よりよいハワイを未来に残そう ecoなHawaiiをまじめに考える
「地産地消」&「フードマイレージ」の考え方はハワイでも加速中!
ハワイで育った作物を、ハワイで食す地産地消の動きがどんどん進んできている。近年とくに各地で増えているファーマーズ・マーケットは、その表れだ。残念ながらハワイの自給率は驚くほど低い。もしも数%でも高まれば、輸入にかかる余計な運輸燃料を大きく省くとともに、新鮮な食物を摂取でき、さらに地域への経済効果は抜群。食べ物の産地から消費者までの距離を表す「フードマイレージ」は、ハワイでも重要なキーワードなのだ。
※4回に分けて、特集「エコなハワイをまじめに考える」をウエブサイトにて掲載します。
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農家が自分でお店を出して販売したり、有機食材を使った加工品を販売したり、その場で極上の新鮮素材を使った料理を提供したり。そんなファーマーズ・マーケットがハワイらしさを求める旅行客の間でも大人気だ。市場に集まるロコたちの生活ぶりを眺めながら、ここでしか味わえない独特の爽やかな雰囲気を楽しんでほしい。 | ||
【ファーマーズ・マーケット情報】 |
美味しいモノがいっぱいあるんだね |
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どうしても朝のイメージが強いファーマーズ・マーケットだが、ワード通りでは、毎週水曜の夕方に開催して大人気。仕事帰りの人にも便利な存在だ。 |
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ハワイ島産のあわびやカフクの水栽培シーアスパラガス、そしてハレイワ・チョコレートなど、新しい商品もたくさん販売されているから要チェック! |
自然に恵まれたハワイですが、残念ながら自給率は15%とも言われ、とても低いのが現状です。パイナップルやパパイヤ、キャベツ、白菜、スイカ、トマトなどはほぼ100%自給可能な生産量ですが、あとはひたすら輸入に頼っています。鮮度や輸送の燃料費、環境への影響、そして経済効果を考えれば、自給を増やしていくのが得策。政府も、農家へのサポートは最大限にしています。とくに有機農法を取り入れた農家には、補助金制度もあるほどです。 私たちも、Buy Local, Buy Freshという地元の農産業促進運動を試みたりしてきましたが、2005 年からは「シール・オブ・クオリティ」(ウエブサイト英語)のプログラムを導入。基準に達したメイド・イン・ハワイ商品に対して特別なマーク(写真右上)を貼ることを許可するもので、地元有名シェフもバックアップして、年々参画商品も増えています。おみやげストアなどに行ったら、まずこのマークが商品についているかどうか確認を。州のお墨付きメイド・イン・ハワイ商品を応援してください。 |
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※アロハストリート2009~10冬号に掲載した記事です。
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