ここのところのブームも手伝ってランニングばかりご紹介している気がしますが、自転車やサイクリングに興味のあるハワイファンの皆さんに是非ともご紹介したいイベントが2つあります。今年は4月10日に開催され、初心者もベテランも楽しめる「ハレイワ・メトリック・センチュリーライド2011」と、8月6日＆7日にカウアイ島で開催される「パラダイスライド・カウアイ2011」です。

　気軽なファンライドで一番有名なものは、9月25日に開催予定の「ホノルル・センチュリーライド」。総勢2,200名の参加者のうち、日本からは約1,000名ものサイクリストが参加するハワイ最大のサイクリング・イベントです。今年も例年どおり4月からエントリーが開始されます。

　そして、その兄弟分としてぜひご紹介したいのが、今年4月10日に開催される「ハレイワ・メトリック・センチュリーライド」。「メトリック」とはメートル法のことで、25K、50K、100Kのコースから自分にあった距離を選ぶことができます。ホノルル・センチュリー・ライドは「マイル」単位ですが、ハレイワ・メトリック・センチュリーライドは「キロメートル」で距離を表します。ホノルル・センチュリーライドの100マイルは160キロなので、ハレイワの大会の100キロの方が短いことになります。またこの大会はタイムを競うレースではなく（もちろん仲間内で競っている人もいますが）、誰もが楽しみながら参加することができるファン・ライド。毎年800人前後集まる参加者の年齢層は、子どもから大人までと幅広く、いろいろな世代のサイクリストがチャレンジしています。折り返し地点はスワンジー・ビーチパークというホノルル・センチュリーライドと同じ折り返し場所で、その先にある美しいオアフ島北ルートを走るコースです。

　残念ながら日本向けにはまだほとんどPRされていないため、日本でのこのイベントの知名度はまだ低いのが現状です。また、出発地点がノースショアなので、日本からの参加者にとっては、非常に不便なイベントということもあるようです。そんな不便さを解消するため、スポナビハワイでは、3つのパターンのスポナビアシストを作りました。

①日本語エントリー代行のみ （レンタカーなどで行ける方はこちらが便利です）
②日本語エントリー代行+送迎（参加者と自転車）
③日本語エントリー代行＋送迎＋レンタルバイク

　ご自分に合ったプランをお選びいただき、気軽にご参加いただけるようになりましたので、ハワイの新しいサイクリング・イベントにぜひ参加してみてはいかがですか？

　また、少人数のアットホームさではこのイベントに勝るものはないと思われるサイクリング・イベントが「パラダイス・ライド・カウアイ2011」。カウアイ島で毎年開催される数少ないサイクリング・イベントのひとつで、毎回70名ぐらいの参加者に対し、100名以上のボランティアがサポートするチャリティーライドです。とてもカウアイ島らしく、アメリカらしいイベントでもあります。

　初日はカウアイ島の南回り、2日目は北回りで、2日間かけて島をほぼ一周するコースになっています。距離は1日だいたい60カウアイ・マイルといういい加減な表現をしていますが、まともに走れば90キロ。途中でやめたければ折り返し地点でギブアップもOKというゆる〜い大会でもあるのです。

　南回りは、山の間を抜けながら南のリゾート地ポイプまで行きますが、コース途中の高台にあるゴルフコースや、海岸沿いを走るコースからの眺望は、カウアイ島がハワイで一番古くて美しい島と呼ばれるにふさわしいものです。2日目の北回りはナアイナ・カイ・ボタニカル・ガーデンまで行って帰るコースです。山間部を走るオプショナルのコースも選べるので、レベルに合わせて満足できるのが特徴です。このイベントのエントリー料金は、なんと3食ｘ2日間の食事込み。集合場所でゆったりと食事をしてから出発する、のどかなイベントです。

　このイベントは、エイズ患者のためのチャリティー・イベントでもあり、一昨年から参加者には250ドル以上の寄付が求められることになりました。日本にはまだあまり浸透していませんが、アメリカではスポーツ大会がチャリティー・イベントを兼ねるのはごく一般的。美しい景色の中でのライドを楽しみながら、チャリティーの意義についても考えてみたいところです。

　スポナビハワイでは、ハワイらしい楽しさを満喫できるファンライドを皆さんとご一緒にエンジョイしたいと思います。

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