まず、リボンレイの基礎知識を・・・。
【ハワイアン・リボンレイとは?】
「レイ」というと、生花のイメージがありますが、色とりどりのリボンやヤーンなどを縫ったり編んだりし、美しいレイに表現したハワイのクラフトがリボンレイです。ハワイは1年中沢山の種類の花々(多年草)が咲いていますが、全てのフラのコンペなどで大量の植物を消費することを懸念されたキャロル・ミト先生が、1994年頃に生花を使う代わりに、当時務められていたクラフトショップにあったリボンなどを用いて、レイを作れないか?と考案したのが始まりです。そんな活動がメディアで取り上げられ、ハワイやアメリカ本土、そして日本にも知られるようになりました。ハワイで毎年5月1日にカピアラニ公演で行われる、「レイデイフェスティバル」で去年から「リボンレイ部門」が創設され、ますます人気も高まっています。
【リボンレイ・ワークショップとは】
日本で初めて日本語のリボンレイ教本を出版された、「Leinani」リボンレイデザイナーの山本貴子さんが、リボンレイを通じて親交を深めた第一人者であるキャロル・ミト先生と、「日本でもリボンレイの素晴らしさを伝えたい」という想いで去年より始められたワークショップです。リピーターの方も多く、参加者は日本全国からいらっしゃっています。
ワークショップでは、3種類の手法で作れるリボンレイを体験する事が出来ますが、難易度にそんなに差はありません。首にかける長さを作るには、ワークショップ(2時間)では終わらないので、始め方をワークショップでマスターしてある程度作ってから、皆さんご自宅に持ち帰られて続きを作られるようです。最後の仕上げの方法などは、メールで電話で気軽に聞けるので、心強いです。
【リボンレイの特徴】
キャロル・ミト先生も、「本当の花の様み見せる」をモットーに作成されていますが、色々な編み方、素材、色の組み合わせによって、デザインは無限大に広がりますし。生花とは違い贈る人の好みに合わせて自由に作れるというのが、面白みの1つでもあります。生花のような香りや新鮮さは楽しむ事は出来ませんが、保存さえしっかりすれば、インテリアとして飾って楽しむ事が出来ます。
では、ワークショップにのレポートの始まりです!
受付で出来上がった見本のレイを見ながら、キットを選びます。手法の異なる3クラスを開催しており、朝一で行われたのはリボンレイのクラスです。
開始時間より早めに教室にお邪魔させて頂くと・・・、
すでにほとんどの参加者の方がいらして、作品作りを始めていました!
ワークショップ自体は2時間なので、少しでも多く作品作りを楽しみ、学びたいという熱い想いが伝わってきます。いくつかのテーブルに分かれていますが、キャロル・ミト先生を始め、スタッフの方が親切に指導してくれます。実際にスタッフの方もテーブルで作品作りをしているので、手元を参考にも出来ます。
ハワイアンミュージックがゆったり流れる教室で作品作りをしながら、皆さん楽しそうにおしゃべりしたり、お隣の方と製作途中の作品を見せ合ったり、朗らかなアットホームな雰囲気でした。
教室の入り口には、リボンレイで出来るグラスコードや、ストラップ(短いサイズで出来るので初心者の方にもオススメです)、「Leinani」山本貴子さんの教本で紹介している作品がそのまま作れるキットなども販売されていました。
まだまだ皆様が作業に没頭されてお忙しい中、キャロル・ミト先生にお時間を頂き、撮影させて頂きました。
ハワイではご自身のクラフトショップ(http://carolemitocrafters.com/)で、リボンレイを教えて頂けるそうなので、ハワイに行かれた際は、足を運んでみては?
初対面の私にもとてもフレンドリーに接して下さった、生徒さんに慕われる優しい先生(写真・右)です。
今回、取材の依頼を快く引き受けて下さった「Leinani」山本ご夫妻。
ありがとうございました!【取材を終えての感想】
実は、リボンレイを作る工程を見せて頂くのは、今回が初めてでした。
完成した作品を見ると、とても複雑そうに見えて「作るの難しそうだなぁ~」なんて思ってしまったのですが、リボンレイの歴史など色々お話を聞かせて頂き、皆さんが楽しく作られている姿を見て、「上手下手の問題ではなく、贈る人の事を想って、一針一針心を込めて作る事が大切」という事を学びました。リボンレイはとても優しい気持ちになれるクラフトでした♪
★★「Leinani」山本貴子さの著書をご紹介!★★
手に入れやすい材料と道具を使い、初心者にもわかりやすく解説。
<リボンレイの本> <リボンレイの本2>
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