ホノルル市当局は、オアフ島西部のカポレイ地区に新たな屋外居住者向けの移動式シェルターを設置すると発表した。
今回、カポレイ地区にあるカポレイハレの近くの空き地に設置される移動式シェルターでは、屋外居住者の人々に一時的なシェルターとなるスペースを提供するほか、社会福祉機関がシェルター利用者の人々のサポート活動も提供し、最終的にシェルターから出てアパートなどの住居に引っ越しできるよう促すことを目的としている。
当局は、カポレイ地区を移動式シェルターの設置場所として選択した理由について「同地区周辺で屋外居住者の人数が増加しているとの苦情を数多く受けたため」と説明。移動式シェルターは、同じ場所に90日から120日ほど設置され、一度に40~50名ほどの屋外居住者にサポートを提供することができるとしている。
なお、当局が実施しているホームレス支援および避難者ナビゲーションプログラムでは、2019年12月の設立以来、4,095人以上の人々と協力し、2,205人以上の人々に対し独立した生活環境に移行できるようなサポートを提供している。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ