10月に入り、すっかりハロウィン気分が高まってきているハワイ。毎年この時期になると、お化け屋敷や肝試しイベントがたくさん登場し、多くのロコたちが押し寄せます。その中でも人気となっているのが、ポリネシア・カルチャー・センターに登場のホーンテッド・ラグーン。今年はさまざまな仕掛けがパワーアップし、新キャラ登場との噂も!?　その真偽を確かめるべく、オープニングの9月30日、リツコさん＆ヨリエといっしょに出かけてきましたよ〜！

　見てください、この人、人、人！　敷地に入ったとたん、いや敷地に入る前から混んでいて、駐車場には車の列ができるほど。ホーンテッド・ラグーンの初日に駆けつけたローカルの多さには驚きです。みんな、この日を楽しみに待っていたんでしょうね。

　ポリネシア・カルチャー・センターの広い敷地内には、こんなハロウィン気分満点な変装をしたスタッフがいっぱい！ いっしょに写真を撮ってもいい？と聞いてみると、「おまえはどんな死に方をしたいんだ？ フハハハハ！」と、これまたハロウィン風味な返答をされてしまいました（笑）。

　ホーンテッド・ラグーンは、アトラクションのみのチケット販売もありますが、ワイキキからの送迎とビュッフェ・ディナーがセットになったお得なツアーがおすすめ。私たちも、恐怖のカヌーライドに出かける前に、ビュッフェでしっかり腹ごしらえすることにしました。ビュッフェの入り口では、古典的な衣装を見にまとった美男美女がお出迎え〜。

　ビュッフェをいただくのは、9月19日に改装オープンしたばかりのゲートウエイレストラン。高い吹き抜けの天井と三角屋根、レリーフが施された柱、カメハメハ大王が描かれた壁画など、ポリネシアの雰囲気たっぷり。とにかくこのホールの巨大さは圧巻です。

　気になるビュッフェの内容は…品数の多さにびっくり！　なんでも1,100万ドルをかけたレストランの改装工事で、ビュッフェラインには合計28ものトレーが並べられるようになったとか。メニューにはトンガのルプル、フィジーのチキンカレー、サモアのポーク・チョップスイ、アオテアロアのマオリ・ポテト・トップなど、ポリネシア諸国の伝統料理がずらり。さすがポリネシア・カルチャー・センター！

　こーんな大きいカニ足もありましたよ！ ローストビーフやロール寿司、ケーキ類など、お馴染みのビュッフェ・メニューも豊富なので、「伝統料理はちょっと…」という方もご安心を。

　お腹も満たされたところで、いよいよお待ちかねのホーンテッド・ラグーンのはじまりはじまり。陽もとっぷりと暮れ、あたりは肝試しにうってつけの雰囲気に。こうして行列に並んでいる間も、ミニシネマがあったり、キャストのダンスショーがあったりと、あの手この手で楽しませてくれるのが素晴らしいですね。ちなみに、ツアーでの参加の場合、行列に並ばなくても入れる「ファストパス」付きなので、待ち時間を短縮できますよ。

　さて、ここで少しホーンテッド・ラグーンの説明を。このアトラクションは、広大なポリネシア・カルチャー・センター内に流れる運河をカヌーで移動しながら、恐怖の肝試しをするというもの。死神の水先案内で、うっそうと茂るポリネシアの森の中、するりするりとカヌーが進んでいきます。その茂みの影や水の中には、おそろしいクリーチャーが潜んでいるのです。

　みなさんは、ライエレディという名を耳にしたことはありますか？ じつはこのホーンテッド・ラグーンは、ライエレディの悲しい伝説をもとに構成されているのです。愛する息子を亡くしたライエレディは、ハロウィンの時期になると亡き息子を探して運河をさまよい、人々を運河の底に引きこんでいくのだとか…。

　今年のホーンテッド・ラグーンでは、カヌーライドの前に、このライエレディの悲しい秘話を描いた映画を見ることができます。村で評判の美しい娘が、なぜ人々から恐れられる亡霊になってしまったのか。裏ストーリーを知ると、さらに本番のカヌーライドが味わい深く感じられますよ。また、カヌーライドの前には、本格的なお化け屋敷が登場！　脅かし上手なキャストたちがいっぱいで、怖いのなんのって（笑）。

　さあ、肝心のカヌーライドはというと…？

　中身は秘密！ということで、こちらの予告編でご勘弁を。ちなみにカヌーライド中はカメラやビデオでの撮影は禁止となっています。「お化けたちはフラッシュが苦手」という、アレでしょうか。今年は新キャラが登場し、さらにグレードアップ！

　ポリネシアの伝統的な村や森が再現された敷地内は、日没後は本当に真っ暗になります。そのおかげで、空を見あげれば満点の星空！　まるでプラネタリウムのように、降るほどの星が輝く中、月あかりを頼りに進んでいくカヌーライドは、肝試しでありながらも幻想的。みなさんも、ここハワイでしか味わえない期間限定のハロウィンナイトを、ぜひ体験してみてくださいね！