ハワイ大好き有名人に聞く!アロハファンクラブ
海の中から生き物、風景まで、地球全体をフィールドに、自然全体の繋がりや人とのかかわり合いなどをテーマに撮影活動を行う。「night rainbow ~祝福の虹」(小学館)をはじめ「ハワイの50の宝物」(二見書房)など著書多数。 ★公式サイト ⇒ http://junjitakasago.com |
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「ハワイ50選」とはハワイの観光に携わるプロたちがセレクトした50のおすすめ。高砂氏が撮り下ろした魅力あふれる「ハワイ50選」の写真は、ハワイ州観光局の公式携帯サイトでご覧になれます。
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虹に祝福される島々、ハワイここはやっぱり特別な場所
ええ。世界中を飛び回っていますが、ここは僕にとって特別な場所です。いつ来ても、ウェルカムの気持ちで迎えてくれる温かさがありますよね。さらにハワイの人たちは、自然や人に対して常に尊敬の気持ちがある。たとえば木を切ったり花を摘むときに、ちゃんと理由を言って「切ってもいいですか」と尋ねてから切る心を、当たり前に持っていますよね。学ぶべき点はとても多く、自分もアロハの精神にのっとって、真っすぐ向き合いながら撮影しています。
---だから、高砂さんが撮影されるハワイの写真は、本当にすてきで温かいんですね!
ありがとうございます。もうひとつ、ハワイが特別だと思う理由は「虹」ですね。虹は僕の大きなテーマのひとつなんですが、最初に夜の虹(night rainbow)の話を聞いたのは、マウイ島でした。そして話を聞いた数日後、本当にとってもきれいな夜の虹を見ることができた! 運命を感じました。それ以降、虹とハワイにどんどんはまってるんです。
---ハワイは「レインボーステイト」と呼ばれていますもんね。
虹は見る人を祝福するって言いますよね。だから虹がこんなにかかるハワイは、とても幸せ虹に祝福される島々、ハワイここはやっぱり特別な場所に満ちた場所なんですよ、きっと。そして虹は、多民族が互いにつながりあって新しい文化を創ってきたハワイを象徴する「架け橋」のようにも思えますね。
「ハワイ50選」の魅力を撮影 息を呑む自然の姿は圧巻
はい、ハワイの自然をたっぷりと。ワイキキビーチを撮影した時は、自分たちが乗ったカヌーで沖へ漕ぎ出し、船ごと波乗りをしながら、本当に楽しく撮影しました。カメラはちょっと濡れたけど(笑)。途中で雲が信じられないくらい美しく流れて感動しましたね。あと、マウイ島のラハイナの街も印象的でした。夕暮れの街並みと空、海のグラデーションはこれまで見たことがないほど美しくて、自然の中で人が生きてるんだなぁって実感しました。
---キラウエア火山の写真も迫力満点!
この時は、現地で夕方から暗くなるまでひとりで撮影したんです。見上げれば満点の星空。その下を真っ赤な溶岩が流れて、大自然の大きさに呆然としながらシャッターを押してました。基本的に、自然の写真を撮る時はひとりで行くことが多いんですよ。山や森の中へ入るときや、スピリチュアルな場所はとくにね。大数でガヤガヤ行ってしまうと神経が研ぎ澄まされないっていうか、大事なものを見過ごしてしまいそうな気がするんです。静けさの中で普段は聞こえない音や声を聞き、対話しながら撮影するよう心がけてます。
---その緊張感が魅力的な写真を生むんですね…。すごい!では逆に、ハワイでのオフタイムはどんな風に過ごされていますか?
僕はショッピングやおしゃれなレストランってあんまり興味がないんです(笑)。一番ゆったりできるのは「ポケをつまみにビール三昧」のスタイルですかね。そして、趣味のスラック・キー・ギターを弾いたらもう最高!ゆるい和音の音がたまらなく好きなんですけど、それがハワイの空気にマッチして心が溶けちゃう気分ですね。たまに、撮影時にもギターを持っていって、大自然の中で弾くんです。気持ちいいですよー。誰も聞いてないから、下手でも気にならないしね(笑)。
---最後に、今後のご予定を教えてください。
今、これまで撮り続けてきたハワイの写真をまとめて完結させる写真集作成の準備をしているんです。自然のディティールを切り取ったり、星や夜のシーンにこだわったり…。ハワイに対する僕の思いも書きたいと思っています。みなさんにも、ぜひ見ていただきたいですね。
インタビューを終えて
とても温かくやさしい雰囲気が印象的な高砂さん。
こんなお人柄だからこそ、ハワイの自然も心を開いてすてきな表情を見せるのかな…と感じてしまいました。これからのご活躍、そして新しいハワイ写真集の完成を私たちも楽しみにしています!
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※アロハストリート2010年春号に掲載した記事です。
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