いよいよオアフ島ノースショアに、サーファー待望のビッグ・ウェーブが到来! そして今年も冬の風物詩、世界のトップ・プロ・サーファーたちが参戦する「2008ヴァンズ・トリプル・クラウン・オブ・サーフィン」が始まりました。 (※写真はすべて昨年度のものです)
■今年もトップ・プロ・サーファーたちが参戦!
今年で36回目を迎えるトリプル・クラウンは、ASP(アソシエーション・オブ・サーフィン・プロフェッショナルズ)が行っている、世界チャンピオンを決めるWCT(ワールド・チャンピオンシップ・ツアー)の最終戦(女子は最終2戦)と、次年度のWCT参戦資格がかかっているWQT(ワールド・クオリファイング・ツアー)の最終2戦(女子は最終戦のみ)から成る大会。プロサーファーにとっては1年の総括となる、大事な大会なのです。
今年2008年度の男子WCTでは、最終戦を待たずにケリー・スレーター(フロリダ)が9回目となる世界チャンピオンのタイトルを早々と獲得。そのため、出場選手たちの狙いは「トリプル・クラウン・オブ・サーフィン」のタイトルに。スレーターは最終戦のビラボン・パイプライン・マスターズにのみ出場予定のため、現在ランキング2位のビード・ダービッジ(オーストラリア)が有力候補となっていますが、ハワイの選手では、エクセル・プロで優勝したパンチョ・サリバン(サンセット・ビーチ)、トリプル・クラウンで6回優勝しているベテランのサニー・ガルシア(ワイアナエ)、4回優勝のアンディ・アイアンズ(カウアイ島)らもタイトルを狙います。
女子はこのトリプル・クラウンで世界チャンピオンが決定。去年の世界チャンピオンで現在ランキング1位のステファニー・ギルモア(オーストラリア)、2004年度チャンピオンでランキング2位のソフィア・ムラノヴィッチ(ペルー)、2006年に7回目の世界タイトルを獲得した、ランキング3位のレイン・ビーチリー(オーストラリア)らが今年のタイトル争いに名を連ねています。
2008ヴァンズ・トリプル・クラウン・オブ・サーフィンは、女子の最終戦ビラボン・プロ・マウイを除いてオアフ島ノースショアで行われます。第1戦となるリーフ・ハワイアン・プロは11月13日~23日に開催されました。女子の部で見事優勝を果たしたのは、ハワイの17歳、カリッサ・ムーア。3位入賞のローラ・エネバー(オーストラリア)、4位のココ・ホー(サンセット・ビーチ)も共に17歳と、若手選手の活躍が目立つカリッサ・ムーア大会となりました。
男子では、タヒチの22歳、マイケル・ボウレズが優勝。トリプル・クラウン史上初のタヒチ出身選手の優勝という快挙を成し遂げました。ハワイの選手では、ケコア・バカルソの3位入賞が最高位。優勝候補のビード・ダービッジは7位、サニー・ガルシアは9位に終わっています。
第2戦となるオニール・ワールド・カップ・オブ・サーフィンは11月24日~12月6日、第3戦のビラボン・パイプライン・マスターズは12月8日~20日に開催予定です。これから注目の選手も続々登場! 双眼鏡を片手に、冬のビッグ・ウェーブとサーファーたちの熱い戦いが繰り広げられるノースショアに足を運んでみてはいかがでしょうか。
■2008 ヴァンズ・トリプル・クラウン・オブ・サーフィン スケジュール
[男子]
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