小さな地球から星を見るお話 Part3

小さな地球から星を見るお話 Part3

今年はアロハストリートの10周年なので、10光年に近い星を見つけました。エプシロン星(Epsilon Eridani)です。

公開日:2010.10.12

更新日:2017.06.14

ハワイ発プレミア情報誌アロハストリート

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 ホヌアの上に光っている星を見ながら、自分の目に入って来る光はどのくらいの距離を渡って来たか考えてみましょう。
 まずは1番近い月明かりは、太陽から反射した光が地球に届くのにだいたい1.2秒から1.3秒かかります。太陽からの光は8分19秒かかりますので、日焼けするときの日差しは8分19秒古いもので、過去から今に入ってくる物です。もっと大きく考えてみると、光が1年に渡る距離は9,460,730,472,580.8km です。

 

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 今年はアロハストリートの10周年なので、10光年に近い星を見つけました。エプシロン星(Epsilon Eridani)です。どういう事かと言いますと、初めてこの雑誌を作った時に、この星からの光が宇宙を渡りだした。今夜にこの星の光を見ると、ちょうど10年前のアロハストリートの初めての雑誌をプリントしてた時と同時にうまれた光なのです!
 たいして大きくない星なので、ちょっと見つけにくいかもしれませんが、地球(ホヌア)が回っている星(太陽)から12番目に近い星です。この距離を人間が渡りたいとすれば、どのくらい時間がかかるか気になりますか? 今までに人間が作った1番早い乗り物はボイジャー1宇宙船(Voyager 1)です。
 この宇宙船はありえないぐらい早く、1秒間に17キロメートルも走っています(ホヌアの太陽から外向きに計って)。この強烈な早さで行けば、180,000年にやっとエプシロン星に着きます。人間の歴史の約30倍だよ!

 

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 ここで一言。ホヌアは私たちの宝物、優しく踏みましょう(出来れば裸足で!)。夜空を見れば、時の流れも地球の中の自分の位置も、数万年の古い光が見えたり(実は今では光っていない星の光をまだ見えたり!)もします。そして私たち地球人は、人間家族でもある中で、宇宙人でもあります。
 ではオハナ・ホヌア(元々にあった家族)。いつかどこかで、町から離れた暗い夜に、自然と一緒に宇宙を渡りましょう!   ALOHA!

 

サム・モナハン
サム・モナハン
バハマ生まれの陽気な南国男。高校留学で横浜に住んでいた経験あり。今も世界中を旅し続ける自由人。ハワイの自然とアートとビールが大好き。ひとり息子のマカと一緒に遊ぶのが一番のお仕事。

 

 

 

 

 

 

※このコラムは、アロハストリート2010年夏号に掲載された「サムとマカのホロホロおでかけ隊/第6回 小さな地球から星を見るお話」の全編レポート(ほぼ原文まま)です。ウエブサイトでは、3回にわけて全文を掲載しました。

【サムとマカのホロホロおでかけ隊 バックナンバー】

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