|
アロハ! スポーツ・ナビゲーターのA-1(エイワン)です。 トライアスロンというと、過酷できついスポーツと思われがち。たしかにアイアンマンと呼ばれるレースは、スイム3.8キロ、バイク180キロ、フルマラソン42.195キロの距離を競い合い、トップ・アスリートでさえ完走に9時間もかかる厳しいものですが、今回参加した「ホノルル・トライアスロン」は比較的参加しやすい「オリンピック・ディスタンス」(スイム1.5キロ、バイク40キロ、ラン10キロ)を採用しています。その歴史はまだ浅く、1977年、ハワイの海兵隊員が酒の席で、遠泳、サイクル・ロードレース、マラソンの中でどの種目が1番きついかを議論しながら考え出したという話は有名。しかし「オリンピック・ディスタンス」は2000年のシドニー・オリンピックから正式種目となり、現在世界の85%のレースで採用されています。 さらにホノルル・トライアスロンは、今年からより参加しやすいように「スプリント・ディスタンス」(スイム0.5キロ、バイク20キロ、ラン5キロ)も新設。初心者にもチャレンジしやすいレースになりました。 |
|
今回参加したレース: ホノルル・トライアスロン
アラモアナ・ビーチパークから始まる美しいコースに、世界中からアスリートが集結するビッグ・イベント。2日間かけて「キッズ・トライアスロン」、トップ・アスリートが参加する「ITUコンチネンタル・カップ」、「オリンピック・ディスタンス・トライアスロン」、「スプリント・ディスタンス・トライアスロン」の4つのレースが行われます。 日時:2007年5月19日(土)、20日(日) |
|
||
ハワイが発祥の地であるトライアスロンは、ロコの子どもたちにも人気の高いスポーツ。親がやっているので、子どもも影響を受けて始める、というパターンも多いようです。とにかく小さいときからほめて、楽しませて、安全に参加することを覚えさせるというのがハワイ流。スイムでは水の中を泳ぐのではなく、走っていたり、バイクも補助輪付きの自転車に乗っていたり、できる範囲で参加すればOK。気負わず、気軽に楽しめばいいのです。スポーツを気軽に楽しめる環境が整っているところも、ハワイの魅力のひとつですよね。 「キッズ・トライアスロン」のレースは、7~10歳はスイム50メートル、バイク3キロ、ラン800メートルで、11~14歳はスイム100メートル、バイク6キロ、ラン800メートル。日本の子どもも含め、合わせて100名近くが参加しました。上位入賞者の中にも、たくさん日本の子どもたちが見られました。 |
|
|||||
|
|
||
翌日はいよいよ大人の番。まずは朝6時に、全米やオーストラリアなどから、エリートと呼ばれる一流選手たちが参加して行われる「ITUコンチネンタル・カップ」がスタートしました。トップ・アスリートたちの完成された肉体美とそのスピードには目を奪われます。 そしてその後、僕も参加した「オリンピック・ディスタンス」がスタート。トライアスロンは通常5歳ごとのエイジ・グループに分かれており、年齢が若いグループから順番にスタートしていきます。続いてリレー部門、スプリント部門と、続々と選手たちが長いレースへと出発していきました。 スイムの舞台となるアラモアナ・ビーチは、初心者にも安心のコース。ビーチに沿って平行にコースが設定されており、ライフガードも多く配置されているので安全です。リーフの内側なので波がほとんどないのもポイントです。 スイムを終えると、トランジション・エリアでバイクに乗り換え、アラモアナ通りへ。空港へ向かう大通りですが、競技中は全車両通行止め。安心して気持ちよく走れます。アップダウンが比較的少なく、空港近くのラグーン・ドライブは海沿いを一直線に走れるハワイならではのコースで、爽快感も抜群です。 そして最後の種目、ラン。アラモアナ・ビーチパークからダウンタウンの間を2周するコースです。平坦で走りやすいコースですが、さすがに疲れもピーク。沿道の応援を励みに、ゴールを目指します。 |
|
|
|||||
|
|
||
ゴールのアラモアナ・ビーチパークに戻ってくると、さらに多くの応援の人たちが待っていてくれました。ゴールラインに入ると同時にメダルの授与が。「ホノルル・トライアスロン」では、参加者全員が勝者というコンセプト。とてもうれしいご褒美です。 そして表彰式。エリートをはじめ、エイジ・グループ別やリレー、スプリントの表彰が行われました。いつかこの表彰台に乗るのを目標に、これからもがんばります! |
|
|
■このコラムへのご意見、ご感想、リクエストはこちらまで。たくさんのメールお待ちしています!! |
公開日 : 2007年 6月 20日 |
- この記事をあとでまた
みたい場合は、
マイページにクリップ!