シェフ17人が一夜限りのマンゴー料理対決!
あの料理の鉄人も登場! ハワイの名だたるシェフが作るマンゴー料理とは…?
公開日:2010.09.07
更新日:2017.06.14
去る8月27日(金)、18:00~21:30に、白い洋館風の外観が目を引くゴージャスホテル「モアナ・サーフライダー・ウェスティン・リゾート」で、「Tree to Table-A Mango Throw Down」が開催されました。「木からもぎたてのマンゴーがポンと投げ落とされたぞ! さてどう調理しようか」とおしゃれなネーミングがついたこのイベント、ハワイでも指折りの一流ホテル&レストランのシェフ17人が料理の腕を互いに競い合い、それぞれが考案した創作料理を料理の鉄人・森本正治さんと一般客が試食・採点するシステム。なんともぜいたくでおいしいイベントですよね。ハワイに長期滞在している人でも、なかなかこんなチャンスはないそうです。当日の会場はきらびやかな服に包まれた紳士、淑女で溢れていました。
イベントは、ホールやテラスなど3カ所で行われていて、それぞれの場所で生バンド演奏などが楽しめます。自由に会場を回りながら試食をするのですが、ブースの様子はこんな感じ。こちらは、第一位に輝いたシェフのブレット ビラーミアさん属する「ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ・ビーチ・リゾート&スパ」のレストラン「バリ・ステーキ&シーフード」ブースの様子。並べられた試食用の小皿やマンゴー&テキーラカクテルがきれいにディスプレイされていて、とってもおしゃれですよね~。
出てきた料理は、油で炒めて蒸した豚バラ肉にバナナの葉で蒸したマンゴーを添えたもので、ジューシーなお肉と甘さを控えたマンゴーの相性が抜群でした。
投票用紙はエントリーの際に配られるのですが、1つ1つ試食をしながら5段階評価をしていきます。食べるほうも真剣なまなざしです。
最初の方は、まだまだ食べ足りないと思っていた小皿料理も、数をこなしていくうちに、お腹がだんだんいっぱいに。一緒に取材に行った編集部のキッシーと1皿を半分こにして食べていたのに、3分の2を超えたところで、お腹もなかなかいい感じになってきました。
シェフ17人の料理全部をご紹介したいところですが、残念ながらすべてお見せするのは難しいので、同票1位に輝いた4つの料理のうち、残りの3つをご紹介しましょう。
こちらがシェフのライアン・ルーさん率いる「シェラトン・ワイキキ・ホテル」のレストラン「ツイスト・アット・ハノハノ」の一皿。一見すると、どこにマンゴーが入っているの? と疑問を感じるかもしれませんが、パッションフルーツやココナッツカレーと混ざり合い、複雑な味わいをかもし出しています。
人気シェフのロイ・ヤマグチさんがプロデュースする、行列のできる「ロイズ・レストラン」では、シェフのジェイソン・ピールさんが代表でエントリーしました。お寿司に見立てたこちらの料理ですが、塩味のきいたマンゴー豚バラにぎりが日本人にはなんとも新鮮! アワビのコンソメスープもぜいたくです。
オリエンタル料理を得意とする「アラン・ウォンズ・レストラン」もポークで勝負をかけます。フローズン・マンゴーソースが決めての一品です。
さらに今回デザート賞を獲得したレストラン「ヒロシ・ユーラシアン・タパス」のシェフのフクイ・ヒロシさんの創作マンゴー・パンナコッタとマンゴーアイスのデザート。王道というべきか、まさにマンゴーが主役の一品で、私の中で今回ナンバーワンの1品。2皿分平らげ、幸せ~な気持ちに浸ることができました。
シェフ兼オーナーのヒロシさん。ハワイ通ならこの名を知らぬものはいないという有名人です。
そうしていつしか夜も更け、いよいよ待ちに待った結果発表の時がやってきました! ホテルのテラスでは、グラミー賞にノミネートされたこともある、コンテンポラリー・ハワイアン「ヘンリーカポノ」さんの生演奏が披露され、みんなのテンションも最高潮に。そこで、料理の鉄人・森本さんがステージに登場し、発表とトロフィーの贈呈が行われました。ドキドキの採点結果は、同等1位獲得が4名となったため、ジャンケン対決に。森本正治さんによるスピーチでは、最後になぜかカラオケが披露され、演歌「北の漁場」と「兄弟船」の2曲をたっぷりと歌い上げてフィナーレとなりました。
今回参加できなかった皆さんも、ご紹介した17人の有名シェフの味をぜひとも食べてみたいという人は、各レストランへ足を運んでくださいね!
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