喫煙者の方はご注意!新禁煙法がスタート

喫煙者の方はご注意!新禁煙法がスタート

公開日:2006.11.15

更新日:2017.06.25

特別企画&レポート


喫煙者の方はご注意!
新禁煙法がスタート

 アロハ! ヨシです。
 アロハニュースでも随時お知らせしているとおり、ハワイ州では11月16日から新しい禁煙法(Healthy Air & Workplaces Law)が施行されます。これは、タバコを吸わない人を間接喫煙の害から守ることが目的の法律なので、公の場所ではほとんどタバコが吸えなくなってしまいます。
 地元ハワイでも、人気コメディアンを使ったコマーシャルが流れるなど、数日後に迫った法律施行に向けてPRが進んでいますが、元々レストランが禁煙だったり、自宅やマイカーでは喫煙できるので、在住者にはあまり緊張感がない様子…。さて、旅行者にとってはどんな状況となるのでしょうか。まとめてみました。
■ホテルやショッピング・センターも?

 まずは、新しい法律で、新たに禁煙となる主な公共の場所をみていきましょう。

●禁煙となる主な公共の場所
A.州や郡が所有する建物
B.レストラン、バー、ナイトクラブ
C.ショッピング・センター
D.空港内、公共交通機関(バス・タクシー等)
E.ホテルのロビーや通路

F.スポーツ・アリーナ、屋外アリーナ、スタジアム、円形競技場等の座席部分
G.チャイルドケアや介護施設に使用している個人の住居等

※上記禁煙となる場所の出入り口より20 フィート(約6 メートル)圏内も禁煙区域となります。
※同法律に違反した個人には最大50ドル、また企業には最大500ドルの罰金が課せられることとなります。

 ちょっとわかりにくい部分もあると思いますが、間接喫煙の可能性がある場所は、ほとんど禁煙となっていますね。とくに旅行者の皆さんに関係するのは、赤字にしたB〜Eの項目でしょうか。ただし、空港やホテルについては、喫煙ルームや喫煙場所も確保されていますので、ご安心を。

 また注目なのは、補足項目の「禁煙場所から6メートル以内も禁煙」というもの。これにより、レストランの外に出てちょっと一服、というのもしにくくなってしまうようです。建物の入り口に置いてある灰皿などは、なくなってしまうのかもしれませんね。

■ビーチや公園、個人の住宅ではOK
 では、いったいどこで吸えるのか。ハワイ州観光局では、以下のような内容を発表しています。

●喫煙可能な場所
A.ホノルル国際空港の屋外エリアの一部
B.ビーチやビーチパーク(海洋生物保護区指定のハナウマ湾を除く)、公園
C.ホテルやモーテルなどの宿泊施設の喫煙ルーム(客室数全体の20%までを喫煙ルームとすることが可能)、喫煙スペース

D.民間もしくは半官半民の老人ホームや長期ケアホーム(施設)
E.個人の住居等

詳しくはこちらからご覧ください。
■ハワイ州観光局
ハワイを訪れるお客様へ[新禁煙法施行のお知らせ]

 旅行者に関係が深いのは赤字にしたA〜C。ビーチや公園では喫煙可能となっていますが、風向きや吸い殻についてはエチケットを守りたいものですね。
 なお、ホノルル国際空港については、以下のように詳しく決まっています。日本からの到着は1階、出発は2階です。到着後の一服は2で、出発前の一服は4で、ということになりそうです。ツアーでハワイにいらっしゃる方は、旅行会社の案内からはぐれたりしないように十分ご注意くださいね。

●国際線ターミナル
1.インターアイランド・ターミナルと国際線到着ビルの間、1階中央部分
2.1階ダイアモンド・ヘッド側グループツアー・エリア(Diamond Head Group Tour Area) (屋根、囲いのない部分)
3.屋根、囲いのない公共駐車場、ならびに各レンタカー会社駐車場
4.2階チケットカウンター前の道路中央帯
5.駐車場の5階(ただし、下記※をご参照下さい)

●インターアイランド・ターミナル(隣島間フライト用)
1.1階インターアイランド・ターミナルと国際線ターミナルの国際線到着ビル間海側グループツアー・エリア(Makai Group Tour Area)
2.駐車場の7 階(ただし、下記※をご参照ください)

●コミューター・ターミナル
1.コミューター・ターミナルの前の道路中央帯
2.公共駐車場

※喫煙可能な場所でも、出入り口や窓、階段、エレベーター、換気装置部分より20 フィート(約6 メートル)圏内は禁煙区域となりますのでご注意ください。

■全面禁煙のホテルも登場
 最後にとくに影響が多いと思われる、ホテルについて各ホテルの対応状況を見てみましょう。
 ホテルは客室全体の20%までなら喫煙ルームにすることが可能です。しかし法律の施行にあわせて、全面禁煙となるホテルもあるようです。禁煙室はラナイでも喫煙不可となりますのでお気をつけください。どうしても喫煙ルームが希望の場合は、旅行会社やホテルに依頼しないと、つらい滞在になってしまうかもしれませんね。
 なお、ホテルによっては禁煙室で喫煙すると、クリーニング代などが請求されることがあります。火をつける前には、必ず吸える場所かどうか確認しましょう。

●ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ

喫煙ルーム…全面禁煙。ただしダイヤモンドヘッド・タワーの12階、13階のエヴァ側、16階、17階のラナイは喫煙可能。
喫煙場所…タパタワーのエスカレータ前、ビレッジ・グリーン、ビーチなど数カ所

●シェラトン・ワイキキ

喫煙ルーム…25階から29階の客室
喫煙場所…2階宴会場の外の回廊

●ザ・ロイヤル・ハワイアン

喫煙ルーム…タワーウイングの7階、10〜12階、14〜17階
喫煙場所…タワー・ウイングからココナッツ・グローブに向かう階段を降りたところなど数カ所

●シェラトン・モアナ・サーフライダー

喫煙ルーム…全面禁煙
喫煙場所…タワー・ウィング玄関横、タワー・ウィングとアウトリガー・ワイキキの間(カラカウア通り沿い)など2カ所。

●ワイキキ・ビーチ・マリオット

喫煙ルーム…全面禁煙
喫煙場所…ケアロヒラニ・プール・デッキなど数カ所

●リゾートクエスト・ハワイ

喫煙ルーム…全館全面禁煙
喫煙場所…各ホテル毎に異なる

●ワイキキ・パーク・ホテル

喫煙ルーム…以前から禁煙なので引き続き全面禁煙
喫煙場所…8階パークラナイ近辺

●ハレクラニ

喫煙ルーム…全面禁煙
喫煙場所…カリア通り沿いの滝に隣接するゲートハウスの一部

●ザ・イリカイ

喫煙ルーム…全面禁煙
喫煙場所…ロビー階のコート・ヤード

●アラモアナ・ホテル

喫煙ルーム…全面禁煙
喫煙場所…全面禁煙

※詳しくは旅行会社や各ホテルに直接ご確認ください。

 公の場所がほとんど禁煙になる、という今回のハワイの新禁煙法は、アメリカ全体でも厳しい方に入るそうです。しかし今後もアメリカは大きく「禁煙」に向かって進んでいくのだと思われます。
 この法案をきっかけにしてか、禁煙に関するセミナーの広告なども目にするようになりました。テレビ・コマーシャルでは「とくにケイキ(子どもたち)を間接禁煙から守るため」とうたっています。ハワイでは新しい禁煙法をきっかけに、皆さんが健康に気を配るようになることでしょう。

関連リンク
⇒ ハワイ禁煙法「タバコはどこで吸えるの?」
⇒ ハワイでタバコが吸えなくなる!? 新禁煙法

公開日
: 2006年 11月 15日
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