3月21日に行われたハワイ諸島5大マラソンのひとつ、ビッグアイランド・インターナショナル・マラソン2010に参加してきました！！ハワイのマラソンと言えば、約3万人が参加するJALホノルルマラソンが最大級ですが、ハワイ島東海岸のヒロで開催され、800名そこそこが参加するこの大会は、小さくてもとても味のある大会でした。
ハワイ島にはふたつの大きな街があります。西側のコナと東側のヒロ。雨が少なくリゾート地が多いコナ・サイドに比べて、ヒロは年間降雨量3,400mmと非常に雨が多いため、熱帯雨林など緑に囲まれた静かな町という印象。またキラウエア火山にも近く、日系人の多い町としても知られています。
さて、ビッグアイランド・マラソンは今年で13回目。今年は、ハワイもランニングブームなのか、例年になく早い申し込みであっという間に定員がいっぱいになりました。フルマラソンが250名、ハーフマラソンが350名、5K が270名と、合計870名がエントリー。地元ヒロのランナーだけでなく、ハワイのあらゆる島から、そして米国本土やオーストラリア、ヨーロッパからのランナーも参加する小さくても国際的な大会です。
コースは、スタート地点までヒロのホテルからバスで20分ほど走ったペペエケオという小さい町。既に標高200ｍぐらいある地点で、フルもハーフもここからスタートして、多少のアップダウンはあるものの、最初の10キロはほぼ下りです。サンライズ前の涼しさと、スタートの高揚感も手伝い、皆さん気持ちよく走っています。
しかも、車が多い幹線道路の裏側にある旧道を走るコースとなっているため、途中熱帯雨林あり、美しい湾あり、滝あり、1車線しか通れない古い橋あり、溶岩ビーチの絶景ありと、昔のハワイ島ならではの美しい景観をたっぷりと楽しむことができます。木々から発せられるマイナスイオンは150%！
ハーフは後半も緩やかな下りで、ヒロ街についてフィニッシュ。初心者でハーフ初挑戦という方にも本当お勧めです。フルマラソンでは、ヒロの街を通過し、ヒロ空港の周りやケアウクハ・ビーチパーク周辺を回って、フィニッシュとなるヒロ・ベイフロント・パークへ帰ってきます。フルマラソンも後半はほぼフラットなので、走りやすいと思います。
マンモス大会のように人混みの中を押しあいながら走ることもなく、途中、庭に私設エイドステーションを出してくれるファミリーや、可愛い子どもたちの応援もあったりで、とにかくのどかな田舎の大会という感じ。参加者の皆さんからは、こういう少人数の大会は走りやすいし、楽しめるという声をたくさんいただきました。
さて、フィニッシュ・エリアです。多くのボランティアが完走者を暖かく迎え入れ、全員にフィニッシャーズ・Tシャツとメダルが授与されます。
もちろんフルーツやドリンクなどのリフレッシュメントの他、ボランティアによるマッサージもあり、疲れた体を癒してくれます。
表彰式も本当にシンプル。まだまだ参加者が少ないせいか、アマチュアらしき日本人女性ランナーもエイジグループの表彰台に呼ばれてびっくりしていましたよ。おめでとう！！
ハワイには、このようなローカルスタイルの素晴らしい大会がたくさんあります。
6月27日 コナ・マラソン2010
9月5日 カウアイ・マラソン2010
9月19日 マウイ・マラソン2010
など、小さいけれども各島それぞれにユニークな大会がたくさんあります。フルマラソンは自信ないという方は、ハーフマラソンや10K(コナ）、5K（コナ、マウイ）などから参加してみるのもよいかもしれません。
スポナビハワイでは、海外の大会にスムーズに参加できるお手伝いをするスポナビアシストにて、日本人ランナーをサポートしています。またハワイ諸島5大マラソンすべて走られた方に、今年から素晴らしい特典を作ることにしました。詳しくは、こちらのページをご覧ください。
それでは、Happy Running!! Aloha.
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