走るって気持ちいい、を伝えるアスリートたち

走るって気持ちいい、を伝えるアスリートたち

トライアスロンやマラソンなど、数々の大会で世界に名を轟かせるアスリートに、スポーツのすばらしさを伺いました!

公開日:2011.07.12

更新日:2017.06.14

ハワイ発プレミア情報誌アロハストリート

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 トライアスロンやマラソンなど数々の大会で世界に名前を轟かせるウルトラアスリートたち。彼ら率いるハワイのトレーニングチーム、「チームジェット」にスポーツすることの素晴らしさを教えてもらいました。目標に向かって笑顔いっぱいに進む姿は本当に眩しい!

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チームジェット Team Jet

チェット・ブラントン/Chet “the Jet” Blanton( 写真右)デイビッド・カールソン/David Carlsson( 写真左)

 

 

●ハワイにスーパーコーチが率いるトレーニングチームがあると聞いて駆けつけました。チームジェットの活動について教えてください。

チェット:スポーツすることの楽しさを多くの人と分かち合える場所がほしくて、ちょうど11年前の2000年にメンバー数人の小さなランニンググループを作ったんだ。その年にみんなでホノルルマラソンに挑戦したのが、チームジェットの始まり。それから自転車や水泳、トライアスロンのトレーニングチームも加え、メンバーもどんどん増えているんだ。最近ではホノルルマラソンの練習メンバーだけで、100人くらいになったよ。

デイビッド:チームジェットのトレーニングは、ただなんとなく走ったり泳いだりするのではなく、出場する大会や、具体的なタイムなどの目標を各自で設定して、そのゴールに合わせて練習するんだ。自分なりの目標に向けて好きな時期から始められるから、アスリートはもちろん、初心者も参加できるトレーニングチームなんだよ。

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チェット:各種目の練習チームをここでは「クリニック」と呼んでいて、コーチがそれぞれのメンバーのレベルに合わせて、基本からしっかり調整していくよ。ウォームアップや腕の振り方、足の裏をどう着地するかや、呼吸法の基礎もしっかりとマスターするんだ。同じ目標に向う仲間が集まって前に進んでいくのは、とっても楽しいよ!

 

●いいですね! 日本でも今、スポーツや健康志向がブームで、ランニングするキレイな女性を「美ジョガー」って呼んだりしているんですよ。

チェット:そうみたいだね。僕の奥さんは日本人。だから、日本にもよく行くよ。うちの奥さんは買い物専門の「美ショッパー」だけど(笑)。京都ハーフマラソンに出場した時は、ランニングの人気ぶりをすごく感じたね。でもその時は雪が降ってまいったよ。冬の日本は寒かった~!

●ハワイは1年中ランニング日和ですからねー!

デイビッド:そうそう、それに毎週のように大きな大会が開催されているしね。海や心地いい風に誘われて、世界中からランナーが集まるんだ。僕らも最近新しいランニンググループを作って活動を始めたんだけど、それに参加する日本人も増えてきたよ。毎週土曜日の朝にワイキキに集合して、カピオラニ公園またはアラモアナ・ビーチ周辺をぐるっと一周しているんだ。走って汗をかいた後は、そのまま海に飛び込んだり、木陰でリラックスしたり。日本からの旅行者も気軽に参加して、ハワイならではの醍醐味をもっと味わってもらいたいね。

チェット:これは1回から参加できる新しい試みなんだ。そうだ! 今週は君も参加してみて! デイビッドと日本人の女性トレーナーも待っているよ。

 

●日本語が通じるなら旅行者も安心して参加できますね。デイビッドさんのランニング歴は?

デイビッド:14年になるかな。もともと水泳とサイクリングはやっていたけれど、走ることは苦手だったんだ(笑)。でも30歳半ばを過ぎた頃に見たアイアンマン世界チャンピオンシップに感動して、走ってみようと決めたんだよ。それからは「走る」ということにすっかり惚れてしまって、毎日走っているよ。ゴールした時はもちろん嬉しいけれど、みんなと練習で走っていて、全員が爽やかに風を切って進んでいる瞬間のエネルギー、この一体感がこの上なく気持ちいいんだ! そうやって練習して、大会には多い時で1年に50回出場したよ。

●純粋に走ることが大好きなんですね! 一方チェットさんは、トライアスロンなど、長距離のレースに信じられない程参戦しているんですよね。

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チェット:そう! 僕は昔から人並みよりは運動ができて、900人とレースすれば77位くらいだった。それを家族に自慢していたら、ある時叔父が「だから何?」って言ったんだ。823人よりは速いけれど、自分より速い人が76人もいたんだよね。注目されるのは最初の2~3人だけか・・・って。「じゃあ、もっと多く走ってやろう!」と思ったのがきっかけ。そのうち、もっともっと・・・ってエスカレートしちゃったってわけ。

●なるほど。それでマラソン42.195kmや水泳3.8km、自転車180kmのアイアンマン・トライアスロンに到達するのはすごい! きっと体のメンテナンスも大変ですよね? 特別に気をつけていることなどありますか?

デイビッド:僕はビーガン(卵や乳製品などの動物性タンパク質も口にしない純粋菜食主義者)だから、野菜中心の生活だよ。走っていると自然と体がそういうものを欲するんだよね。食事に気をつけると、走りやすい体がつくられて、走ることを気持ちよく感じられる。とってもシンプルだよ。

チェット:僕はデイビッドと違って、ちゃんとストレッチもしないでだらだら走り始めるし、お肉もハンバーガーも大好き! あ、だからこういう質問にはいつもデイビッドに答えてもらっているんだけどね(笑)。

●正反対のお二人ですね!

チェット:そう、僕たちは対極にいるよね。それでも同じスポーツをしているんだ。おもしろいでしょう?だから、 走ることって、どんな人でも楽しめるものだと思う。初めは基礎をしっかりマスターして、距離を伸ばしていけば誰にでもできる。やる前から「無理」って言わなければね。心の持ちようで、人はどんなことも可能に変えられると思うんだ。走ることはとっても簡単、シューズを履いたら、あとは外に飛び出すだけだからね! 空は今日も青いし、走り始めてしまえば、全身で感じる気持ちよさが背中を押してくれるよ。さあ、ハワイで一緒にランニングしよう!

 

 

Profile

2000 年に創立したハワイのトレーニングチーム。健康でアクティブなライフスタイルを提案し、その活動の幅を広げている。創立者チェット・ブラントンは、マラソン45回、ウルトラマラソン80回、トライアスロン100回以上、アイアンマン15回、ダブルアイアンマン2回、トリプルアイアンマン2回、などその経歴は数え切れないほど。

公式サイト
http://www.teamjethawaii.com

 

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