「フラガール」プロデューサー 石原仁美さんインタビュー |
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日本でこの秋大ヒットを記録した映画「フラガール」。福島県いわき市の炭鉱跡に建てられた「常磐ハワイアンセンター」を舞台に、ハワイアンダンサーを目指す女性たちの涙と笑いの奮闘記は、多くの人の共感を呼びました。フラの本場ハワイとは関係のないストーリではあっても、音楽をジェイク・シマブクロが担当したこともあり、映画のヒットはハワイでも話題となりました。 そんな折、10月にハワイで行われた「ルイ・ヴィトン ハワイ国際映画祭」のクロージング作品に選ばれ、会場のハワイシアターが満員になる盛況ぶり。これに合わせてハワイ入りした同映画のプロデューサー、石原仁美さんにお話をうかがいました。 |
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■みんなが全力投球だった撮影現場 |
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アロハ: | 今回、プロデューサーとしてご苦労された点はどんなところだったのでしょう? |
石原: | 時代設定が戦後の日本で、炭鉱がまだ残っていた頃ですから、団地の原型でもあった炭鉱住宅というものが、今はどこにもないんですよ。リアリティを出すために、いわき市にほんの少し残っている部分的なものをオープンセットに運んだり、カメラ・アングルを工夫して、それらしく見えるようにするのが大変でしたね。 |
アロハ: | なるほど。そんなところにご苦労が…。見るときは、セットにも注目ですね(笑)。 |
石原: | あと、出演者の中にフラを踊れる人がいなかったので、皆さん3カ月特訓したんですよ。 |
アロハ: | 人前でフラ・ダンスを踊れるようになるには、相当練習しないと難しいですe=よね。 |
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■フラガールが世界に羽ばたく!? |
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石原さんにお会いしたのは、ハワイ国際映画祭のクロージング上映が始まる少し前。ハワイの人がどんな反応をするのか、ちょっと心配な様子でしたが、映画が始まると、満員の観客は大声で笑ったり、ほろりとしたり、大いに映画をエンジョイした様子。上映終了後には、関係者に大きな拍手が送られ、石原さんの顔にもほっとした表情が浮かんでいました。 「フラガール」は、アカデミー賞外国語部門ノミネート候補の日本代表作品に選ばれています。期待のノミネート発表は、2007年1月23日の予定。 |
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公開日 : 2006年 11月 29日 |
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