■驚きのブライダル・ランナー。一緒に走って一緒にゴール!
今回、ご結婚されたのは、佐藤良一さんと千夏さんのおふたり。「もともとハワイが好きで何度も訪れていました」という千夏さんは、昨年初めてホノルル・マラソンに挑戦いたしました。出てみたらとても楽しく、欲も出てきて「来年はもっと早く走りたい!」と帰国後、入会したランニング・サークルで出会ったのが、サークル運営者の一人である、新郎の佐藤良一さんだったというわけです。出会いのきっかけとなったのがホノルルマラソンだったのですね。
「今はウルトラマラソン(100km以上の長距離マラソン)を主体としたランニング生活をしていますが、僕自身も、実は第20回のホノルル・マラソンが初めてのフルマラソン挑戦でした。偶然ながら、ふたりともホノルル・マラソンからランニング人生が始まったんですね。ですから今回は原点回帰ということもあり、ふたり一緒にホノルル・マラソンに参加をして、それから挙式をしたい、ということになったんです。」(良一さん)
良一さんが所属するサークル「MY★STAR」で練習を積み、さまざまなマラソン大会に出場するようになった千夏さん。とある大会で、良一さんが彼女のペースメーカーになったことをきっかけに、ふたりの距離がグンと縮まり、ついにゴールインとなりました。
「今年の秋、スパルタスロンでゴールとともにプロポーズしたんですよ」と良一さん。スパルタスロンというのは、ギリシャのアテネからスパルタまで、約250キロを一昼夜かけて走破する超長距離マラソンのこと。
「彼の世界一過酷と言われるマラソン・レースを目の当たりにしたことと、プロポーズのどちらもうれしくて、あの時は涙が止まりませんでした」と千夏さんは思い返してもウルウルという感じ。まさに感動の一瞬だったのでしょうね。
今回、実に驚きだったのは、おふたりがブライダル・カップルの装いでフルマラソンを完走したこと。しかも、3時間43分! さすがランニング・チームでトレーニングをしているだけありますね。もっとすごいのは、参列者の皆さんもマラソンに参加して、完走Tシャツを着て結婚式に参列するのがルールだった、という徹底ぶりです。ゴールしてから一度ホテルに帰って着替え、そして午後からウエディング。皆、疲れているのに、とっても幸せそうです!
青い空と海、そしてきれいな空気。開放感いっぱいのアラモアナ・ビーチパークで、ハワイらしく、そしておふたりらしく永遠の愛を誓った千夏さんと良一さん。ホノルルマラソンは一生、忘れることのできない思い出ですね。また毎年、走りに帰ってきてくださいませ。どうぞお幸せに~!
取材協力:ジョイフルウエディングズ・イン・ハワイ
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