※この記事は2016年8月9日に公開されました。
アロハ! メグミです。
ハワイは空前の「地ビール・ブーム」。
さまざまなレストランやバーで、ビールメニューの欄にハワイ産の銘柄を見かけるようになっただけでなく、その種類もどんどんと増大。
そしていま、マイクロ・ブリュワリー(小規模ビール醸造所)が、次々と誕生しているんです。
ビール醸造のみを行っている工場もあれば、その場で飲食ができる「ブリュワリー・パブ」も増えていて、いまや注目ハワイグルメの中心となりつつある勢いです。
まずは、ちょっと失礼して、一杯...。
まあ、最初の一杯はどんなものでも美味しく感じるものですが...。
しかし、だからこそ、最高に美味しいこだわりの一杯を、乾いた喉と胃に注ぎ込みたい!
そこでおすすめしたいお店が、こちら。
「ホノルル・ビアワークス」。
いまホノルルで最もホットなカカアコ地区にあります。
アラモアナセンターから、車で数分ほどの距離。
最近では各種旅行会社のトロリーも走るようになり、数年前から比べると格段にアクセスしやすくなりました。
お店がオープンしたのは、2014年春。現在のハワイ地ビール・ブームの先駆け的な存在のひとつ。
真っ青な、倉庫のような建物の中は...?
天井が高く、ひろびろ〜。
テーブル席とカウンター席、どちらも席数がたっぷりあります。
クラフト感あふれる店内インテリア。
倉庫風の、ものすごくカジュアルな雰囲気なのですが、そこはかとないオシャレ感も漂っていて、エッジーなカカアコらしいお店です。
窓からは、カカアコ地区の名物、ウォールアートも見えますよ。
大きく繰りぬかれた窓からは心地よい風が入り、建物の中でありながら開放感たっぷり。
建物の横には中庭があり、ここでもビールやフードを楽しむことができます。
ビアガーデンみたい〜。ハワイでは貴重です!
オーナーでありブリューマスターのジョンさん(右)と、奥さま(左)。
ジョンさんは、以前ニミッツ通り沿いにあったアロハ・ビール・カンパニー醸造所で働き、そこで本格的なビール造りを習得。
残念ながらアロハ・ビール・カンパニーのホノルル醸造所はなくなってしまいましたが、その後にオープンしたこちらのお店は大繁盛! 美味しいビール造りだけでなく、ビジネスセンスもある方なんですね。
パブのフロア奥には、ビール醸造所があります。
醸造所の中は、普段は見ることができませんが、醸造タンクをはじめさまざまな機材が並んでいます。
この醸造所では、定番ビールを9種、季節限定ビールを5種、合計14種ものビールを作っています。
醸造タンクがあるエリアのさらに奥は、最近拡張工事をしたエリアだそうで、現在開発中とのこと。
「将来的には、このエリアを使って、瓶または缶のビールを出荷したいと思っているんだ」と、ジョンさん。
ホノルルで醸造され、缶またはボトル詰めされているビールは、現在はまだありません。
これが実現したら、すごいニュースですよ!!
※追記(2017年12月10日):2017年秋、ホノルル・ビアワークスの缶ビールがリリースされました! また、それに先駆けて2016年冬よりワイキキ・ブリューイング・カンパニーが缶ビールを発売しています。
さて、パブに戻り、ビールをオーダーしましょう。
マイクロブリュワリー・パブや、いま流行りのガストロパブでは、しょっちゅう取り扱い銘柄が変わるので、こうした黒板にラインナップが書かれています。
でも...。
わかりづらいですよね?
どこをどう見たらよいのやら...。
ポイントだけ簡単にお教えしますと、見るべきは、ここ!
「Pints(パイント)」は、通常サイズのグラス1杯のことで、このお店では$6.75で提供しています。「Tasters(テイスターズ)」は、サンプルサイズの小さいグラスで、1杯$2。
その下には、ビールの名前が書かれています。名前の最後の部分にご注目。
一番上はセゾンビール、次はクリームエール、3列めは...パス(笑)、4列めはIPA、5列めはブラウンエール...と、ビールのタイプが判断できます。
(ビールの豆知識はこちらをチェック>>)
右にある「ABV」はアルコール度数、「IBU」は苦みを表す単位です。この数が大きいほど、アルコール度数や苦みが強くなります。
...というか、こちらのお店、
日本語メニューがあるんですよ。
だから無理して黒板を読まなくてもいいのですが、読めたほうがいろいろわかって楽しいと思うので、トライしてみていただけるとうれしいです!
こちらが「テイスターズ」のグラス。
一般にサンプラーと言われるサイズです。
まずは、このテイスター・サイズで4〜6種類ぐらいを試してみて、気に入ったものをパイントで追加オーダーするのがおすすめです。
でも、飲んでいると「どれがどのビールだっけ...」と、わからなくなってくるので、軽くメモしながら飲むのがいいですよ。
仲間といっしょに、評をつけながら飲み比べると、イベントみたいで楽しい!
フードメニューも、なかなかいけてます。
「オール・ミックスアップ・グリーンズ」$9.25。
クランベリーやナッツ、ブルーチーズがたっぷり。このほかサラダがあと数種あり、バーメニューにしてはヘルシー志向が強いですね。
「サーモン・サラダ・サンドイッチ」$9.50。
紫色のタロパンを使ったカラフルなサンド。サーモンはわさびアイオリ・ソースで和えてあって、見た目以上にずっしり満足感があります。
ビールといえば、これ!
「サウス・ストリート・パストラミ・ルーベン」$11。
このほか、フードメニューはランチタイムとディナータイムでじゃっかん変わりますが、品数はそれほど多くないながらも、どのメニューもしっかりこだわり系で美味しいです。
お持ち帰り用の大きなボトル「グロウラー」もあります。
グループでのハワイ旅行なら、これ1本買ってホテルのお部屋で飲むもよし、ビール好きの方なら記念に買って日本で使うもよし、ですね。
いまハワイで話題のマイクロ・ブリュワリー。
夏のビールがさらに美味しいハワイの地ビールを、ぜひ堪能してくださいね!
おまけ。
お店オリジナルのコースターが素敵! 旅の記念にどうぞ〜☆
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この記事を書いた人
マローン恵(メグミ)
アロハストリート副編集長。ワイキキ、マノア、モンサラット、マキキを経て現在はカイムキ在住。好きなものは地ビールと地コーヒーと地チョコレート(全部発酵食品!)。ハワイ島取材班としても意欲的に活動中。
Twitterアカウント:@Megumiinhawaii
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