絶景展望台レストランはアッと驚く本格派!

絶景展望台レストランはアッと驚く本格派!

公開日:2009.03.17

更新日:2020.05.07

編集部体験レポート

※トップオブワイキキは閉店しました。(2020年5月現在)

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 リピーターの皆様の中には、ワイキキのほぼ中央、ビジネス・プラザの屋上にある丸い展望台みたいな建造物を見たことのある方は多いことでしょう。ここは「トップ・オブ・ワイキキ」というレストラン。しかも1時間に360度、グルッと回転するという、何だか昔懐かしい響きの展望レストランなのです。
 と言うと、何だか昭和のデパート屋上を思い出してしまって、皆さん料理については期待しないかもしれませんが、いえいえ、ここはバレンタインにはロコが行列を作る、とっておきの「記念日レストラン」だったのです。では詳細を見ていきましょう!

トップ・オブ・ワイキキ
住:2270 Kalakaua Ave(ワイキキ・ビジネス・プラザ最上階)
電:923-3877
営:17:00~21:30 無休
※駐車場無料

 

■さすが「ワイキキの頂上」。360度の景色が圧巻!

 エレベーターで一番上まで上がって、エスカレータを乗り継いでたどり着く秘密の隠れ家みたいな「トップ・オブ・ワイキキ」。受付にはいつも人が待っている人気レストランです。1時間で360度グルッと回転するので、ワイキキのありとあらゆる景色を眺めることができます。まずはレストランの外観から内観を見てみましょう。昨年改装を終えたばかりで、ピッカピカです。

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こんな外観だと、皆さん、味の方はあまり期待しなかったりしますが、それがもう大間違いでございます。

 

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この看板が目印。ズンズンと入った右にエレベーターがあるので、とにかくてっぺんへ上りましょう。

 

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たどり着いたところは、こんなレストラン。何だかとってもゴージャスな作りです。ウエディング・ケーキのような、3層構造のひな壇になっています。

 

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こんな風に丸い壁。一番上の段中央には丸いバーカウンターがあります。下の座席からは見えないので、最上段はシークレットなパーティ・スペースとしても使えるのです。

 

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ダイヤモンドヘッドだって、ほらこの通り! ほーら、ここは何だかとってもおしゃれで、とっても本格的なレストランでしょ?

■外観を裏切る本格的な料理に思わず「驚き!」

 
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展望台レストラン「トップ・オブ・ワイキキ」を仕切るのは、エグゼクティブ・シェフのショーン・プリースター氏。アメリカ南部の出身ながら、ハワイ在住数十年。もうすっかりロコと言っても良いでしょう。

 「ちょうど料理人としてのキャリアをスタートした頃は、90年代の初め。この頃ハワイではパシフィック・リム・キュイジーヌという新しい料理のジャンルが出てきて、とてもエキサイティングだったんだ」とシェフ。

 料理の世界は、イタリアン、フレンチ、ジャパニーズ、チャイニーズなど、国や地方の伝統と文化に裏付けされたものがほとんどで、パシフィック・リムのように、突如としてまったく新しい形の料理の世界観が生まれることはまれなのですね。

 常識にこだわらず、見るものすべてにインスパイアされて自身の料理に取り入れる自由な発想を持ったシェフ。そのメニューには、ヨーロッパ各国の料理、和食、中華、ハワイアンなどなど、ありとあらゆる要素が見事に調和して溶け込んでいます。とてもハワイらしいのはもちろん、飽きられがちなフュージョン系でありながらも、新鮮な驚きに満ちているのが独自性ゆえなのでしょう。

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スペイン旅行でヒントを得た前菜料理の盛り合わせタパス・オブ・ワイキキ($25)。3人~4人でシェアして満足のボリュームです。

 

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パシフィック・リム料理特有の見事な縦重ね。アヒポケがこんなに芸術的に変身! スパイシー・アヒポケ・スタック($11)

■素材へのこだわりを知れば、驚きも2倍!

 英語のメニューを見ると、あちこちに「○○産」とか「オーガニック」とか言う言葉が素材の説明に使われていたりします。肉も野菜もかなりハワイ産が多く、地産地消、そして有機素材の使用に対するシェフのこだわりが感じられます。

 牛はグラスフェッド(牧草のみで飼育)、鳥はフリーレンジ(放し飼い)。コーンやシュリンプは名物のカフク産。ナロファームの野菜、マウイオニオン、ククイソーセージ、コナのカンパチなどなど、メニューを見るのが楽しくなるほど、ハワイ産が並びます。

 「こんな時代にレストランが社会的責任を果たすためにできることがあるとすれば、地元の食材を使って農家をサポートすると共に、お客様に安全で新鮮な食を提供することです。私たちでも、社会的責任を担えるのはとてもうれしいことなんです。」

 シェフは実は、毎週土曜にカピオラニ・コミュニティ・カレッジで行われるファーマーズ・マーケットの常連だそう。なるほど、とうなづけるメニューです。せっかくこだわった食材だから、ていねいに素材を生かした調理をし、繊細に盛りつける。展望台レストランという思い込みからは想像もつかなかった美しく味わい深い料理が提供される秘密がそこにあるのですね。

 「確かにほとんどの初めてのお客様は、すばらしい眺望を楽しみにレストランに来るんですよ。まずは眺めに驚き堪能してもらったら、その次は料理の出番。料理を見て、口にした時に自然と出る、皆の『WOW!』という驚きの声を聞くのが密かな楽しみなんです(笑)。」

 

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人気の高いガーリック・リブアイ・ステーキは450グラムの大ボリューム($39)! きのこやポテトグラタンはオプションで取る付け合わせ(各$6)

 

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サーフ&ターフは、シーフードと肉が両方食べられるメニュー。写真はクレオール風シュリンプと韓国風カルビステーキの組合せ($32)。贅沢ですね~。

 

★17:00~18:00は、お得なサンセット・スペシャルもあります。ワイキキ沖の夕景や、オレンジに染まる街並みを眺めながらの食事もおすすめです。ロコにとって、バレンタインやアニバーサリーをおしゃれに過ごす定番レストラン。今度の旅行では、ぜひお試しを!

 

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