▲ナイター設備が整って観客もたくさん収容できるハワイ大学内のムラカミ・スタジアムが舞台のひとつ |
かつてはマイナー・リーグのプロ・チームを持っていたハワイですが、1988年、27年間の歴史に終止符を打つと、ハワイでは、メジャー、マイナーを問わず、プロ・チームのプレイを見る機会がなくなってしまいました。
誰もが大好きな野球を、もっともっとロコにも楽しんでほしいと願った人々が中心となって1993年、ハワイ・ウインター・ベースボールが誕生。オフシーズンに実戦を積んで成長したいと願う若手プロが、日米のみならず韓国、台湾などからも集まり、混合チームを作ってリーグ戦を行いました。
97年まで続いたウインター・ベースボールは、イチロー選手や元木選手なども参加。メジャー・リーグでも、その後スター選手に成長した若手がたくさん参加してきました。そして、惜しまれながら97年に一度休止してしたものの、2006年見事に復活。メジャー・リーグから、そして日本の9つのプロ球団から、将来が期待される若手選手たちがハワイに集まってきました。
試合は月曜を除く毎日行われ、日曜がデー・ゲームとなる以外は、すべてナイター。総当たりで、各チームが40試合をこなす密度の濃いリーグ戦です。舞台はハワイ大学のムラカミ・スタジアムと、郷愁漂うワイパフのハンス・オレンジ・フィールドのふたつ。とくにムラカミ・スタジアムはワイキキから車ですぐなので、旅行中でも気軽にご覧になることができます。 |