初体験!鳥のように大空を飛ぶ

初体験!鳥のように大空を飛ぶ

公開日:2010.05.19

更新日:2017.06.25

編集部体験レポート

アロハ! めぐみです。

 「鳥のように、空を自由に飛べたらいいのになあ」。誰でも一度はそんな風に思ったことがあるはず。かくいう私も、子どもの頃から空に憧れてきたひとりでした。竹とんぼを頭に乗せてジャングルジムから飛び降りてみたり、ありったけの風船を手足に縛り付けてみたり…もちろん全て失敗に終わりましたが、30歳を過ぎた今、子どもの頃からの空を飛ぶ夢を叶えることができたのです! 

 今回、編集長とともに、ハナ・ホウ・エアーさんのセスナとグライダーの体験フライト・ツアーに参加させていただきました。向かったのは、オアフ島西北部にあるディリングハム飛行場。ここは、モクレイアと呼ばれる地域で、映画「ジュラシックパーク」や全米人気ドラマ「LOST」のロケ地になったほど、ダイナミックで美しい自然あふれる場所。その景色を空からまるっと味わえるというのだから、興奮しないわけがありません。

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 まず最初は、セスナでの観光フライトからスタート。パイロットのマークさんの操縦で、モクレイアやノースショア、カエナポイントなど、オアフ島北部を30分ほどかけて遊覧飛行します。4人乗りの機内に乗り込むと、ハンドルや計器などがすぐ手で触れる位置にあり、飛行機マニアでなくても「おお~」とため息が出てしまいます。

マーク 「操縦したかったら、トライしてみてもいいよ。ハハハ!」
編集長 「じゃあ、やってみようかな」
めぐみ 「ちょっと、冗談ですって!本気にしないでくださいよ~(泣)」

 実は私、高いところ&揺れるものが苦手なのです…。一方、スカイダイビングの経験がある編集長は、全然へっちゃらな様子。内心ドキドキしているうちに、離陸準備が終わり、セスナは滑走路を走り出しました。旅客用の飛行機と違い、滑走からすぐに離陸し、ぐんぐん上昇していきます。あっという間に雲と同じ高さまで上がり、見下ろせばそこには青い海と白い砂浜、原始の形を留めた海岸線、隆々と連なる山々の姿が!

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 野生のアザラシやアホウドリが生息するカエナポイント州立公園も、このように半島の形を一望することができます。「空気の澄んだ日には、島のちょうど向こう側にあるダイヤモンドヘッドまで見えるんだよ」とマークさん。島の向こうまで見渡せるなんて、なんともロマン溢れる話です。

 セスナの次は、いよいよ真打登場! ハナ・ホウ・エアーのパイロット兼オーナーである松元裕子さんと一緒に、グライダーのフライト体験を行います。ところでみなさん、グライダーってどんなものかご存知ですか?「キャッツアイが乗ってるやつでしょ」と思ったあなた!それはハンググライダーという別の乗り物。今回私たちが挑戦したのは、ピュアグライダーと呼ばれるもので、いうなれば“エンジンのない飛行機”。紙飛行機のように、風に乗って大空をすいすいと滑空する乗り物なのです。

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 これがグライダーと、裕子さん。エンジンがないので、手で押して滑走路まで移動します。極限まで軽量化されているので、軽々と動かすことができます。 でも、いくら軽いといっても、エンジンなしで飛べるなんて、なかなか想像できません。

めぐみ 「エンジンがなくて、急に落ちてしまうことはないんですか?」
裕子 「グライダーは、何時間でも飛んでいられる乗り物。風に乗って浮くように作られているから、逆に軽い人だと着陸が難しいから、重りを入れなきゃいけないのよ。あなた、体重何キロ?」
めぐみ 「え?体重ですか?ええと~、編集長からお先にどうぞ!」

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 ビデオ片手に余裕の笑みをうかべる編集長。グライダーは、2人乗り。後ろにインストラクターの裕子さんが乗り込みます。編集長がまず飛び、その後に私、という順番でフライトします。いざ、空の旅へ出発!

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 前に見えるのは、曳航機セスナ機。最初はこのセスナにロープで引っ張ってもらって飛び、しばらくしてロープを切り離した後は、風の切れ目をスーッと滑るように飛んでいきます。グライダーはエンジンの振動や雑音もなく、とても静か。また、窓が透明なカプセルのようになっているので、景色を全方位的に見渡すことができます。飛行機に乗るのとはまるで違う、初めて味わう感覚に大興奮! 次第に、乗り物に乗っているという感覚すら薄れてきて、大空をただ鳥や風になったように、ふわふわと舞っている、そんな不思議な気分がしてきます。

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 ノースショアの海も、上空から見るとまた違った感動が! 海底のサンゴまではっきり見えますね。

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 手付かずの自然が残るモクレイアの山々。エンジンがないグライダーだと、こんなに間近まで迫ることができ、迫力満点! 裕子さんいわく、野生の鹿やイノシシが走っているのを見ることもできるのだそうです。

 およそ20分のフライトを終え、地上へと戻ってきたときには、気分も晴れ晴れ。最初に不安に思っていた自分が信じられないほど、すっかりグライダーに魅了されてしまったのでした。編集長はさらに体験操縦までしたそうです。すごい…。

 “空の女”という言葉がぴったりな裕子さんも、魅力的な人物。ちゃきちゃきと機体を操作したりスタッフを切り盛りする姿は、まさに頼れるお姉さんという感じです。「モクレイアは本当にいいところだから、ぜひ遊びに来て。いろいろ案内してあげるから」という裕子さんの言葉に、「それならいっそ免許取得コースに通うのも、いいかも?」と考え出している私。免許を取るかは別にして、もう一度ぜひ体験してみたいです。みなさんも、初めての感覚が味わえるグライダーと、空からハワイを満喫できるセスナのフライト、ぜひトライしてみてくださいね!

ハナ・ホウ・エアー
Hana Hou Air

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★セスナ観光フライト/ノースショア周遊 30分$130
(2人以上で申し込みの場合、後席の人は$75)
このほか、オアフ1周(1時間30分)、ホノルル発着コースもあります。
(料金、詳細は問い合せを)

★グライダーフライトコース 15分$100
★グライダー特別フライト(レッスン付き) 20分$150
★グライダー免許取得コース 時間・料金は問い合わせを

日本からのダイヤル(有料):1-808-222-4235
公式サイト:http://hanahouair.com/text/5715.html

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