JALホノルルマラソンが終わるとあっという間に年末です。今年のJALホノルルマラソンは、24,000名がエントリーし、そのうち日本人ランナーは14,400名でした。海外で日本人が6割を占める大会は、このレースだけでしょう。今年は私も走ったのですが、大会の規模と大勢のボランティア、そしてなんといってもコース上あらゆるところでかけてもらえる心温まる声援が本当にありがたい、すばらしい大会でした。
日本でも2月28日に行われる東京マラソン2010は、定員3万2,000名に対し応募者が27万2,000名で当選倍率が8.9倍という人気ぶり。ランニングブームの日本ですが、ハワイにはまだまだ皆さんの知らないすばらしいマラソン・イベントがあります。
＜2010年ハワイ諸島5大マラソンを走ろう！マラソンレース一覧＞
●3月21日 ビッグアイランド・マラソン2010 （ハワイ島ヒロ）
●6月27日 コナ・マラソン2010 （ハワイ島コナ）
●9月5日 カウアイ・マラソン2010 （カウアイ島ポイプ）
●9月19日 マウイ・マラソン2010 （マウイ島カアナパリ）
●12月12日 JALホノルル・マラソン2010 （オアフ島ホノルル）
まず最初にご紹介したいのが、3月21日に開催される「ビッグアイランド・マラソン2010」。場所はハワイ島の東海岸にあるヒロという街が舞台です。参加人数は約850名で、そのうち日本人は約20名ぐらい。スタートは、ヒロからバスで約20キロ離れた地点まで移動して、美しいオノメア湾を望む渓谷や、緑の多い大自然の中を走ります。フルマラソンだけでなく、ハーフマラソン、５キロマラソンもあるので家族や同伴者も楽しめる大会です。
続いて6月27日に開催される「コナ・マラソン2010」。同じくハワイ島ですが、こちらは西海岸のケアウホウというリゾート地が舞台となります。参加者数は約1,300名。こちらも日本人は30名ほどです。雨の多い東海岸と違い、西側は雨が少ないことと夏真っ盛りでもあるので、暑さとの戦いになるかもしれません。
しかしスタート地点のケアウホウからカイルアコナまでの約7キロは海岸線をそのまま走りますので、朝の涼しい時間帯は本当に気持ちのよいコースになります。フルマラソンは10キロを超えた地点からクイーン・カフウマヌ・ハイウェイと呼ばれる舗装道路を走り、アイアンマンでもおなじみのコースです。コナマラソンもハーフマラソン、10キロ、5キロもありますので、誰でも参加することが可能です。
次は9月5日に開催される「カウアイ・マラソン2010」。ガーデン・アイランドと呼ばれるカウアイ島の最大のリゾート地ポイプが舞台になります。実は今年初めて開催され、そのチャレンジングなアップヒル（上り）が、地元アスリートたちの間でとても話題になりました。オアフ島や他の島からも、自慢の健脚を披露しに多くのランナーたちが参加し、初年度にも関わらず定員1,500名に対し1,700名の参加がありました。
ハーフマラソンは行きが上りで、帰りが下りというシンプルなものですが、フルマラソンは途中にもうひと山、ふた山と山が続きます。緑の多いのどかな山の中を走りますが、ゴール前3キロは美しい海に向かって、オーシャンフロントのゴールを目指して最後の力を振り絞ります。ゴール後もリゾートエリアらしいライブバンドやビールコーナーなどもあったりして、お祭り気分を引き続き楽しめるリゾート型マラソンレースといえるでしょう。
そして9月20日に開催される「マウイ・マラソン2010」。ホノルルマラソンよりも歴史が古く、ハワイで最も長い歴史を持つマラソン大会です。2010年で40回目を迎えます。今年は2,800名のランナーがエントリーし、日本からも500名近くの日本人ランナーが参加している大会です。マウイマラソンの最大の特徴は、コースの美しさ。全米で最も景色の良いマラソンコーストップ10に選ばれる大会で、フルマラソンのコースは約7割、ハーフにおいては、ほぼ9割が海岸に沿って走るオーシャンビューコースです。
参加人数はフルマラソンが約1,300名、ハーフマラソンが1,250名でほぼ半々。男女比では、フルマラソンがほぼ半々なのに比べて、ハーフマラソンは、男性400人に対し女性が850名。ハーフという楽しんで走れる距離であることに加え、ほとんどがフラットで美しい海の景色が望めるコースが女性には魅力的だったようです。オーシャンビューをハーフで楽しむというのも良いかもしれませんね。
最後はもちろん12月12日の「JALホノルル・マラソン2010」。1年の集大成として参加したい大会ですね。さすがに1年間で5つは無理だとしても、数年間かけて、すべてのマラソンに参加してみるのも楽しい目標ではないでしょうか？
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