小さな地球から星を見るお話 Part2
夜星を見るときには、懐中電灯、毛布かござ、温かいジャケット、温かい飲み物、チョコレートやサンドウィッチをお忘れなく。
公開日:2010.10.05
更新日:2017.06.14
夜星を見るときにまずは必要な物:懐中電灯、毛布かござ(座るため)、温かいジャケット(ハワイの真夏でも夜は寒くなるから)、温かい飲み物、チョコレートやサンドウィッチ。流れ星を長く見るつもりでいるなら、枕もおすすめです。夜空の写真を撮りたいなら、ついでにこれが必要です:カメラ(シャッターが長く開けるタイプ。フォーカスがマニュアルの方が楽です)、トライポッド(三脚)。シャッターを閉めるリモートがあればかなり楽です、無ければカメラをタイマー設定にして、シャッターを押してからカメラを触らなければ良い写真が撮れると思います。
今回は自分の車で行きます。(星見ツアーに参加していない方はレンタカーが必要です)。夜になってから、ワイキキを出て東のマカプウ灯台に向かいます。月明かりがある時に良い写真が撮れますが、見える星は少ないです。ちなみに月を見て、だいたい北や西がわかります。そして満月になって行くかどうかも分かります。
まずは月は東から登り、西に沈みます(太陽と一緒)。月の丸くなっているほうが太陽の沈んだ方に向かっていると満月になっていきます。ついでにその向きは西で、90°右に回りますと、だいたい北が分かります。
オアフ島からぎりぎり北極星と南十字星が同時に見えるのは、一年の中で冬と春だけです。 北極星はオアフ島から一年中見えます。曇っていない夜には、数えきれないぐらい星が多いです! 昔のハワイの人は星を見て、水平線から上がる位置によって地球の緯度や経度が分かり、他の島へ渡ることができました。
夏のハワイの空のまん上には アークトゥルス星(ハワイ語でホクレアで、意味は喜びの星です)があります。大昔、太平洋を渡る時にこのホクレア星を見つけて、ハワイへの道が分かり、船に乗っていた人は喜んだでしょう。
この星は中国や日本では大角星と呼ばれ、空にある星の中で4番目に明るい星です。ちなみに私たちの太陽よりも180倍強い光を反射しています。
小さな地球から星を見るお話 PART3へ続く。
※このコラムは、アロハストリート2010年夏号に掲載された「サムとマカのホロホロおでかけ隊/第6回 小さな地球から星を見るお話」の全編レポート(ほぼ原文まま)です。ウエブサイトでは、3回にわけて全文を掲載します。
【サムとマカのホロホロおでかけ隊 バックナンバー】
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