「ホノルル・ファミリー・フェスティバル」の巻

「ホノルル・ファミリー・フェスティバル」の巻

公開日:2007.04.11

更新日:2017.06.25

ハワイのイベント・レポート

ハワイのイベント・レポート
大人も子どもも大興奮 移動遊園地がやって来た!
「ホノルル・ファミリー・フェスティバル」の巻

 アロハ! お出かけ大好き親子、エイ子&ジョーダンです。
 ハワイの多くの学校が春休みだった3月29日~4月1日の4日間、アラモアナ・ビーチ・パーク内のマジック・アイランドで「ホノルル・ファミリー・フェスティバル」が開催されました。会場には、ハワイの子どもたちが大好きな移動遊園地はもちろん、ライブ・エンターテインメントや、フード・ブースなども登場。多くの人でにぎわっていました。今回は乗り物大好きなジョーダンと一緒に、親子で仲良くお出かけしてきました。

■想像以上の規模にビックリ!

▲こちらが現金代わりのスクリプ。1枚50セントで、1シート10ドルでした。これさえあれば、アトラクションからスナックまで楽しめます。

▲そしてこちらが「乗り物専用クーポン」。1枚1ドルですが、12枚綴りの1シートは10ドルなので2ドルお得。

 白い砂浜と青い海のコントラストが、とってもハワイらしいマジック・アイランド周辺。私の中には「ゆったり過ごす快適な場所&それほど広くはない」というイメージが勝手にできあがっていたのですが、会場に到着してビックリ! 私の予想をはるかに上回る、かなり大規模なフェスティバル会場ができあがっていました。
 このファミリー・フェスティバルは入場無料。フェスティバル内で行われるライブ・エンターテインメントは、無料で楽しむことができます。しかし、今回は遊園地大好きの4歳児が一緒。必然的にお財布からは「アトラクション代」が、羽が生えたように飛んで行きました。でも、会場内でお財布から現金を出す機会はほとんどありません。なぜなら、会場内では現金ではなく、「スクリプ」と呼ばれるチケットが使用されているから。乗り物に乗る時もフード・ブースやゲーム・コーナーでの支払いも、すべてスクリプで行います。
 まず、入り口付近や会場内の数カ所に設置されている専用ブースでスクリプを購入。アトラクションに参加するためには、これを持って、会場内にある「Ride Coupon」と書かれた専用ブースで「乗り物専用クーポン」に替える必要があります。そのほかの場所では、スクリプをそのまま現金のように使用します。これならあちらこちらで現金を出す必要がなく、気軽に遊ぶことができますね。ただし、その気軽さゆえに、ついつい使いすぎてしまうのが難点かも(苦笑)。

■いよいよプレイタイムがスタート! 娘はウキウキ、母はグッタリ…
 グルグル回る観覧車系の乗り物を見た途端、ジョーダンのテンションが一気にアップ! 歩くスピードも加速して、あれも乗りたい、これも乗りたいと大騒ぎです。
 最初に彼女が選んだのは「すべり台」。このすべり台は、以前アロハ・スタジアムで行われた「ステート・フェア」で初体験してからのお気に入りの遊具。ウキウキのジョーダンに「一緒に滑ろうね~」と言われて、しぶしぶお付き合いをすることに。たかが滑り台じゃないかと思われるかもしれませんが、これがなかなか怖い(笑)。スピードも高さもある上に、「期間限定で登場+土台が不安定かも=本当に安全なのか」という不安がどうしても払拭できず、滑る直前まで「滑っている途中で滑り台の外に吹っ飛んだらどうしよう」とか、「滑っている途中に滑り台が足場から崩壊したらどうしよう」とか、自分で自分を恐怖のどん底に突き落とすようなネガティブなことばかり考えてしまうのです。
 そして滑り台の次は「ジェット・コースター」に挑戦。とっても小型なジェット・コースターは、見るからに古そうだったので、覚悟を決めて乗り込んだものの、走行時に響くものすごい音で恐怖心は倍増。「怖い~~~!!!!! 」とおびえる母の横で「楽しい~~~!!!」と絶叫する4歳児…。この後、ジョーダンは1人で3回もジェット・コースターに乗りました。将来大物になるかもしれませんね。

▲滑り台の上からの眺め。「ヤッホ~」なんて言う余裕はなく、風が強く吹いた瞬間、ヘタレな母はその場に固まってしまいそうになりました。

▲こんな笑顔で「一緒に乗ろう!」と言われたら、断れませんから(笑)。でも乗った後に激しく後悔することに…。

▲小さな、小さなジェット・コースター。ほんわかした見た目とは違い、その走りはまさにアンビリーバボー !首がむち打ちになりそうでした。

■ライド以外のアトラクションも充実
 会場には、フード・ブースのほか、大きなテントが張られた一角とゲームコーナーもありました。フード・ブースでは、アメリカンなハンバーガーやハワイアンなプレート・ランチのほか、アイスクリームや綿飴などのスイーツまで、おいしそうな物がズラリ。何を食べようか迷いましたが、フリフリ・チキンを焼いているブースを発見するや、匂いに吸い寄せられるように、フリフリ・チキンを買ってしまいました。
 テントの中にはテーブルとイスが置かれており、フード・ブースで買ってきたプレート・ランチやスナックを食べつつ、ライブ・エンターテインメントが楽しめたほか、「サーカス」も観覧できました。ライオンやトラの扮装をした子どもたちが登場し、炎の輪に見たてた飾りのついたフラフープの輪をくぐると、会場から拍手が沸き起こっていました。とってもシンプルなサーカスですが、会場にはほのぼのとしたムードが漂い、最後にはスペシャル・パレードも行われました。
 隣接するゲーム・コーナーでは、輪投げや的当てといった、昔ながらのシンプルな遊びを楽しむことができました。ジョーダンもいくつかゲームに挑戦しましたが、なかなか思うような結果は出ず…。負けず嫌いのジョーダン、最後は悔しさのあまり半泣きになってしまいました。

▲コリアン・バーベキューを販売するブースには、ヨン様の写真がベタベタと貼られていました。ヨン様ファンなら通り過ぎることはできませぬ。

▲会場横で調理されていたフリフリ・チキン。すさまじい煙と美味しそうな匂い…。これって反則! 絶対に買いたくなります(笑)。

▲疲れてきたら甘いものでパワーを補給。ポップな牛のイラストがかわいいベン&ジェリーは、我が家のお気に入りです。

▲ほのぼのムードいっぱいの手作りサーカス。見ているだけで和みます。

▲的当て初体験のジョーダン。お目当ては大きなぬいぐるみですが、果たして結果は…?

▲ハワイらしい「イルカ」のマスコットをゲット!

■スペシャル・アトラクションで大興奮
 ゲーム・コーナーで思ったような成果が出せず、ご機嫌斜めのジョーダンの気を紛らすため、スペシャル・アトラクション会場へと移動。そこには、きちんとフェンスで囲まれた芝生の広場と、船のマスト部分を設置した特設プールが置かれていました。
 最初に「ドッグ・ショー」がスタート! にぎやかな音楽とともに登場したワンコが、ドッグ・トレーナーが投げるフリスビーを空中で華麗にキャッチする様子は見事。ジョーダンはフリスビーが投げたくてしようがない様子で、ショーを見つめていました。
 ドッグ・ショーに続いて行われた「カリブの海賊ダイブ・ショー」では、空高く伸びた船のマストから、次々と海賊の扮装をしたキャストが特設プールにダイブ! ショーのエンディングには、70フィート(約21メートル)の高さからの豪快なダイブも行われました。

▲「フリスビー命!」なスーパー・ジャンプ犬、ハンナちゃんと。フリスビーを投げることはできませんでしたが、ワンコにタッチができてご機嫌でした。

▲ショーのハイライトである70フィート・ダイブを行ったのは、なんと女性!「親にはやめてって言われるの~」とのこと。私が親なら、やはり止めます…。

▲ドッグ・ショーもカリブの海賊ダイブ・ショーも、なかなか見る機会がない貴重なアトラクションのため、大人気でした。

取材を終えて
 日中は日差しが強いため、日が暮れてからドンドン人が増えていった「ホノルル・ファミリー・フェア」ですが、私たちは夜8時前には退散。思い切り遊んだジョーダンも、ご機嫌で家路につきました。
 本格的な遊園地と比べると、少し物足りないかもしれませんが、ハワイらしいアットホームさが楽しめるフェアは、きっといい思い出に。皆さんも機会があったらぜひ出かけてみて下さいね。

公開日 : 2007年 4月 11日
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