ホクレア号が日本に向けて出航 |
アロハストリートが航海ブログをお届けいたします! |
2007年1月、ホクレア号がミクロネシア、そして日本に向けて出航します。アロハストリートでは、ホクレア号の船上から、クルーたちによって日々アップされる「航海ブログ」を、日本語に翻訳してお届けすることになりました。 ハワイの人たちにとっても、たいへん大きな意義のある、このホクレア号プロジェクト。日本語でその航海の様子をお届けすることにより、より多くの皆さんに興味を持っていただければうれしいです! 協力:ハワイ州観光局(HTJ)、ポリネシアン・ボエージング・ソサエティ(PVS) |
■ホクレア号はハワイの人々の誇り | ||
古式ポリネシアの遠洋航海カヌーを忠実に再現し、この30年間で7度の大航海を成し遂げてきた「ホクレア号」。この船の航海には航海計器や海図などは一切使われず、星や風、鳥など自然の状況から位置を把握する「スター・ナビゲーション」という古代の航海術が使われています。 ホクレア号以前、ハワイアンの祖先は「偶然ハワイに漂流してたどり着いた」という説が一般的。そんな中、自分たちの祖先が、優れた航海技術を持ち、大海原を自由に航海していたことを信じる若きハワイアンたちが立ち上がり、ハワイでは伝承者がいなくなっていた「スター・ナビゲーション」や、古式遠洋航海カヌーをよみがえらせました。それが、このホクレア号なのです。 ホクレア号はその航海を通じて、ハワイの人々がハワイに「意識的に」到達したことを学術的に証明。このことはハワイの人々に、大きな誇りと自信をよみがえらせ、1970年代の伝統文化復興の動きにつながっていきます。ホクレア号はハワイの人々の「誇り」そのものといえるでしょう。 |
■アロハストリート冬号で特集 | ||||
このホクレア号の意義に共感したアロハストリートは、情報誌「アロハストリート」冬号でホクレア号を特集。その中心的人物であるナイノア・トンプソンさんに単独インタビューを行っています。 また、この特集はハワイ州観光局の協力の元、ホクレア号の航海を撮り続けているカメラマン、モンテ・コスタ氏の貴重なお写真をお借りして誌面を構成。大海原を颯爽と航海するホクレア号の雄姿は、ハワイの人々の祖先たちが旅した、いにしえの航海を思い起こさせます。 そして今回、この特集が縁となり、ホクレア号プロジェクトの母体となるポリネシアン・ボエージング・ソサエティ(PVS)とのリレーションシップが生まれ、クルーたちによる「航海ブログ」の翻訳のお手伝いをさせていただくことが決定したのです。 航海ブログには、ホクレア号のクルーたちの日々の航海の様子がアップされる予定です。ハワイからミクロネシア、そして日本へ。ホクレア号の生の様子を、日本語でお届け出来るよう頑張ります。 |
■ホクレア号の航海を応援しよう! | |||
今回の航海はミクロネシア、そして日本へ向けたもの(この航海の意味合いは、アロハストリート冬号の特集をご覧ください。定期購読はこちらから)。日本ではまず沖縄に到着し、日系移民のふるさとや、姉妹、友好都市、えひめ丸の故郷などをめぐり、最後にカメハメハ大王が最初に日本上陸をした横浜で幕を閉じる計画です。 ホクレア号が皆さんのお近くの港にやってくるのは、2007年の春ごろ。各都市ではイベントやセミナーなども開催される予定です。ホクレア号が進む様子を航海ブログでチェックして、ホクレア号をぜひ見に行ってください。この歴史的、文化的に大変意義深い航海を皆さんも応援してくださいね! |
公開日 : 2006年 12月 27日 |
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