ノースショアでしばらく過ごしていると、見えてくるものがある。 それはナチュラルさをモットーとする、スローな暮らし方。 ノースショアのライフスタイルに、学ぶことは多い。 自然とともに暮らすノースショアの人々にとって、ナチュラルでエコな生活はかなり身近なテーマ。アーティストにとっても、それは同じ。この地を愛してやまないミュージシャン、ジャック・ジョンソンは、毎年「コクア・フェスティバル」を開催し、音楽イベントを通してリサイクルの大切さを呼びかけているが、それに呼応するかのように、ノースの空気に影響を受け、自然を尊重する人々がすてきな作品を生み出している。
そんなノースショアで見つけた、エコでアートなアイテムをご紹介! |
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ノースの波をユニークなスタイルで撮り続けるクラーク・リトルさん。躍動感のある写真は、サーフィン関係者も大注目。作品はカフェ・ハレイワ(マップ11)などでチェック! | |
ハリウッドからノースショアに移住した元CGデザイナー、スワンソンさんのキュートなイラストは日本でもおなじみ。ハレイワ・タウン・センターにショップをオープン予定。 | |
緑の中の小さな工房で手作りされるカラフルなキャンドルはサイズも香りもいろいろで、ギフトに最適。大豆などの自然素材を使ったソイ・キャンドルも人気だ。 | |
シュガーミル工場跡に隣接したストア裏手でコーヒやカカオ豆を栽培。収穫の様子を見学させてくれる。話題のワイアルア・コーヒーやノース産チョコレートも販売している。
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食材は、新鮮な地元産の野菜と魚のみを使い、食器もプラスティックを一切使わない、こだわりのランチワゴン。ケリーさんは、車も植物油で走らせているという徹底ぶり。
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シュガーミル工場跡でナチュラルな「ハワイアン・バス&ボディ」製品を製造・販売。赤ちゃんも使える天然素材のソープは肌にやさしく、ククイオイルは乾燥肌にも効果的。
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ノースの自然と出会い、デザインされた美しいパレオは、ディテールへのこだわりがポイント。日本人アーティスト、ヒロさんが描く花には、ハワイのぬくもりがいっぱい。 | |
ノースショアという「特別」な場所に魅せられたアーティストは数知れない。
ここを創作の拠点として活動しているアーティストの中で、今1番注目を集めているのが、女性アーティストのヘザー・ブラウンだ。彼女の作品に息を吹き込むのは、ノースの海から生まれ出るエネルギー。そんな彼女の暮らしぶりから、ノースの魅力が見えてくる。 ノースショアのエネルギーに後押しされ
独自のサーフ系アートが大ブレイク中! トロピカルなハワイの風景を、まるでステンドグラスのようにカラフルにシンプルに表現した作風。ここ数年、ホノルル市内のギャラリーやセレクトショップで、頻繁に見かけるようになった気になるアーティスト。彼女の名前は、ヘザー・ブラウン。今、ハワイで最も注目を集める新進気鋭のアーティストだ。 生まれ育ったカリフォルニアを離れ、夢にまで見た憧れのハワイに思い切ってやって来たのは今から8年前のこと。「新しい人生を切り開きたい…」そんな思いからハワイに渡った彼女は、ハワイ大学でアート専攻を決意。もともとアートは好きだったが絵筆すら握ったことのなかった彼女は、ここへ来て思いがけない自分の画才と出会うことになる。ハワイ大学を卒業後、たまたま参加したハレイワ・アートフェスティバルで、人気シンガー、ジャック・ジョンソン夫妻と知り合い、意気投合。彼が主催するチャリティ・コンサート「コクア・フェスティバル」のポスターを手がけたことがきっかけで、突然の大ブレイクを果たすことになる。現在は、世界中を股にかけ、サーフ・アーティストとして活動の場を広げている。 タイトル「Paradise Found」 そんな彼女が暮らす、ノースショア。夏は穏やかで静かな街も冬のビッグウェイブ・シーズンになると一転、世界中から集まるサーファーたちの活気や、大きな波が割れる音などで、ノースショア全体がエネルギーに満ちあふれる。大好きな海や波をモチーフにした作品を描く彼女にとって、最も刺激的で自分の作品に生命力を与えてくれるのが冬のノースショアだという。「冬は、波が大きすぎて自分がサーフィンできないのは悔しいけど、タウンに住んでいたら味わえないほど刺激的な街よ」と、誇らしげに冬のノースショアを語る言葉が印象的だった。 エコバッグ
ハワイでも「Plastic Free」(レジ袋をなくそう)を合言葉に、エコバッグが人気。ハレイワでは、ジャック・ジョンソン率いるコクア・ファウンデーションが、ハワイの自然を守る運動の一環として、へザーさんデザインのバッグを販売。「フード・フォー・ソート」ほかで入手できる。 |
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※アロハストリート2008~2009冬号に掲載した記事です。 | |
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