ハリウッド映画の撮影場所としても有名なクアロア・ランチに、2011年、新コースの「サンセット・エクスペリエンス」が登場。気になっていた話題のコースを体験すべく、編集長リツコさんとそのキッズ、ココロちゃん&ショウくんと行って来ました。ドライブではいつも通りかかっていた場所ですが、敷地内に入るのは実ははじめてです。噂に聞く秘境の大地には、どんな楽しいことが待っているのでしょうか。
クアロア・ランチは東京ドーム450個分もある広大な牧場で、映画村バスツアーをはじめ、乗馬や四輪バギーなど9種類から選んで様々なアクティビティを楽しむことができます。これらのアクティビティは、朝から夕方までの1日コースとお昼までの半日コースがありますが、「サンセット・エクスペリエンス」はスタートが遅めの15:30〜19:30。「映画村バスツアー」と「ハワイアン・フィッシュポンド&ガーデンツアー」の2種目に参加した後、ショーを鑑賞しながらのハワイアン・ビュッフェ・ディナーをいただきます。どのコースもワイキキからの送迎付きだから、のんびり遠足気分で出掛けられますね。
牧場に到着すると、まずはブリキでできたような小さいバスに乗り込み、たくさんの牛たちがのんびり過ごす敷地内をガタガタと出発進行〜いざ映画村へ!
窓のない車窓から見える景色は驚くほどの迫力です。ゴツゴツとした山肌を左右に眺めながら、丘を越え海を望む山際を進みます。ガイドのスカイラーさんがクアロアにまつわる歴史的出来事や、眼下に見下ろすビーチの特徴、映画の撮影スポットなどを流暢な日本語でお話ししてくれました。
「向こうに見える島はハワイ語で“モコリイ(小さい島)”と呼ばれます。昔ハワイの神様が大きなトカゲを退治して尻尾を海に投げ捨てました。その尻尾がモコリイになった、と言われているんですね。別名なんと呼ばれるか、知っているひとはいますか?」
「チャイナマンズ・ハット!」ショウくん大正解です。
クアロア牧場はかつてサトウキビ栽培が行われた場所でした。しかし、干ばつの影響で工場が閉鎖され、1900年代に牧畜へと切り替わります。クアロア牧場は第二次世界大戦時に軍の手に渡りますが、戦後再び持ち主の元へ戻されます。牧畜からアクティビティへと変わっていったのはその後になるそうです。映画村ツアーでは、戦時中に作られた軍事用防空壕の中へと入ることができます。
ここが牧場内で一番大きな防空壕の中です。映画の撮影で訪れた俳優陣や戦時中の写真が飾られています。防空壕は展示用として使われているため、きれいに整備されていますが、うっすら香る独特の匂いと、無機質な壁や地面が戦時中を想像させます。
これは「ジュラシックパーク」で恐竜が追いかけてくるシーン、の編集長ファミリー・バージョンです。「ゴジラ」や「ロスト」、「Hawaii Five-O」など、テレビで見た風景が次々と目の前に飛び込んできます。記念撮影をお忘れなく!
映画村巡りの後は「ハワイアン・フィッシュポンド」に移動し、ボートでクルージング。
ここは800年前に造られた養魚池です。コオラウ山脈を見渡すこの池は、アラモアナセンターと同じくらいの大きさだそう。深さ1〜1.5メートルほどと浅いため、藻や珊瑚が成長しやすいんですって。
養魚方法はいたってシンプル。池の周りに小さな柵をつくります。そこを通じて海から入ってきた魚は、もりもりと藻を食べ、海に帰りたいと思う頃には、体が大きすぎて、柵を通ることができずに池に留まる。また、満潮時に水位が柵の上まで上昇すると、小魚だけでなく大きな魚も池の内側に入り込みます。そして干潮になると外側に出られなくなる、というシステムです。
とにかく広いクアロアには、トロピカル植物もいっぱいです。「モリイ庭園」にあるマンゴーやパパイヤ、バナナや極楽鳥花などの珍しい植物を見ながら自然にたっぷりと戯れていると、そろそろ夕暮れ。美しい夕焼けを見ながら、お待ちかねのディナーでございます。ビュッフェメニューは、やわらか〜いローストビーフや照り焼きチキンなど種類豊富にありました。
屋外の開放的な雰囲気の中で、大自然を感じながら食べる食事は最高ですね。一緒に参加していたハネムーンカップルはロマンチックな雰囲気に浸っている様子でした。いいですね〜。
ハワイアン・ショーは、現代フラはもちろん、カヒコ(古典フラ)、そしてハワイの伝統的エンターテインメントとして、日本で言うところの「相撲」のようなパフォーマンス、ライブ・ミュージックも楽しめます。楽しいだけでなく、ハワイ伝統文化を学ぶこともでき、お得な気分です。昔から大切に受け継がれてきたクアロアの歴史と、大いなる自然を感じてお腹いっぱいに満たされる頃…虫の音が響く暗闇に、空には満点の星が輝いていました。
ワイキキに戻り時計を見ると、まだなんと20:30。もう日付も変わる頃かと勘違いしてしまうくらい、ゆったりと充実した時間を過ごすことができました。このスケジュールなら、小さなお子さん連れのファミリーにもぜひオススメしたいです!ハワイの自然に癒されながら、とびきりの思い出作りにいかがですか?ああ、また行きたいなあ…。
■ツアー詳細はこちら⇒
■編集部が体験した半日コースのレポートはこちら⇒
■予約はこちら⇒
Kualoa Ranch
[電話] 808-221-0416(アロハストリート専用ダイヤル)
- この記事をあとでまた
みたい場合は、
マイページにクリップ!