラナイのキッズにとって忘れられない宝物になること間違いなしですね。
そんなジェイクがサポートする、オアフ島での大きなイベントも来月(4月28日)に迫ってきました。ウクレレ同時演奏でのギネス記録再挑戦イベント「Go for da Record Hana Hou」です。今度こそ、世界記録達成を目指してがんばりましょう!
◎イベントの詳細、参加申し込みはこちら⇛
◎2011年10月に行われたGo for da Recordの様子はこちら⇛
震災から1年...アロハの想いは送り続けられています
最後になりましたが、あの東日本大震災から1年が経ちました...。地震が起きた3日後、ホノルル・フェスティバル2011の最終日に、ジェイクはワイキキ・ビーチ・ウォークでチャリティライブを敢行。以来、コクア・フォー・ジャパン、レインボー・フォー・ジャパン・キッズ、 日本でのチャリティライブ、さらに被災地訪問と、様々なかたちで「ガンバッテ、ジャパン!」を叫び続けてきたジェイクは、これからもずっと日本を思い、アロハを送り続けていきたいと言ってくれています。
次回のジェイク通信では、ジェイクが被災地を訪れた際の様子や今後の復興支援の活動などについてもご紹介する予定です。
- ジェイク・シマブクロ
(Jake Shimabukuro)- 1976年11月3日生まれ/ハワイ州ホノルル出身。
4歳からウクレレを始め、1998年ピュア・ハートのメンバーとしてデビュー後、2002年ソロデビュー。ウクレレの特性を活かしながらロックやジャズ、ブルースなどのあらゆる音楽を取り込んだそのスタイルは、ハワイのみならず世界中のミュージック・シーンに大きな衝撃を与え続けている。- 【公式サイト】
www.jakeshimabukuro.jp(日本語)
www.jakeshimabukuro.com
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