サムとマカのホロホロおでかけ隊
クリオウオウ編 Part.2
- サム・モナハン
- バハマ生まれの陽気な南国男。高校留学で横浜に住んでいた経験あり。今も世界中を旅し続ける自由人。ハワイの自然とアートとビールが大好き。ひとり息子のマカと一緒に遊ぶのが一番のお仕事。
さて準備に3時間かかった気分ですが、さっそく町も人も何も無い、地が天と会話をする場所まで行きましょう!
クリオウオウのハイキング・トレイルは、ワイキキからザ・バスの1番(ハワイカイ行き)をクリオウオウ通りまでに行きます(自分の車でも行けますが)。バス亭から山に向かって1.5キロ先まで、クリオウオウ通りを行くと見えるストップサインを左にまがって、ひとつ目の道(またクリオウオウ通りになる)を右にまがります。その道をずっと最後までに登って行き、行き止まりになる一本前の道(カラアウ通り)を右に200メートル進むと行き止まりになります。車で来た人は、そこに車を止めて、黄色いゲートを超えた所にある黒いアスファルトの道に歩いて入ります。
50メートル歩くと、右手に土のハイキングトレイルが始まります。ポストボックスに紙とペンがおいてあるので、自分の名前と一緒にハイキングしている人の名前と、スタート時間を書きます。私たちは13:15pmスタート。山を降りたら、また時間を書いて下さい。安全のために、必ずハイキングすることを誰かに伝えて、行く場所も教えましょう。このポストボックスから往復で約9キロあります。登りは4.4キロ。このコースは行き止まりコースで、同じ道を戻りますので、帰りも4.4キロです。
入って数分したら、右手の地面に黄色いブラシが置いてあります。これは靴が土や悪い種を山の上に運ばないためにあります。今回は前の週に雨が多くて、ブラシがぐちゃぐちゃでしたが、近くの石に靴をたたいて、木で土をとりました。ハワイの植物のためにちゃんと靴を拭いて下さいね。この黄色いブラシの所で、トレイルがふたつになります。まっすぐ行ったら滝のコース(雨が降ってなかったら、ここの滝は無いです)、右に行ったら山の上までに行きます(雨が降ったら、景色が見えないです)。
今日は天気が最高にいいので、右に行きます。途中、いろんな種類の木があります,ほとんどハワイの木ではないですが、木陰を歩いて鳥の声を聞くのが気持ちいいです。途中でオーストラリアの松の森に入りました。周りを見ると、松の葉っぱで地面のハワイの芝生がすべて見えなくなっていました…。
どんどん上がって行くほど、空気が涼しくなって行く。また違う種類の松の森で、地面にイノシシの足跡(注)を見つけました。ハワイの島には、蛇とか毒を持っている動物はいないです。一番気をつけなくちゃいけない動物は、イノシシ。今日は足跡しか見かけませんでした。よかったー。
途中で休憩できるテーブルと屋根があります。この休憩場所から道の角度がきつくなって、ちょっと大変になっていきます。距離的に2/3ですが、これから道がキツくなって時間的に半分しか行っていません。
森をやっと抜けたら、山の尾根にふたりが座れる椅子がおいてあります。椅子を置いた人が祝福されるように祈ります! ここらへんからハワイの植物がまた頑張っているので、また黄色いブラシがあります。また靴から土をとって下さい。
尾根に出ていると風が強くなる。景色がきれいになる。そして山のてっぺんが見えて、頑張れる気にもなる。車から降りた瞬間にマカちゃんが「ここがトップ?ここが頂上?」と聞き始めました。5分おきに「ここがトップ?」と聞いてくる。僕の背中に彼の20キロの体重+お水と食べ物とカメラ。僕の体重の110キロで歩いても、歩いてもてっぺんが近づかない…。
(注)イノシシの足跡
ハワイの島には蛇とか毒を持っている動物はいないので、1番気をつけなくちゃいけないのがイノシシです。
※このコラムは、アロハストリート2009年夏号に掲載された「サムとマカのホロホロおでかけ隊/第2回クリオウオウ」の全編レポート(ほぼ原文まま)です。ウエブサイトでは、3回にわけて全文を掲載していきます。
- サムとマカのホロホロおでかけ隊 クリオウオウ編 Part.1 >>
- サムとマカのホロホロおでかけ隊 クリオウオウ編 Part.2 >>
- サムとマカのホロホロおでかけ隊 クリオウオウ編 Part.3 >>
【関連コラム】
【関連記事】
●日本では定期購読にてアロハストリートをご購入いただけます。 ハワイの「今」をどこよりも早くキャッチできるマガジンを日本でもお楽しみください。 |
|
*定期購読のお取り扱いはFujisan.co.jpで承っております |
- この記事をあとでまた
みたい場合は、
マイページにクリップ!