先週11月7日(水)、ワイキキの西側、ヒルトン・ハワイアン・ビレッジから徒歩5分ほどの場所に、アロハシャツ専門ブティック、KONABAY HAWAII(コナベイ・ハワイ)がオープンしました。コナベイ・ハワイといえば、新宿伊勢丹や三越、ユナイテッド・アローズなどで取り扱いがあり、高い評価を受けているアロハシャツ・ブランド。小林克也や赤井英和、ケニー・ロギンス、マルーンファイブなどのセレブリティにも愛されているアロハシャツの、初となる直営店オープンとあり、編集長リツコさんと出かけてきましたよ〜!
ハワイの新装開店ではお馴染みとなっている、ブレッシング(ご祈祷)からスタート。カフと呼ばれる古来ハワイの司祭・歴史継承者によってご祈祷が行われますが、いつもは司祭然とした格好をしているカフも、この日は粋なアロハシャツで登場。これまでお店のオープニングなどで何度もブレッシングに立ち合ってきましたが、アロハシャツをまとったカフは初めてお目にかかりました(笑)。
ブレッシングが終わり、いよいよお店の中へ! 広々とした店内には、さまざまなプリントのアロハシャツがずらり。コナベイ・ハワイのアロハシャツは、1920〜1955年頃の「ヴィンテージ時代」と呼ばれる時期に作られたアロハシャツを精巧に復元したもの。その歴史を感じさせるプリントは、まるでアートのようで、一枚一枚手にとって眺めていると時間を忘れてしまいます。
デザイナーでありオーナーでもあるKC KIUCHIさんによるスピーチでは、ヴィンテージと呼ばれるアロハシャツのクオリティの高さ、その高品質なアロハシャツを復刻させる際のこだわりや情熱について語られました。男性もののアロハシャツだけでなく、レディース、キッズもそろっているそうですよ。レディースは袖が短めのフレンチスリーブ仕立てになっていて、ウエスト部分がややスリムに絞られているので、着たときにほっそりフェミニンなシェイプに。
コナベイ・ハワイのアロハシャツは、抜染(ばっせん)という染色技法を用いてプリントされています。抜染とは生地を一度染め、そこから模様に合わせて地色を抜き、一色一色違う染料をのせていく方法。手間暇のかかる贅沢な方法で、また高度な技術がなければできないと言われています。そのためコナベイ・ハワイでは、プリントを日本の染色技術が息づく関西(本町)で行い、ハワイで縫製するという行程を取っているとか。地色に奥行きがあり、色ムラがなく、また色の境界がにじむことなく、裏まできれいに染まっているアロハシャツは、高級感があり、ひと目でその違いは歴然です。
店内にはヴィンテージと呼ばれる1920〜1950年代のアロハシャツが展示されています。また販売されているヴィンテージも多数あり、1枚数百〜数千ドルというコレクターにはたまらないお宝ばかりです。これらのヴィンテージの中には、コナベイ・ハワイの復刻アロハの原型となっているものもありました。その原型のヴィンテージと見比べても、コナベイ・ハワイの復刻版にはまったく遜色がなく、その再現技術には感嘆するばかりです。ちなみに復刻アロハのお値段は、メンズ1枚$94。何千ドルもするヴィンテージと同等のクオリティのシャツがこのお値段で手に入るなんて、夢のようですよね。
アロハシャツと同じ布を使ったドレスもありました! 前開きボタンのドレスはチュニックとしてパンツと合わせてもステキです。肌をさらりとすべるレーヨンの質感は、程よい落ち感があってきれいに着こなせますよ。
編集長リツコさんのお気に入りは、こちらのチュニックドレス。スタッフのマキさんが着ているイエローが鮮やかなアロハは、メンズの小さめサイズだそうです。それぞれのアイテムが生産量に限りがあるので、気に入ったらその場でゲットが鉄則ですね。
この日は来場者にバンダナのギフトが配られました。アロハシャツと同じ抜染でプリントされた布が使われています。レトロハワイな柄がなんともいえず味があります。
お店の場所は、ワイキキの西側、カラカウア大通り沿いのセブンイレブンを曲がったエナ・ロード沿いにあります。ラッキーならば、デザイナーのKCさんがお店にいることも。お気に入りの一枚を見つけに、ぜひお店をのぞいてみてくださいね!
KONABAY HAWAII
[エリア] ワイキキ西
[アクセス] DFSから徒歩15分。
[住所] 444 Ena Rd
[電話] 808-223-3390
[営業時間] 10:00〜18:00
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