アロハストリート編集長の上野です。一昨年からコミュニティ・サービスの一環として、アロハストリートが主催となってハワイ在住日本人に向けて「サークルウイン」という名のセミナーや交流会を催しています。
昨年2月のセミナーには300名が訪れて、広い会場が満員になりました。9月に協力させていただいた日経新聞のセミナー以来、久々の今回は、ハワイシニアライフ協会の名誉理事でもある春山満さんをお招きしての講演会とパネルディスカッション。当日の模様をご覧ください。
セミナー「闇に活路を!」に老若男女が集結
春山満さんは、「車椅子の社長」として知られる企業家。昨年2月に開催され、涙と深い感動を巻き起こした第一回ハワイ講演会に続き、第2回目となる今回は、「闇に活路あり ~ピンチをチャンスに! 絶望から這い上がった実践編」と題し、ハワイを元気にする、ビジネスを主題とした講演となりました。
前代未聞の世界的不況という「闇」の中で、いかに活路を見いだしていくか。これからのハワイを担う世代に向けて贈る絶好の機会。春山さんの勇気がみなぎる言葉の数々で、逆境をチャンスに変えようと、意欲がハワイ中の人にわき起こるのを期待して、ハワイシニアライフ協会、日本クラブと共催させていただきました。
場所は、私たちのホームグラウンドとなりつつあるハワイ・コンベンション・センターのシアター会場。とってもきれいで格好良くて、喋っているスピーカーからも皆さんの顔がすごく良く見えるのです。
司会は、地元日本語AM局の人気アナウンサー、浴本(えきもと)薫さん。落ち着いた大人のムードで実にテーマにぴったりです。プログラムの最初はまず春山さんの講演です。時に静かに、時に檄を飛ばすかのように切れの良い声のトーンになり、観衆をグイグイと引きつける話術はさすがです。
「私は首から下が動きませんので、ジェスチャーも何も使えません。声だけが唯一の武器なのです」とおっしゃっていらっしゃいましたが、お声を聞いているだけではそんなことをまったく意識することができないほど、力強く、たくましく、心が奮い立つのです。
休憩を挟んで、ハワイシニアライフ協会の坂井会長と、何と私がパネルディスカッションでお話しをさせていただきました。ほんの少しではありましたが、春山さんの後では話しにくく困りました(苦笑)。私にとっての闇とは、そしてどう活路を見いだそうとしているのか、ということをチラッと。
Q&Aが終わって、ここで解散。が、今回は特別に「車座懇談会」という機会を春山さんからいただいていました。有志のみその場に残って、マイクなどなしで、身近でひとりひとりのお話しを聞いていただけるのです。
「今日は千本ノックを受ける覚悟で来ましたから(笑)」と春山さん。悩める人々の相談にのってくれる、言ってみれば「春山塾」のようなもの。これが実に好評で盛り上がり、1時間以上にわたって続きました。参加者も春山さんご自身もとても楽しまれ、有意義な時間となりました。
さて、アロハストリートが今度主催をするイベントはどんなものになるのでしょうか。世界的な不況の中で、活路を見いだしたいと願っている方々は無数にいらっしゃいます。ハワイも例外ではありません。私たちの小さな活動が、そういう人たちのお役に立てるのだとしたら、それは何よりもうれしいこと。
毎月の交流会も第2フェーズに入り、新企画にアプローチしようとしています。これがどんな風に発展していくのか、私たち自身もちょっと楽しみです。
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