アロハ!ユカリンです。
実は私の息子たちは、歴史が大好き。中でもグランパが第2次世界大戦時にパイロットだったということもあり、戦闘機には興味津々。フォード・アイランドにある飛行機の博物館で、戦闘機のシミュレーション体験ができると聞き、親子ででかけてきました!
第2次世界大戦はこの場所から始まった
今回私たちが行ったのは、真珠湾に浮かぶ島、フォード・アイランドにある太平洋航空博物館 パールハーバー。英語名を「Pacific Aviation Museum Pearl Harbor」と言います。博物館は真珠湾攻撃があった当時、実際に使われていた格納庫を改造して誕生しました。
館内には貴重な展示品をはじめ、実際に真珠湾攻撃を体験した軍関係者の証言や、攻撃のようすを映像で綴るドキュメンタリー、衛星写真、実際に使用された航空機を見学することができます。
展示品の説明は日英両語でありますが、今回はより詳しく知りたいので、日本語による飛行士ツアー(ガイドツアー)に参加しました。このツアーに参加すると、博物館に展示してあるすべてを詳細に説明してもらえるほか、ガイドの小池さんがお客さんの興味のあることに合わせて、いろんなことを教えてくれるんです。まるで飛行機博士のような小池さんのお話は、一聞の価値あり!ですよ。
飛行士ツアーに参加すると、メイン博物館のある格納庫37と海軍大尉テッド・シーリー復元工房のある格納庫79への見学も含まれています。ここがまたすごいのなんのって!
ユカリンが選んだ、これはすごい!ベスト3
これは格納庫79のガラス窓。1941年の真珠湾攻撃の時、日本軍の攻撃で出来た弾痕がこんな風に今でも残されています。この格納庫は1938年に作られ始め、1941年に真珠湾攻撃を受けます。そして1942年に建物は完成したのですが、1945年に歴史的建造物に指定されたため修復など一切できなくなったのでした。
ジョン・スターリングさんは、このパイロット訓練用の飛行機「ノースアメリカン SNJ-T6 テキサン」のオーナー(写真中央)。格納庫79に様々な戦争で活躍し、引退した飛行機を整備して、展示することを考案したのもこの方です。今回は特別に飛行機に乗せてもらうことができました(※本来は残念ながら乗れません)!
格納庫に保管されている飛行機にはオイル漏れをしているのが何機かあったのですが、それは「今すぐにでも飛べる!」ということなんですって。日本人的な感覚だと、オイル漏れ?危険!と思ってしまいますが、アメリカ人はオイルが漏れている=すぐにでも飛べる!と思うんだそうです。面白いですね。
ガダルカナル上空で戦う戦闘機の操縦体験ができるフライトシュミレーション。日本人としてはちょっと...と思うところもありますが、息子たちは飛行機の操縦が思っていた以上に難しいことにびっくりしていました。当たり前ですが、普段やりなれているゲームとはやっぱりずいぶんと違うようです。
館内にはハンバーガーやポテト、サンドイッチやサラダ、ホットドッグのほか、バーベキューリブなどの日替わりメニューが楽しめる「ラニアケアカフェ」があるほか、ギフトショップもあります。見学の記念やおみやげにも喜ばれそうな、レアなアイテムがたくさんそろっていますよ~。
「ハワイに来たらぜひ歴史の1ページがそのまま残る博物館へいらしてください。日本語でわかりやすくガイドをいたします。子どもたちの自由研究のテーマにもおすすめですよ」と、飛行士ツアーの日本語ガイド、小池さんからメッセージをいただきました。
フォード・アイランドには今回お邪魔した太平洋航空博物館のほかにも戦艦アリゾナメモリアル、USSボーフィン潜水艦博物館公園、戦艦ミズーリメモリアル、戦艦オクラホマメモリアルなど、大人はもちろん、子どもも貴重な体験ができるアトラクションがあるので、ぜひ足を運んでみてくださいね!
Pacific Aviation Museum Pearl Harbor
[エリア] パールハーバー
[アクセス] パールハーバーのビジターセンター(アリゾナメモリアルそば)入館チケットを購入後、直通シャトルを利用。
[電話] 808-441-1000
[入館料] 大人:$20、子ども(4~12歳):$10
※飛行士ツアーの参加には別途料金が必要です(大人、子どもともに$10)。
※日本語の飛行士ツアーは事前の予約をおすすめします。ツアー実施時間:10:00~15:30、ツアー所要時間:1時間半~2時間(希望に応じて調整可)
[開館時間] 9:00~17:00(チケット発券:8:00~16:00)
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