コホラーたちがやってくる Part2
ハワイ語でザトウ鯨は「コホラー」と呼んでいます。コホラーの魂はハワイで誕生するって知っていましたか？
公開日：2011.02.08
更新日：2017.06.14
ハワイ語でザトウ鯨は「コホラー」と呼んでいます。コホラーの魂はハワイで誕生します。ザトウ鯨は母のお腹の中に12カ月いますので、ハワイにハネムーンで出来た赤ちゃんはちょうど1年後にまたハワイで生まれます。
ハワイの海に誕生する時に3～5メートルで900キログラムです。生まれる時にしっぽから生まれてきます。人間と一緒で空気を吸う動物なので、初息は生まれてから母クジラや近くにいる手伝いのクジラに、上の水面までに押し上げてもらいます。
生まれてから30分後に赤ちゃんクジラは泳ぐことが出来ます。初息はハワイの空気で肺を満タンにして、美味しい空気の次に母のミルクでお腹いっぱいにします。なんと1日ミルクを50キログラム分飲みます。そしてこのミルクに脂肪分が45％～60％です！人間の母からのミルクは4.5％ぐらいです。
赤ちゃんクジラは6カ月間ミルクだけでまた6カ月間普通のクジラ食（クリル）とミルクを半分半分食べます。1歳になったら母のミルクを飲まなくなって、クリルや小さな魚で生きています。
ザトウ鯨は4～7歳で自分の子どもを作れるようになりますが、大人は15歳ぐらいです。そしてかなりの大人です！長さ16～18メートルで、重さ45,000キログラム、心臓はなんと200キログラムで約人間の大人3人分です。1日食べる食事は2,000～2,500キログラムです！本当にすばらしい存在です！
今回のホロホロはオアフ島の東海岸のハナウマ湾を過ぎて初めての駐車で車を止められる「ラナイルックアウト」に行きます。いい天気にラナイ島が見える場所です。
コホラーたちが北極からマウイ島やラナイ島に通る道で、陸が海に入ってすぐに100メートル以上深くなります。綺麗な崖のすぐ近くからコホラーたちが通りますので、飛んだり遊んだり良い写真撮れます。
人間に指紋があるように鯨はしっぽに色の違いがあります。すべての鯨のしっぽの色や点々が違いますので、望遠鏡を持ってきますとしっぽを見れば久しぶりの友だちにも出会えるかもしれません！
ザトウ鯨はいろんな面白い動きもします。この中の何点を見かけれるでしょ？
1：（Spouting)息を吸うと5メートルのしぶきが見えます。
2：(Spyhopping)縦に頭だけ海から出して数秒間海の上をのぞきます。
3：(Tail slapping) しっぽで海面を何回かバシバシたたきます。
4：(Fluke waving)鯨の腕を海から出して海面をたたいたり、数百メートル腕を海の上からヨットの帆の用に泳ぎます。
5：(Breaching) 海から飛び出る時。回転したり背中にバシャンとめちゃくちゃでかいうねりを作ったり、本当にこんなにでっかい動物がよく海から飛び出るね！ 僕は20年頑張っていますが胸以上に飛び出れません…。ちなみに飛び出ている瞬間が1番むずかしい写真です。
6：(Sounding)最後にいっぱい空気を吸ってから15～30分間潜る時にコホラーたちが背中を高くまげてしっぽをゆっくり高く海から出して（バシバシしない）間、すぐ下に海の深い所を訪ねていきます。ここで最後にしっぽを確かめれば今までに見たことがある鯨かわかります。
次の息を吸うまでにお元気でね。「コホラー、アローハ！」皆様も北極へ行く機会が無かったらハワイで冬休みに鯨と合流しましょ。。。でも。。。ハワイにいる間は鯨よりいっぱい食べなくちゃね！あーーーーろは！！
サム
※このコラムは、アロハストリート2010～2011年年冬号に掲載された「サムとマカのホロホロおでかけ隊/第8回「コホラーたちがやってくる」の全編レポート（ほぼ原文まま）です。ウエブサイトでは、2回にわけて全文を掲載します。
【サムとマカのホロホロおでかけ隊 バックナンバー】
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