ハワイ州のグリーン州知事は、オアフ島で予防接種を受けていない5歳未満の子どもが旅行中に麻疹に感染したことを確認したと発表した。

グリーン州知事によると、麻疹の感染が確認されたのは、最近海外渡航をした予防接種未接種の5歳未満の子どもで、現在、発症した子どもが搭乗していたフライトを確認し、感染者と接触した可能性がある人々に連絡を取っているほか、州全体の医療関係者に対して警告を行ったとしている。

当局では、麻疹はワクチンで予防可能な病気であり、麻疹ワクチンを含む定期的に必要とされている小児期ワクチンを接種することは、小児だけでなく、より大きなコミュニティを病気の発生から保護することになるとして、市民に対し予防接種の接種状況を確認するよう促している。

なお、麻疹の発症が確認された子どもは現在自宅療養中で、同様の症状がある家族も観察対象となっているほか、下記の場所などにいた場合には、麻疹に感染している可能性があるとして、市民に対して注意を呼び掛けている。

●3月30日の10:50～14:00
ダニエル・K・イノウエ国際空港：Cゲート、税関、手荷物受取所
●4月1日の9:00～10:00
マノアバレー地区公園のアートクラス
●4月4日の8:00～12:00
カパフル通りのクイーンズアイランド緊急治療室
●4月4日の13:00～19:00
ダニエル・K・イノウエ国際空港：ターミナル2の出発ロビー、TSAチェックポイント、アトランタ行きのデルタ航空309便のゲートエリア

参考：ハワイ・ニュース・ナウ