ハワイ州がアメリカ合衆国50番目の州に認定された1959年は、実はアラモアナセンターが誕生した年でもあるのをご存知ですか?2009年8月13日、晴れて50周年を迎えるアラモアナセンターでは、8月13日(木)~31日(月)までの2週間にわたり、記念セレブレーションが開催されます。イベントに先駆けて、アラモアナセンター50年の歴史を、貴重な写真とともに振り返ってみましょう。
子どもたちのかわいらしいダンスに観客たちも笑顔に(ⒸCamera Hawaii)
1912年、当時は沼地であった広大な土地を、開発者であるウォルター・F・ディリングハム氏が入手したのがアラモアナセンターの第一歩。その沼地はサンゴで埋め立てられ、その後、息子のロウウェル氏がショッピングセンターとして開発することを発表。1957年に、大々的に工事がスタートしました。
その2年後、1959年8月13日に「アラモアナセンター」がオープン。厳かなグランド・オープニング・セレモニーが行われ、総売り場面積約86万平方フィート(約7万9900㎡)、入店件数約80店舗を誇る、当時としては全米最大のショッピングセンターが華々しく誕生したのです。
↑ 1959年8月13日開催のグランド・オープン・セレモニーにて。
アカカ牧師、開発者のディリンハム親子が出席してセンターの繁栄を祈った。
その後、何度かの大規模なリノベーションを行い、徐々に規模を拡大し続けてきたアラモアナセンター。モールレベル(2階)にあり、今でも買い物客の心を和ませてくれている「鯉が泳ぐ池」は、1976年頃から多くの人々に親しまれていたのですね。
世界中の味を楽しめるフードコート「マカイ・マーケット」は1987年にオープン。現在は、1500席を誇る巨大フードコートで、その座席がランチ前後にはびっしり埋まるほどの人気を誇っています。それぞれが、好きなものを選んで食べられる気軽さが人気の秘密ですね。お子さま連れにもオススメです。また、センター4階の新しいレストラン・エリア「ホオキパ・テラス」も2005年に完成して、買い物だけでなくさまざまな楽しみ方ができるエリアとして人気を集めています。
1998年にはニーマン・マーカスが、そして2008年にはノードストロームがオープンし、コンコースの拡張などにより総売り上げ面積は当初の2.5倍に。現在では総入店件数約290店舗を誇る、全米最大のオープンエア・モールとなり、その売り上げも全米トップ3に記録されるまでになっているのです!年間で約5,600万人が訪れるというハワイが誇るアラモアナセンターは、日々進化を続けながら、昔も今も多くのローカルや旅行者に愛され続けています。
アラモアナセンターの創業50周年を記念して行われるイベントが「アラモアナセンター創業50周年記念セレブレーション」。8月13日(木)~31日(月)までの2週間にわたり、50周年をテーマとした特別イベント、プロモーション、セールなどが盛大に開催されます。
創業記念日の8月13日には、オープン当時からのテナント11軒を招待し、センターステージで伝統的なハワイアン・ブレッシングと50周年式典が行われます。また、期間中はハワイのフラ・ハラウ、アメリカ本土や海外からのグループ、ナ・ホク・ハノハノ受賞ミュージシャンらによるパフォーマンス、この50年のファッションの変遷を振り返る「ハワイのファッション50年(Fifty Years of Fashion in Hawai'i)」なども開催予定。またアラモアナセンターの郵便局では、50周年記念の特別消印サービスを行なうほか、ハワイ立州50周年記念切手や郵便アイテムも発売されるので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
◎イベントの詳細は、こちらでご覧いただけます。
アラモアナセンター |
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