アロハストリート編集部からも、ビューティー・キッシーとミーハー・ミチルが、授賞式に潜入!
さっそく豪華なパーティの模様をレポートしていきたいと思います。
ナ・ホク・ハノハノ・アワードとは、ハワイのグラミー賞と言われる音楽の祭典で、ハワイの音楽賞の中で最も権威のある賞とされています。授賞式の様子はハワイ全土に生放送で中継され、ハワイの夜がハワイアン・ミュージック一色に包まれます。全部で26部門あるカテゴリーはバラエティに富んでいて、ハワイ語などのハワイ独特の文化が盛り込まれているとてもハワイらしいもの。今年の受賞は22部門で、今年最も活躍したアーティストに贈られました。
18:00過ぎにシェラトン・ワイキキ・ホテルに着くと、そこはもうドレスアップした出席者たちでいっぱい。ハワイらしく、みなさんいくつものレイを首からかけています。ムームーやアロハシャツで正装した人も多く、ハワイムード満点!私たちも、ドキドキしながら会場へ入ります。
まずは、出席者にディナーが振舞われます。
今年はどのアーティストが受賞をするのでしょう。賞の行方が気になってしょうがない私たちは、ディナーも早々に済ませ、カメラ片手にウロウロ…。そして、テレビ中継とともに授賞式が始まります。
本当は22部門全部紹介したいところですが、ここではその中から選りすぐりを紹介します。司会はKCCNの人気DJビリーV。プレゼンターは、昨年受賞された方々…。発表前からすでにステージは華やかです♪
会場には、若手実力派グループからベテランミュージシャン、有名クム・フラらが勢ぞろい。日本でもおなじみのテレサ・ブライト、エイミー・ハナイアリィ、テンフィート、ブラザーズカジメロ、レバル・ソルジャーズらの姿もあり、一緒に写真を撮ったりしてとてもにぎやか。みな、この授賞式を楽しんでいる様子でした。
さて、今年の受賞作品は以下のとおりです。
●ハワイアン・ランゲージ・パフォーマンス
カウマカイヴァ・カナカオレ「Kaumakaiwa」
●女性ボーカリスト・オブ・ザ・イヤー
ナタリー・アイ・カマウウ
●男性ボーカリスト・オブ・ザ・イヤー
カウマカイヴァ・カナカオレ
●ハワイアン・アルバム
ホルナペ「Ahea?Ano!」
●グループ・オブ・ザ・イヤー
ホルナペ「Ahea?Ano!」
●ソング・オブ・ザ・イヤー
パリ「Island Days」(アルバム...With Alohaより)
●アルバム・オブ・ザ・イヤー
パリ「...With Aloha」
この中でも、「アルバム・オブ・ザ・イヤー」と「ソング・オブ・ザ・イヤー」のほか、「アイランド・ミュージック・オブ・ザ・イヤー」の3冠を達成したパリが一番目立っていましたね。パリは、リーダーのパリ・カアイフエを中心に活動している7人の実力派グループで、日本にも毎年来日しているのでご存知の方も多いはず。伝統的なものから現代風までレパートリーも豊富で、さわやかなハーモニーが魅力です。
また、ハワイアン・ランゲージパフォーマンスと男性ボーカリストを受賞したカウマカイヴァ・カナカオレは、有名なクム・フラを母と祖母に持つハワイ島出身のフラとハワイ音楽界のサラブレッド。他の部門にも多数ノミネートされていました。受賞の際には、母と、祖母も壇上に上がり、3人で見事なチャントを披露してくれました。生で聞くとすごい迫力!感動です。
こうした受賞の合間にも、トニー・コンジュゲーション&マノアDNAなど、多くの有名ミュージシャンたちが、この日だけのコラボレーションでライブパフォーマンスを披露してくれたり、フラがあったりと、会場が大いに盛り上がりました。
そのほか、偉大なミュージシャンたちの歴史をたたえるフィルムも上映され、まだハワイ新人の私は、ハワイアン・ミュージックの奥深さと美しさに感動いたしました。
授賞式のフィナーレは、受賞者全員がステージに上がり、出席者も全員立ち上がって、会場全体がひとつになり大合唱の感動的なフィナーレ。すでに夜23時をまわっていましたが、会場の熱気はまだまだ覚めやらぬ様子でした。
~取材を終えて
ご紹介した受賞部門のほかにも、ロックや、R&B/ヒップホップ、インストゥルメンタル部門などバラエティ豊か。なかでも私が驚いたのは、クリスマス・アルバム部門というのがあったこと!ハワイアン・ミュージックでクリスマス。なんてすてきなんでしょう。ハワイのミュージックシーンの象徴である今回のナ・ホク・ハノハノ・アワード。こんなにもにたくさんの音楽がハワイには満ちあふれているんですね。ハワイアンミュージックファンの方もたくさんいらっしゃると思いますが、ぜひこの受賞作品を聞いて、ハワイの風を感じてみてはいかがでしょうか。
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