名づけて「ウクレレ・ピクニック」。ハワイで開催されるのは今年で2回目ですが、地元ハワイはもちろん、日本や世界からウクレレ・ファン延べ約6,000人(公式総数)が足を運び、プロミュージシャンやアマチュアの方々が奏でるステキなサウンドを聴きに集まりました。すごいですね!
今回は、2月10日(水)にオープニング・イベントとして、ウクレレの神様と呼ばれるベテランプレイヤーたちによる「ウクレレ・レジェンド・イン・コンサート」がアロハタワーで行われたのをはじめ、13日(土)の無料コンサートまで毎日、ウクレレの魅力が存分に楽しめるイベントがあり、ウクレレ・ファンにとっては最高の4日間となりました。
★レジェンドの生演奏に感動!
「ウクレレ・レジェンド・イン・コンサート」 (2月10日)
夕暮れが迫るアロハタワー・マーケットプレイス。この日、祖母がカラカウア王朝時代のダンサーだったというエディ・カマエ、ウクレレの名手といえばこの人オータサン、そして怪我でドクターストップがかかり、ハワイへ来ることができなかった現役最高齢プレイヤーのビル・タピアの代理として急遽出演が決まったライル・リッツがステージで演奏し、円熟味のあるウクレレ・サウンドを存分に聞かせてくれました。
そして後半、メインランドより療養中のビル・タピアさんが、なんと衛星回線を使ってスクリーンに登場。海と時差を越え、すてきな演奏をライブで会場に届けてくれたのです。これには会場も大満足。目の前で演奏するレジェンドたちと同じくらい大きな拍手と声援が送られました。
★2月13日は「ウクレレの日」に決定!
「ウクレレ・ピクニック・イン・ハワイ2010」 (2月13日)
バレンタインデー前日の土曜日。晴天に恵まれたオアフ島カカアコ・ウォーターフロント・パークで第2回「ウクレレ・ピクニック・イン・ハワイ」が開催されました。
会場となる小高い丘の広場は一面芝生に覆われ、すぐ向こうに海が見えます。メインステージ前には、ゴザやイスを並べて、まさにピクニック気分でウクレレの音色を楽しむ人々が集まり、いい雰囲気。さらに会場には、有名ウクレレ・メーカーをはじめ、クラフトやフードのブース、さらに子ども用のバウンサーも並び、のどかでエキサイティングな1日が始まります。
ぐんぐんと気温が上がり始めた11:30。チャントとフラでウクレレ・コンサートがスタート。地元ハワイのミュージシャンや、日本からの参加者が次々に登場し、ウクレレやグループでの見事なハーモニーを聞かせてくれます。そのすばらしさには圧倒されるばかり。こんなすてきなイベントが、日暮れまで無料で楽しめちゃうなんてすばらしすぎます!
豪華な出演メンバーは、日本から主催の関口和之さん率いる関口バンド&分山貴美子さん、IWAOさん、キヨシ小林さんほか、ハワイからはハーブ・オータJr.、ホルナペ、ナタリー・アイ・カマウウ、ライル・リッツ、マノアDNA、オータサン、パリなど。司会は、ラジオの人気パーソナリティ、ビリーVやスタジオ・リムのレイコさん、J-WAVEカラーズ・オブ・・ハワイの内田佐知子さん、柴田玲さんなどが交代で務め、会場に常時2,000人ほどいた観客もじっと音楽に聞き入ったり、リズムに合わせて体を揺らしたり、心から楽しんでいる様子でした。
途中、ふたつのサプライズが用意されていました。最初のサプライズは、デューク・アイオナ州副知事がステージに現れて、「2月13日をウクレレの日に制定する」と発表。関口さんの功績を讃えながら、賞状を手渡しました。そして、しばらく後に今度はムフィ・ハネマン知事が登壇。今度は「2月13日をウクレレ・ピクニックの日に制定する」とアナウンス。奥様とともに再びステージにあがった関口さんの表情は喜びにあふれて、こちらも感慨ひとしお…。1日も早く、関口さんの夢である「ウクレレ博物館」がハワイにできるといいですね。
日も暮れかけてきた18:00過ぎ。会場をやさしく見下ろすように虹がかかり、コンサートはいよいよフィナーレを迎えます。最後の登場となったパリが、関口さんへの感謝を込めて、ラストソングとしてサザンオールスターズの名曲「勝手にシンドバッド」を大熱唱。もちろん関口さんらもステージで競演。日本からやってきたウクレレ・ファンの心もがっちり掴んだエンディングに、会場にいたすべての人が大満足だったに違いありません。
また来年も、あの場所で、すてきなウクレレの音色とともに楽しい思い出ができることでしょう。今年参加された方も、ウクレレは大好きだけどまだという方も、来年はぜひハワイの青空の下でウクレレを楽しんでみませんか?
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