ホロホロおでかけ隊 クリオウオウ編 1

ホロホロおでかけ隊 クリオウオウ編 1

公開日:2009.08.27

更新日:2017.06.27

ハワイ発プレミア情報誌アロハストリート

サムとマカのホロホロおでかけ隊

アフプアッア編 Part.4

サム・モナハンサム・モナハン
バハマ生まれの陽気な南国男。高校留学で横浜に住んでいた経験あり。今も世界中を旅し続ける自由人。ハワイの自然とアートとビールが大好き。ひとり息子のマカと一緒に遊ぶのが一番のお仕事。

 さて準備に3時間かかった気分ですが、さっそく町も人も何も無い、地が天と会話をする場所まで行きましょう!

クリオウオウ

 クリオウオウのハイキング・トレイルは、ワイキキからザ・バスの1番(ハワイカイ行き)をクリオウオウ通りまでに行きます(自分の車でも行けますが)。バス亭から山に向かって1.5キロ先まで、クリオウオウ通りを行くと見えるストップサインを左にまがって、ひとつ目の道(またクリオウオウ通りになる)を右にまがります。その道をずっと最後までに登って行き、行き止まりになる一本前の道(カラアウ通り)を右に200メートル進むと行き止まりになります。車で来た人は、そこに車を止めて、黄色いゲートを超えた所にある黒いアスファルトの道に歩いて入ります。

 50メートル歩くと、右手に土のハイキングトレイルが始まります。ポストボックスに紙とペンがおいてあるので、自分の名前と一緒にハイキングしている人の名前と、スタート時間を書きます。私たちは13:15pmスタート。山を降りたら、また時間を書いて下さい。安全のために、必ずハイキングすることを誰かに伝えて、行く場所も教えましょう。このポストボックスから往復で約9キロあります。登りは4.4キロ。このコースは行き止まりコースで、同じ道を戻りますので、帰りも4.4キロです。

山道から見る景色

  まずは準備編。どちらも休憩したら寒くなるので、薄いジャケット持って行くべきです。ここは「薄い」がポイントです。ハイキングを楽しくするためには、できるだけ軽く、荷物は少なめにするべきです。鍵は車のだけ、山で買い物はできないので財布はいりませんが、僕は免許証を持って行きます。 ほかに必要な物は、コースに合わせます。短いコースであれば、水を少なめと食べ物はいりません。今回のコースは、ワイキキからハワイカイ(※注1)の町に向かう「クリオウオウ(注2)」と呼ばれているコースで、だいたい往復で3時間かかります。(コースを選ぶ時には、必ず往復の時間をチェックしてからお水や時間を気にして下さいね。暗くなると山で朝まで泊まらなければいけないかもよ!)
  今回のコースはやや長いので、サンドイッチ(※注3)を持って行きます。僕のおすすめサンドはピーナッツバターサンド。特別に僕の秘密のレシピを教えましょう。体にいい茶色いパン(Whole wheat)を使います。白いパンよりも歯ごたえがあって、グチャグチャにならない。そしてパンの内側に多めにメープルシロップをかけます。使っているメープルシロップは100%のB?グレード。Aグレードはフィルターを通すので、栄養が無くなります。B?グレードのメープルシロップを、上と下のパンの内側に外まで抜けそうくらいかけます。パンがしっとりすれば喉が渇かない。そして体力のための甘さもいっぱい。数分おいたら、パンがメープルシロップを吸い込んで、そのシロップをかけた面にピーナツバターを塗ります。

 そこで手を叩いて「体を強くするように」と、愛を持って言います。これはサムの秘密! バリウマ・ピーナツサンドの秘密なので、誰にも教えないでください。ほかのハイキング用の食べ物はナッツ(塩が少ない種類)やオレンジも最高です。オレンジは水分が多くて、甘くて、グチャグチャになっても美味しいです。そして食べ物よりも大事な物は水です。僕の体だと、だいたい1時間に500mlのお水を計算します。3時間のハイクなら、1.51リットル持って行きます。マカちゃんは1時間に200ml。今回は合わせて約2リットルを持って行きます。

サム&マカ

 また、安全のために携帯と小さなフラッシュライトを持って行きましょう。でも、暗くなる前に山から下りないと危ないので、必ず太陽が沈まない間にハイキングしてください。あと、山の上はすぐに寒くなるので、薄いレインコートがおすすめです。同じ時間でも、山の上は8~10度低いです。動いていれば30度が20度になっても気持ちがいいかもしれませんが、止まったらすぐに体が冷えます! 雨が降ったらまた寒くなるし…。なので、薄いジャケットのほかに、僕は黒いゴミ袋を持って行きます。軽くて雨よけになります。あとティッシュペーパーも少し持って行くと便利です。
  帽子は太陽や雨から頭を守るので、軽い帽子がおすすめ。サングラスは悪くないけれど、谷ハイキングは山の陰だから使わないし、山登りにも汗が多ければじゃまになります。
  カメラは小さい方がいいです。水中でなければジップロックに入れてください。携帯電話も濡れないようにね。
  あと、あまり必要は無いけれど、戻ってきた時に車にきれいな靴とズボンとシャツがあれば、気持ち良く帰れます。そして、2日後にマッサージの予約を入れるべきです!

(注1)ハワイカイ
ワイキキからはザ・バスで22、23番で。もちろん、車でも行けます。

(注2)クリオウオウ
ハワイ語で膝(ひざ)の音。もしかしたら、滝の音が昔膝でたたいたドラムの音に似ていたのかも・・・。でも、上まで登ったら、膝ががくがくして音も出ないけどね。


大きな地図で見る

(注3)サンドイッチ
僕のおすすめは、ピーナッツバターサンド。レシピは上の文中にあるよ!

※このコラムは、アロハストリート2009年夏号に掲載された「サムとマカのホロホロおでかけ隊/第2回クリオウオウ」の全編レポート(ほぼ原文まま)です。ウエブサイトでは、3回にわけて全文を掲載していきます。

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