日本から届いた合格証に、一同大感激！

　2年ほど前に問題作成者のご紹介など、初期の準備段階でお手伝いをさせていただいていた「アロハ検定」。その後、公式テスト本まで販売され、ウエブでテストを受ける仕組みの検定試験が、2007年秋に初回開催をするに至り、感激したものです。

私たちは、問題はまったく知らないのですが、ちょっと関わってしまった、ということでずっと受験を遠慮しておりました。しかし考えてみれば、別にそれで何かの資格になるとか、お金がもらえるとかでもないですし、だいたい問題はまったく知らない部外者ですから別にいいんじゃない？と検定スタッフに聞いてみると、快くOK。

編集部のお勉強材料にもなるし、何よりきっと楽しいし、ということで、8月末に行われた回に、私を含めた編集部6名が挑戦をいたしました！

■公式テキストでお勉強の日々。意外な難問に冷や汗の本番

何はともあれ、お勉強あるのみ、とひとり一冊検定公式テキスト本を仕入れて学習開始です。歴史や神話など、在住歴が長くなると聞いたことはあるのですが、うろ覚えだったり、正確には知らないことばかり。む、難しいかも……と、ちょっと手の平に汗をかきながら、いよいよ勉強にも力が入り始めました。

しっかり者の編集部員は、毎週末、きっちり予定をたてて本と格闘していたようですが、いつでもラストミニッツの一夜漬け癖が抜けない私は、プライベートでハワイ島へと旅だった試験前日になってやっと本を開く始末……。我ながら呆れます。

日本の日曜日、午後1時から開催の3級試験。ハワイでは土曜日の午後6時に始まりました。デモ試験はサクサクと進んで全問正解だったので、3級はそんなもんだろうと甘く見ていたら、最初から数問、回答不可能な難問に遭遇……。その後も遭遇……。あ、これは落ちるかも、と冷たい汗がまたツツーっと落ちたりしました。

4択なので、何かは選べるのですが、消去法でも何法でも分からないものは分からない。1時間の予定のところ、さっさと諦めて30分で終了しました。ほかの皆はどうだったのか、と様子を探っても、皆、無言（笑）。そうか、そうか、難しかったよね、やっぱり、と安心したりして……。

中でもひとり2級も同時受験したウエブ・プロデューサーのタエコは、2級の難しさなんて3級の比較ではありませんでしたよ、と絶望の顔。ひとり大人の世界をのぞいてしまった彼女は、それでも何だかたくましく見えたものです。

■さて、気になる結果は…？

……さて、時は流れ、発表の時が来ました。ウエブサイトで結果が見られるのです。皆とシェアする前に、まずはひとりでコッソリと自分の成績を見てみます。「あ、ご、合格……。」

オフィスでもありますし、一夜漬けでもありましたし、まだまだ3級なので、「やった～！」と叫びたいのをグッと我慢します。ハワイに何年もいて、こんな仕事をしているのだから当たり前だし。でも、正直、難しかったと思ったし、見当もつかない問題がいくつかあったので、ドキドキでした。それだけにうれしかったです。

そして、もっとうれしかったのは、何と全員合格だったこと！ ひとりだけ2級をダブル受験したタエコちゃんも、きっちりダブル合格！ 「すごい～！」皆の尊敬のまなざしが集中します。あんなに絶望的な顔をしていたのに、実はしっかり勉強していたのですね。一夜漬けの私は、覚えるのは得意ですが、忘れることも得意。2級までの道のりは険しい気がしています。

後日、日本からハワイにちゃんと正式に合格証が届きました。今度は皆で2級に挑戦しちゃおうと思います。超難問のはずの1級試験もこの夏、横浜で会場試験を実施。数名の合格者が出たそうです。皆さん、すごいんだなあ。

「アロハ検定」は、単にハワイに住んでいたり、何度も来ていたりするだけでは絶対に合格できないという、アカデミックな部分が多い真面目な検定試験なのです。もちろんエンターテインメント要素もあるし、やりながらもとても楽しいのですが、テキストに書いてある以外のことも出るし、皆、どうやって勉強しているんでしょうね？ そっちの方に興味津々な私たちなのでした。

★次回、アロハ検定の開催要項はまだ未定ですが、皆さんもぜひ編集スタッフと一緒にトライしてみましょう！ ハワイファンならば、単にアトラクションのひとつとしても楽しめますし、知れば知るほど、ますますハワイが楽しくなります。
⇒　「アロハ検定」公式ページをお気に入りに登録しておきましょう。
http://www.alohakentei.com/index.html