芸能界の方にも圧倒的な人気を誇るハワイ。現実を離れて、ファミリーや仲間たちとホッとひと息つくには、近くて便利で安全で、最高のビーチリゾートなのですね。今回は、ハワイ渡航歴30年という、バラエティやドラマで大活躍の大島さと子さんと、ハワイ在住7年で大島さんとは旧知の仲という瀬川慶さんに、編集長がお話をうかがってまいりました!
■大島さと子さんプロフィール
神奈川県出身。成城大学在学中に映画のイメージガールとして抜擢されたことから芸能界デビュー。「プロ野球ニュース」のアシスタントも務めるなど、レポーターや司会に活躍。2006年10月からは、テレビ東京系「レディス4」(月~金16:00~16:52)の総合司会を務めるかたわら、女優として2時間ドラマなどにも多数出演中。
■瀬川慶さんプロフィール
小学校・中学校をミシガン州デトロイトで過ごしたバイリンガル。日大芸術学部卒業。在学中からレポーターや司会業、ドラマ、CM、お天気レポーターなど、多彩な活動を展開。2002年からハワイに移住し、ラジオのDJやイベントの司会に大活躍。パーソナリティを務めたBS日テレ「ALOHA CHANNEL」が現在アンコール放送中(日曜23:00~23:24)。
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■ハワイはやっぱり「帰ってくる」故郷みたいな存在
瀬川慶(以下、慶):
お帰りなさい、さと子さん!
大島さと子(以下、さと子):
ただいま~。本当に私にとってはハワイは「帰ってくる」って感じの場所なんですよねえ。
上野編集長(以下、編集長):
大島さん、はじめまして。慶ちゃんもお久しぶりです。以前に一緒にホノルルマラソンの練習しながら連載コラムをしましたね。
慶:
その節はお世話になりました。今年も編集長は走られたんですよね。私は今はホノルルマラソンのお仕事もさせていただいているので、それ以来ランナーとしては参加できていないんです。あの時はとても楽しかったので、ぜひまたチャレンジしたいですね。
編集長:
大島さんは、もうハワイ歴は長いんですか?
さと子:
このお仕事を始めた頃からだから、もう30年以上になりますね。
編集長:
わぁ~ハワイの大ベテランだ! 慶ちゃんとも古い関係とうかがいました。
慶:
私が日本でデビューする前からのおつきあいなので、こちらももう20年以上!
さと子:
当時、仕事が終わると毎晩のように行くお店があって、芸能界やスポーツ界の方がたくさん来る隠れ家的な存在だったんですけど、誰も仕事の話とかしなくて、まったく自由な空気でくつろげたんですね。まさに憩いの場所という感じ。そこにデビュー前の慶ちゃんも来るようになって、とっても仲良くさせていただいてました。
慶:
もう本当に家族のようなおつきあいで、昼間どんなに仕事がたいへんでも、一日の終わりにそこで皆に会えると思うと頑張れたんですよね。そのくらいホッとする場所でした。懐かしいです。
さと子:
あの慶ちゃんがいつの間にかこんなに大きくなって(笑)。
編集長:
しかも大島さんの大好きなハワイに移住した、ということが分かって、ずいぶんとビックリされたんじゃないですか?
さと子:
ええ、それはもう! 慶ちゃんはもともとバイリンガル・タレントとして活躍していたので、流れとしては不思議ではないんですけどね。ハワイに来ると彼女に会えるんだということが分かって、とてもうれしかったです。
慶:
私はFM番組のDJのお仕事をきっかけに、2002年にハワイに移住することになりました。最初は分からないことばかりでたいへんでしたが、今ではハワイの生活にもすっかり慣れて、地元のイベントの司会をやらせていただいたり、テレビ番組のパーソナリティをしたり。
編集長:
生活の基盤がハワイにできあがった、という感じですね。イベントなどでも本当に良くお見かけします。
■何度来ても色あせないハワイならではの空気感
さと子:
私も年に数回、ちょっと時間が空くとフラ~っとハワイに来るのが楽しみだったんですが、お友だちが嫁いだ先がマウイだった、ということもあって、しばらくは毎年マウイ島のキヘイに行っていたんですね。
編集長:
マウイは女性ファンが多いですよね。
さと子:
あのゆったりとした感覚とか、視界を遮るものがなくて大らかな雰囲気が漂っている感じがたまらなく好きでしたね。
編集長:
もともとハワイのどんなところに惹かれてリピーターになっていったんですか?
さと子:
ひとことで言うと、この何とも言えない空気感、ていうところかしら。風とか、ふと見上げたときの空の青さとか、虹や空気の匂い。こんなに日本に近くて便利に来られるのに、飛行機を降りた瞬間から感じられる、まったく違う世界に来た、っていう感覚。それが何よりも好きですし、何度来ても色あせない魅力です。
慶:
住んでいる私たちでも、やっぱりこの気候や自然環境には癒されますよね。
編集長:
本当に。たまに日本に出張に行くと、ハワイが別世界のように感じる皆さんの気持ちが良く理解できますね。年末年始には芸能界の方もたくさんいらっしゃいますが、どちらかと言うと、おひとりで来ることの方が多かったんですね。
さと子:
やっぱり日常と切り離された世界でゆったりすることが目的で来るわけですから、そこにお仕事を持ち込んでしまうと、あまり意味がないと思うんですよね。以前はもちろんお友だちと来て、人並みに買い物やグルメ三昧のハワイ旅行もエンジョイしましたけど、だんだんと、ひとりで何にもしない旅、リラックスしてマイペースで過ごすような旅、というように変化していきました。
編集長:
年に数回、30年も来続けていたら、すっかりここは故郷感覚ですよね。でしたらあちこち開拓して回るよりも、普段のお忙しい仕事とはリズムを変えて、ゆったりと過ごして気分転換されるのがベストでしょう。
慶:
ハワイはそういう過ごし方がとても良く似合いますよね。逆にひとりでも来やすい場所ということも言えます。
さと子:
その通りね。言葉の問題とか、歩いて何でもできるスケール感とか。それ以前に、ひとりで来ても大丈夫、受け止めてくれる、っていう優しさがあるように感じますね。どんな旅行地でも同じかというと、実はなかなかそうはいかないものです。
慶:
慣れない土地に行くと、まずは緊張しますからね。私が日本に向けた番組などでお伝えしたいのも、ハワイならではのそういう優しさだったり、大らかさだったりするかもしれません。
■大島さと子流、ハワイの楽しみ方
編集長:
大島さんは今、月曜から金曜まで、テレビ東京系列で「レディス4」というレギュラー番組に出演していらっしゃいますよね。今回は年末で番組もお休みだから来られたんですね。
さと子:
そうなんです。2年前から番組が始まりまして、それ以前はもっと来られたし、長くもいられたのに、今は夏と冬に4泊くらいしか来られなくて……。
編集長:
あっと言う間に過ぎるハワイの時間の中で、今、楽しんでいらっしゃることって何でしょう?
さと子:
実は2年前から水彩画を始めたんですけど、日本ではほとんど描かないのに、ハワイに来ると描きたい!と思わせてくれる風景やシーンばかり。年齢と共にハワイの過ごし方も変わってきましたが、今は島の反対側に行って、ひっそりと絵を描いたりするのが最大の楽しみになりました。
慶:
大人になって、皆、変わっていくものですね。
編集長:
ハワイはあんまり変わらないですけどね(笑)。
慶:
そう、ハワイだと10年前の服を着ていても、それがTシャツやショーツだったりしたら全然平気。日本にいた頃は、シーズンごとに服を替え、バッグを新しくし、という生活パターンだったと思うし、慌ただしくて気が休まることがなかったかもしれません。
さと子:
私はまだまだそういう世界にいるので、だから時々ハワイが必要なのよ(笑)。
編集長:
そういえば、英語の学習も最近のハワイの過ごし方の定番になりつつあるとうかがいましたが。
さと子:
そうなんです。以前にも英会話を勉強していたことがあるのですが、一歩学校の外に出ると、そこは日本。使う機会もまったくなくて続かなかったのですが、今年になって短期プログラムが充実して、ネイティブの先生に教えていただける ハワイ・パームス・イングリッシュ・スクールの存在を知ってからは、来る度に数日間の特別レッスンをしていただいています。
慶:
今度は、一歩外に出ればハワイ。すべてが英語の街ですから、すぐに試せて身につくのも早いですね。
さと子:
ずっと住んでいるわけではないので、進歩はゆっくりかもしれませんが、こういう風に「学ぶハワイ旅行」というのも確かに充実するし、かえってリセットになっていいなあと新しい発見しました。絵を描き、英語を学び。そんなハワイの過ごし方もおすすめですよ。
編集長:
ハワイに妹みたいな存在が住んでいると、また来る目的や気持ちも違って来ますよね。
さと子:
帰ってくる、っていう故郷感覚が一層、深まりますね。地元の方しか知らない場所へも連れて行っていただけるし、とてもラッキーだと思います。
編集長:
最後に、2009年の豊富などお聞かせいただけますか?
さと子:
お仕事の方はとても順調なのですが、2009年は私もいよいよ50歳になりますので、できれば少しゆっくりペースで生活したいと思っているんです。そろそろシニア生活の準備に入ろうかと(笑)。
編集長:
え~、とてもとてもそんな年齢には見えませんよ。
さと子:
まあ、思っているだけで、まだまだ毎日慌ただしく過ごしているんですけどね。「レディス4」とドラマのお仕事、このペースは今年も続きそうです。日本にいらした際は、ぜひ番組もご覧になってみてくださいね。
慶:
ハワイの魅力を日本の方にお伝えしたり、ハワイにいらした日本の皆さんに十分にハワイをお楽しみいただけるように、これからもがんばります!
編集長:
大島さん、慶ちゃん、今日は本当にありがとうございました!
■取材を終えて
以前からまったく変わらない優しい笑顔で、明るく気さくにお話しくださった大島さと子さん。親しみやすく、人を緊張させないキャラクターは、「レディス4」のメインキャスターという役割にぴったりですね。瀬川慶さんは、柔らかな大人の女性という印象が深くなりました。もう20年来のおつきあいという姉妹のようなふたりの気取らない会話をうかがっていると、こちらまでタイムスリップしていくようでした。ありがとうございました!
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