ハワイの文化は言葉に宿る ハワイ語を知ろう!
古代ハワイアンの想いが込められた言葉を知ることで歴史や文化など、大切なことが見えてくるかも。
大好きなハワイをもっと理解するためにも、「ハワイ語」について、一緒に考えてみよう。
注:今回のハワイ語特集に関しては、ハワイ語の専門家、クムフラの方に監修、ご協力頂きました。
ただし、現在でもハワイ語にはさまざまな解釈があり、研究が続けられています。
※以降、5回に分けて、特集「ハワイ語を知ろう!」をウエブサイトにて掲載します。
◆Lesson1 クムフラに学ぶ「ハワイ語」の大切さ
◆Lesson2 ハワイ語に込められたハワイの人々の価値観を学ぶ
◆Lesson3 ハワイ語入門
◆Lesson4 フラの動きに見るハワイ語
◆Lesson5 日常に息づくハワイ語を学ぼう
Lesson3ハワイ語入門学ぼうハワイ語基礎口座
ハワイ語は、タヒチ語やマオリ語などと同じポリネシア語の仲間。長い間文字を持たず、口頭で伝承されてきたが、1800年代初期アメリカから渡ったキリスト教の宣教師らにより、文字としてのハワイ語が書き表されたとされる。 使用されるアルファベットが少なく、独特の記号などを用いるなど特徴も多い。必ず母音の発音で終わり、子音が連続することがないハワイ語は、発音されたときに美しく「歌っているような言語」と評されることも。そんなハワイ語の基礎を、学んでみよう。 |
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ハワイ語のアルファベットは、母音が【a, e, i, o, u 】の5つ、子音が【 h, k, l, m, n, p, w】の7つの計12文字の組み合わせで成り立ち、その発音は、日本語に似ています。 その12 文字に加えて、馴染みのない記号が2つあります。 1つは『‘』はオキナ(‘okina)と呼ばれる声門閉鎖音。実はこれも子音のひとつで、上記のアルファベットに加え、実際には子音は計8つ。日本語にはない発声ですが、小さい「っ」に近い音です。もう1つは長母音のカハコー(kahako)で、母音の上に置き母音を長く発音します。 |
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※「w」の発音は、前にある母音がoやuなら「ワ」、e、iの場合は「ヴァ」に、そして「a」の後についたり「w」が冒頭にくる場合は「ワ」と「ヴァ」の両方があります。そういえば、Waikikiは「ワイキキ」、それに対してEwaは「エヴァ」と読みますね。また地域により方言のような発音の違いがある場合もあります。 ※本来「k」と「t」を区別しないというのも特徴です(ハワイ語ではtの文字を使いません)。 |
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ハワイ語の語順は「動詞(V)+主語(S)+目的語(O)」です。 英語とも日本語とも違い、最初に動詞がきます。また、疑問文としての特別な形はなく、文末に「?」を付ければ疑問文に。会話では語尾を軽く上げて話せばOKです。 |
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また、動詞に過去形はなく、過去を表したい場合は、『ua + 動詞』で表現することができます。簡単ですね。 | ||
マナハワイ旅行中に耳にする簡単なハワイ語の単語やフレーズ、発音の基礎などが学べるカルチャークラス。空席があれば予約がなくても参加可能。アロハの意味、方向を表すシンプルな言葉をジェスチャーを交えながら学ぼう! |
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場所:マナハワイ内スタジオ (ワイキキ・ビーチ・ウォーク2 階) 開催日:毎週火曜日(10:00~10:30) 問い合わせ:808-923-2220 料金:無料 ※先生は英語で授業を行います。 |
※アロハストリート2010年春号に掲載した記事です。
●日本では定期購読にてアロハストリートをご購入いただけます。 ハワイの「今」をどこよりも早くキャッチできるマガジンを日本でもお楽しみください。 |
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