笑顔の絶えないレストラン
ノースショアの有名オーナーは?と聞かれたら、真っ先に彼の名前が浮かぶ。
「ストロング・カレント」兼「グラス・スカート・グリル」のオーナーのジョニー・モアー(以後ジョニー)。ストロング・カレントはロングボード専門のサーフショップ。グラス・スカート・グリルは、ハワイ沖で獲れた魚を新鮮なうちに食べさせてくれるレストラン。
「グラス・スカート・グリル」は6年前にオープンして以来、常にロコそして観光客で賑わっている。人気の理由はそのおいしさと気軽さ。ドレスコードありのレストランで出しているようなメニューが、ここだと紙皿やプラスティックのフォークとナイフで出てくる。
お値段もシルバーウエアのそれと比べたら、とってもリーズナブル。でも味は決して負けていない。使われているソースのすべてが自家製で、企業秘密のレシピの元、毎日手作りされている。
それらのソースがお魚、エビ、チキン、ポークなどと絶妙にマッチし、その味、コスト・パフォーマンスの高さから多くの人がリピーターになっていくのだ。
シュリンプ・スキャンピ($12.95)。
エビをワイン、バター、ガーリックで炒めた人気メニュー。特製ソースがご飯にぴったり。
ソースは、作り方を教えてほしいという問い合わせもあるほどの人気ぶり。ただ、このお店でお手伝いをさせてもらって気が付いたのだけど、お店がいつも混み合っている理由は、そのおいしさだけではない。
その理由はジョニー。ジョニーに会いに来るお客さんが実に多いことに驚いた。一度も会ったことはないけど、日本の雑誌やTVでジョニーを見て会いたくなったという観光客から、ジョニーとの会話を楽しむために毎日のように現れる常連さん。ノースショア地区担当の警察官やライフガードが顔を見せない週はない。誰とでも気さくに話せる彼。そこには笑いが絶えない。そしてジョニーと会話をした人は皆、満足した面持ちで帰っていく。
カメラを向けるといろんな表情をしてくれる、ホスピタリティー精神120%のジョニーさん。
ジョニーには話す相手を心の底からHAPPYにするパワーがある。それは「どうしたら相手が気持よく過ごせるか?」を、素のままで120%実行できているからだと思う。カメラを向けられたら、満面の笑みでポーズを取る。日本のお客さんが来たら片言の日本語で冗談を言う。それもこれも別に彼が写真に写りたい訳でも、日本語を使いたい訳でもない。その相手がいかに楽しくハワイで過ごせるかを考えての行動なのだ。あっぱれ!
ちなみに電話した相手が出ず、留守番電話になった場合、彼はこんなメッセージを残す。「Alooooooooooooooooooooooooha!(←長いのがポイント)今日もノースショアはとっても気持ちがいいよ。何もかも輝いているよ。早く遊びにおいで!」ってこんなメッセージをもらったら、聞いた瞬間ハッピーな気分になれちゃいますよね。
常連さんはお店が空いている時間を熟知。
ジョニーと話ができるか時間帯をよく知っている。
ジョニーのアロハスピリットが感じられるお店。それが「グラス・スカート・グリル」。だから旅行者は行くのだろうし、リピーターも増える。
そして今日も「ジョニーいる?」って聞きながら、お店に足を踏み入れるお客さんがたくさんいることだろう。ノースショアに足をのばしたら、元気をもらいにジョニーに会いに行ってみて。そして話しかけてみて。挨拶から会話が弾み、彼と過ごした楽しいひと時は、旅の思い出ベスト3 に入ること間違いなしだから。
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岩藤夕子
ノースショアのことならここ!www.ad-northshore.comのハワイ代表。ゆる~りと時間が流れるストレス・フリーのノースショア ローカルライフの様子をブログにて公開中。Made in Hawaii にこだわったオンラインショップも密かに人気。チワワの愛犬チーキーとビーチで過ごす時間が何より幸せ。
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※アロハストリート2010年春号に掲載した記事です。
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