なぜいまハワイの地ビールがアツいのか?
ハワイでしか味わえないハワイ産地ビール。ハワイ産の素材を取り入れて生み出されているオリジナリティあふれるビールの魅力をご紹介!
公開日:2016.08.01
更新日:2018.09.30
※この記事は2016年8月1日に公開されたものです。
麦もホップも栽培しないハワイで
なぜいまクラフトビールが熱いのか?
数年前に比べ、確実に食のレベルが上がっているハワイ。安全で美味しい地産地消グルメが注目される中、ビールの世界でも「ハワイで飲むならハワイ産」の概念が浸透してきています。ですが...そのビール、本当にハワイ産ですか?
地ビールパブでどれにしようか迷ったら、試飲サイズの「サンプラー」がおすすめ。
じつはハワイのビール会社であっても、樽入りのビールはハワイで生産しているものの、ボトルや缶ビールはアメリカ本土で生産していることが少なくありません。
もちろん美味しければそれで何も問題はありません。が、せっかくハワイに来て味わうなら、正真正銘のハワイ産ビールを飲んでおきたいもの。
そこでおすすめなのが、作りたてのビールをその場で飲めるマイクロブリュワリー・パブ。醸造所にパブが併設され、作り手の顔を見ながらこだわりのビールを味わうことができるとあり、いまハワイで大人気。ここ1~2年で次々と新しいお店ができています。
カウンター越しにビール醸造のタンクが見えるパブも。季節限定ビールも要チェック。
甘い小麦のヴァイツェン、香り華やぐペールエール、まろやかでコクがあるポーター、苦味が効いたIPA 。ラガーを飲み慣れた日本人にとっては「ビールってこんなに種類があるの?」と新鮮な驚きが、これまた楽しいのです。
生ビールを持ち帰って味わえるグロウラー(ボトル)も各店オリジナルがある。
ビールの主な原料となる麦芽やホップは、ハワイでは生産しづらく、輸入に頼っているのが現状。そんな中、醸造家たちが口をそろえて言うのは「ハワイの水はビール作りに最高」。コーヒーやハチミツ、ハイビスカスなどのハワイ産素材を取り入れ、独自のレシピを生み出す人もいて、じつに自由で楽しい、それがハワイ産ビール。
若い醸造家たちの熱意と心意気にも、乾杯です!
この記事を書いた人
マローン恵(メグミ)
ワイキキ、マノア、モンサラット、マキキ、カイムキを経て現在はヌウアヌ在住。好きなものは地ビールと地コーヒーと地チョコレート(全部発酵食品!)。ハワイ島取材班としても意欲的に活動中。
Twitterアカウント:@Megumiinhawaii
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