南イタリアの風と本格アルデンテを堪能

南イタリアの風と本格アルデンテを堪能

公開日:2009.06.15

更新日:2017.06.25

編集部体験レポート

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 先日ご招待いただいたウルフギャング・ステーキハウスの総責任者である吉田さんがお呼ばれレポートを読み、ぜひこの続編を…ということで再びタオルミーナ・シチリアン・キュイジーヌへ行って参りました。(実は、2店ともWDIインターナショナルという同じ会社が運営しています。ご存知でしたか?)こちらはイタリア料理のお店で、ハワイではシチリア地方のお料理を提供している唯一の本格派レストランです。ちなみにタオルミーナとはシチリアを代表する大都市の名前です。

 イタリアはブーツのような形で表現されますが、それで言うとつま先の先にある小石のような島がシチリアです。「地球海の十字路」とも呼ばれ、長い歴史のなかで多民族・多国家の支配が繰り返されたため、ユニークな文化が形成されています。当然、食にもその影響がありイタリアン、アラブ、地中海と色々なエッセンスが詰まった料理というのが特徴です。なかでもシチリア料理の花形といえば、マグロとウニです。ちなみに私カズはシチリアに行った時「日本人と俺らは世界一ウニが好きなんだよなー、存分食え食え」と言われたことがあります。

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 エグゼクティブシェフの芝田さんは、「ハワイとシチリアは似ているところがあり、料理にもそれが表れてます。例えばどちらもマグロが人気というところ。」とおっしゃってました。ハワイ産のトマトを使った手作りのトマトピューレなど、地元産の野菜もふんだんに取り入れたメニューの数々はどれも美味しいものばかり。それではさっそくレポートしていきます。

●素材の味を堪能!目にも美味しいオードブル

 

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マリネを愛するオンナ、リツコのおすすめ

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  シチリア料理といえば、オリーブオイルとレモンソースが味の決め手。それらをベースにしたマリネを、いろいろ楽しみたい方におすすめなのが、アンティパスト・ミスティ(前菜の盛り合わせ)です。全部で7種ある前菜から、好きな4種を選ぶことができるという魅力的なオーダースタイル!我々は「甘エビのマリネ」「イカとタコのマリネ」「サーモンのマリネ」「トマトとモッツアレラのカプレーゼ」チョイスさせていただきました。さわやかな酸味と素材の味がマッチした、シンプルでやさしい旨み…。マリネ好きならずとも、一口で笑顔になってしまいそう。さらに、ひとつのお皿に美しく盛り付けられた姿は目にも美しく、おしゃれ度満点です。
 また、もう一皿オーダーした前菜「牛フィレのカルパッチョ」は、これまた絶品!まったく臭みのないさわやかな薄切り肉が、口の中でとろけまくりです。編集部みんなが大絶賛のアンティパストは、楽しい食事の幕開けを飾るにふさわしい逸品たち。ぜひ、お試しください~!

●期待を裏切らない最高のアルデンテ

 

トマトとバジルのポモドーロ

ぺペロンチーノ風スパゲティ

カルボナーラしか知らなかったサヤカを変えたパスタ

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 今回9種類ある中で2種類のパスタをオーダーしました。1皿目は火を通したマグロとカラスミをチリペッパーとオリーブオイルで味付けしたペペロンチーノ風スパゲッティ。見た目も味付けもシンプルですが、素材の味が生かされているとはこういうことなのでしょうか?厳選した素材しか使わない、というシェフのこだわりが納得できます。マグロも薄味ながらしっかり味がついていておいしい!ペロリと一皿いけそうです。
 2皿目はトマトとバジルのポモドーロ。登場と同時にバジルのフレッシュな香りが2m先まで広がる感じ。口に入れると、トマトとバジルのおいしいコンビネーションが口中に広がります。上品なお味!実は、今まで食いしん坊ながらカルボナーラしか注文しなかった私ですが、これからまた食いしん坊人生の幅が広がりそうです。メルシー!じゃなくて、グラッツェ!アルデンテ具合もすばらしく、なるほど!この麺の舌触り、歯ごたえ、絶妙です。

●カナディアン・ロブスターのカチューコ

 

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毎日シーフード三昧が夢の生活、ユカリンのおすすめ

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 ハワイもシチリアも気候が似ていて、どちらもシーフードを食べる食文化があります。そんなハワイだからこそ、伝統的なシチリア料理がウケるのも納得なのですね。今回、私がどのお料理よりも先にいただいたのは、ロブスターのカチューコ。この聞きなれない「カチューコ」というのは、みんながよく耳にする南フランスのお料理「ブイヤベース」のような一品で見た目もゴージャスでフォトジェニックな1品です。
 見てください、このお皿の中にお行儀よくおさまったシーフードたち。身がぎっしりのロブスターをはじめ、ムール貝、アサリ、エビ、貝柱、イカがたっぷりと盛り付けられてます。これら具材が美味なのはもちろんのこと、魚介のエッセンスが注ぎ込まれたスープの旨さといったら◎。フランスパンをスープを浸して食べれば、もう夢見心地~。編集部員全員でパンをちぎり合うほどでした。遠慮しないで、パンの追加で頼めばよかった…とちょっぴり後悔。シーフード・ラバーには絶対おすすめです。

●骨付き仔牛のチーズカツレツ。それはただ者ではなかった…

 

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I LOVE カツ!ミチルのおすすめ

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 カツと聞いただけでわくわくしてしまうカツLOVEの私がおすすめするのは、もちろんメインディッシュの仔牛のカツレツ。お皿が出てきてびっくり!で、でかーい!!骨付きのカツレツは、「アレ?うちわですか?」と思わず聞きたくなるほどビッグサイズ。さっそくナイフを入れると衣がサクッサクッ。これは期待ができそう!一口食べると、うーん、とろける~!この大きさからは想像できないほど柔らかくてとってもジューシー。お肉はもちろん美味なのですが、それをさらに引き立たせる付け合せのトマトソース&チーズのパーフェクトな組み合わせ。トマト缶ではなく生トマトからペーストを作るので、とっても濃厚でこんなの初めてです。編集部のみんなもフォークが止まりませ~ん!
 特大カツレツもおいしさのあまり一人でもペロっといけちゃうかも。文句なしに満足できる一品でした。お店に行ったら、ぜひこの驚きとおいしさを味わってくださいね!

●南イタリアの風を感じる極上ドルチェ

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デザートとワインを語らせたら編集部イチ!?カズのおすすめ

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 イタリア料理の楽しみのひとつがデザート。今回は南イタリアの名物ドルチェである、カンノーリとティラミスをいただきました。カンノーリはこちらも名産のピスタチオのジェラートを添えて。濃厚な味で、お料理の余韻に浸りながら食べてしまいました。
 お酒ももちろん豊富。イタリアワインが130種類以上もそろってます。ソムリエに指導されたスタッフがお料理に合わせたおすすめの1本を教えてくれるので、自分の好みを伝えてみましょう。そしてイタリアといえば、リモンチェッロとグラッパです。口当たりがさわやかなリモンチェッロ、ブトウの搾りかすから作られるグラッパは、イタリアでは定番の食後酒。どちらも僕は大好きで、ハワイで飲めるレストランは他にはあまり知りません。ただアルコール度が高いので、酔いすぎてしまわぬよう、各自のペースでお酒も楽しんでくださいね。

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 ワイキキ・ビーチ・ウォークに位置する、おしゃれで落ち着いたなレストラン。店内は2フロアに分かれていて、風が心地よいテラス席もあります。グループでのパーティや結婚式のパーティなどにも最適!お手頃なランチメニューもそろっています。
 やさしい店長菊地さん(→素敵でしょ?)を始め、常時日本人スタッフがいるので、英語が心配だという人も安心です。南イタリアの風をワイキキで感じられる本格派レストランで、ぜひ、すてきなひとときをお過ごしくださいね。

タオルミーナ・シチリアン・キュイジーヌ
Taormina-Sicilian Cuisine

住所: 227 Lewers Street (ワイキキ・ビーチウォーク前) 
電話: 808-926-5050
営業時間: 11:00~22:00(日~木曜)、11:00~23:00(金、土曜)
定休日: なし
公式サイト www.taorminarestaurant.com

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